静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

乗船実習の裏話2

2017年12月26日 10時59分14秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/

昨日もご案内した入学願書に必要な書類についてです。
中学、高校を卒業して何年かすると調査書がもらえなくなります。
その場合は、代わりに履歴書を提出してもらえればOKです。
よろしくお願いします。

さて、生徒は冬休み期間中。
詳しくお伝えできなかった乗船実習の様子を、引率した職員が撮り貯めた写真を使って紹介しています。

駿河湾を出た実習船やいづ。
例年は鹿児島に一直線ですが、今年は瀬戸内海ルートになりました。
和歌山市と淡路島の海峡、友ヶ島水道を通過します。

航海専攻の生徒は朝からデッキ磨きです。

専攻科生は乗船実習中も授業があります。
機関専攻の生徒が参加させてもらいました。

瀬戸内海にはいれば海も穏やか。
食も進みます。

明石海峡、瀬戸大橋を通過。
船の通行量が多い海域を経験させるのが目的でしたが、たまたま船は少なかったようです。

途中、伯方島沖で停泊。
翌朝、抜錨して出発。

大分県の愛媛県に挟まれた豊後水道を通過して、鹿児島に向かいます。

お腹のすいた生徒はラーメンを食べる余裕?もありました。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
1月は見学会を行わない予定です。ご希望の日をご相談ください。

 園長のつぶやき
漁船が瀬戸内海を通ることはまずありません。
沿岸漁業でも遠洋漁業でも、基地にしている港、あるいは水揚げ港と漁場のピストン往復です。

例外がマグロ延縄(はえなわ)。
特に遠洋マグロ延縄は半年から1年の航海になりますが、その代わり外国の港に寄港します。
オーストラリアのホバート、南アフリカのケープタウンなどなど。
これが楽しみたくて、マグロ延縄を希望する生徒がいます。
かつてのように大金を稼げなくなったマグロ延縄ですが、世界各国に行く魅力は変わりません。
加えて、ちょっと怪しい人が金を稼ぎに乗ることもなくなりました。
ただ10mの荒波で操業することが珍しくないので、厳しい環境であることも変わりません。

残念ながら、乗船実習ではマグロ延縄の楽しさ、大変さを経験することはできません。
でも学園ではマグロ延縄で使う技術も教えます。
世界の海でマグロを捕りたい人!
待っていますよ。

コメント
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