静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

乗船実習の裏話1

2017年12月25日 10時46分17秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/

最初に入学希望者にご案内。
入学願書に必要な書類についてです。
ホームページに「新卒者は出身校の調査書があれば履歴書は不要」とあります。
これは、「社会人の方などで調査書が提出できない人は履歴書を出してください」という意味です。
分かりにくくてごめんなさい。
中学、高校を卒業して何年かたつと調査書をもらえなくなります。
その場合は、代わりに履歴書を提出してもらえればOKです。
よろしくお願いします。

さて、2学期が終了し、しばらく生徒のいない学園となっています。
このブログの主役は生徒たち。
...ってことは、ブログのネタがありません。
(長期の休みは、ブログを書くのも苦労するんですよ!)
そこで、詳しくお伝えできなかった乗船実習の様子を、引率した職員が撮り貯めた写真を使って紹介していきますね。

まずは出航式の当日。
午前中に実習船やいづの船内で専攻科生との対面式がありました。
初めて顔を合わせる水産高校の生徒にドキドキです。

出航すると、さっそく機関当直、航海当直です。
まだ、湾内にいたので、みんな元気。


そして駿河湾をでて、夕食。
食べてない生徒もちらほら...

で夕食後は、多くの生徒がダウン。

まあ、仕方ないですね。
船酔いを経験し、克服(こくふく)するのが乗船実習です。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
1月は日を決めた見学会を行わない予定です。ご希望の日をご相談ください。

 園長のつぶやき
入学試験の願書受付も一ヶ月後に迫ってきました。
今年は何人来てくれるのかな?本当に予想がつかないんです。
・・・また定員割れだったら園長クビですよ。
まあ、それで有能な園長と替わるんなら世の中のためですね。

さて、歴代園長の多くは、学園職員の経験者です。
でもなかには、私のように初めて学園に来る園長もいます。

経験者は、最初からフルスピードで仕事ができます。
私のような未経験者だと、そうは行きません。
学園のことを知るのに時間がかかるし、ベテラン職員との考え、価値観の違いも出てきます。
でも、デメリットだけではありません。
未経験だからこそ、過去にとらわれず現在、未来をできることができます。

同じことが、学園の生徒にも言えると思います。
かつての学園生は、漁村出身で漁師の子どもがほとんど
漁船や漁師のことを知っていました。
漁村出身だと、漁師という職業は当たり前すぎて平凡に見えます。

今は、ほとんどの生徒が都市部の出身。漁村出身者は一人いるかどうか
漁業のことを知らない代わりに、漁師に対するネガティブ(否定的)な見方がありません。
今の生徒は素直に「漁師がカッコイイ」と思うことができます
これは良いことだと思います。
ただし!漁師の苦労を知らないことも事実。
学園の1年は漁師の苦労を乗り越えるためにあります。
学園でいろいろな資格を取ることができます。
でも、漁師になってからでも資格は取れないことはありません。
だからといって、安易に漁船に乗れば「資格云々(うんぬん)」するほど続かないのが現実です。
そうならないように準備をするのが学園の1年間です。

コメント
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