静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

乗船実習も帰路につきました

2017年12月14日 13時10分57秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/
12月16,17日の見学会は、ホームページと漁師.jpでご案内しています。
別の日の見学は、園長にご相談ください。なるべくご要望に応じますよ。

乗船実習はカツオ一本釣りを行う漁場調査が終了し、寄港地の沖縄に進路を取っています。
船上では片付け、掃除です。
明日のブログでは沖縄上陸の様子をご紹介する予定です。

【水産高校専攻科生の主直日誌】
12月11日
今日は強い風の中、実習生と乗組員で操業の片付けと船洗いをしました。
午前は船首と船尾のスタンション(柵の支柱)を設置するなど、漁具の片付けと魚艙の掃除をしました。
午後は船洗いを行った後、ブリッジの航海計器類に積もったほこりを落としたり、普段から利用している教室や通路、居室の清掃を行いました。
2週間の操業でこんなに汚れるものだと、改めて思い知らされました。
これからも本船にお世話になるので、さらに掃除や勉学に励みたいと思います。
いよいよ明日は那覇港入港です。
私は修学旅行を含め沖縄は3回目なのでまだ行ったことのない土地へ行き、その地の歴史や文化に触れ、自分の中の見聞を広めたいと思っています。
また、久しぶりの陸なのであまりはめを外し過ぎないよう注意もしていきたいです。

水産高校の引率教員の報告は
12月11日
北日本を中心に大きな等圧線が天気図に描かれていた。
本日、一日凪悪く、波に立てながら、甲板作業(漁具片付け)を行った。現在は低速で航行している。
喜屋武岬(きゃんみさき)を06:52に変針、予定通り08:30頃の入港となるであろう。
生徒の気持ちはすでに那覇で、至って良好である。


学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp


 園長のつぶやき
今週は月、火と休んだ私ですが、まだ消化の良いモノしか食べることが出来ません。
ふつうの食事が出来るありがたさを思う訳です。

さて、長い漁にでた漁師は帰港のたびに上陸のうれしさを味わいます。
非日常に身を置くことで、日常の幸せ、ありがたさを実感するんですね。

ただし、海での生活はつらいことばかりではありません。
魚を捕り、満天の星空を見る。
陸上で仕事をする人にはない、非日常の喜びがあります。
とは言っても、漁師になったばかりではつらいことがはるかに多くなるのも事実。
学園での1年は乗船実習も含めてつらいことがあります。
でも、それは実際に初めて漁船に乗るときと比べたらはるかに小さいモノです。

学園の生徒も、乗船実習であらためて、このことに気がつきます。

コメント
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