静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

遠洋航海実習の下船式

2019年12月20日 08時45分01秒 | R1遠洋航海実習

遠洋航海実習も下船日を迎えました。
学園からバスで実習船に移動です。
まずは船内の掃除。
船内も甲板もきれいにします。

そして、下船式。

船長から海技士試験の勉強をがんばるように激励(げきれい)がありました。

生徒代表で中村勇也くんが、お世話になった方にお礼の言葉を述べました。

最後に専攻科生徒とお別れをしました。

学園に戻ってカッパを洗い、実習が終了です。

学科試験のないAO式入試を追加実施します。
本日の消印有効です。
間に合わない方、まだ高校卒業出ない方は一般入試を受験してください。
12月23日から願書受付開始です。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/recruit.html

静岡県立漁業学園
漁師になりたいと思った方は、まずは電話、Eメールでご相談ください。
私がどんな質問にもお答えしますよ!
もちろん、ムリに入学をお勧めすることもありませんので、ご安心を!
電話 054-627-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
学園の見学は随時(ずいじ)、受け付けています。
詳しくは学園ホームページをこちらをご覧ください。
できれば授業や実習の見学できる、平日の見学がおすすめです。
平日の見学は園長にご相談ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/h30kengaku.html

 園長のつぶやき
小学生の職業人気トップはユーチューバーだそうです。
Youtubeには誰でも簡単に動画を載せることができます。
ユーチューバーには誰でもなれるわけではなく、プロでやっていけるのはごくわずかです。

さて、魚は誰でも釣ることができます。
だから誰でも漁師としてやっていけると言うと、簡単ではありません。
漫画家やプロスポーツ選手も同じですけど、資格がいらない仕事ほど実力が求められる厳しい世界です。

漁師も小型漁船なら簡単に取れる小型船舶操縦士免許で船長ができます。
しかし、大型漁船では取得に最低3年必要な海技士資格がないと役職になれません。
海技士資格がある人は一等航海士、船長になり稼ぎも増えます。
資格で勝負する大型漁船と、実力だけの小型漁船。どちらを選びます?

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水揚げと機関の清掃

2019年12月19日 10時20分01秒 | R1遠洋航海実習

今回は写真が多いです・・・
帰港した実習船やいづ。
漁獲したカツオの水揚げを行いました。
まだ暗い早朝からの作業です。

魚槽(冷蔵庫)に入る生徒は完全防寒です。

今年は魚が少なかったので、船を市場に横付けしませんでした。
漁協のトラックが船まできてくれて、そこに手作業で運びます。

水揚げが終わると機関場の掃除です。
機関士の指示を受けて、念入りにきれいにします。
これも貴重な勉強。

そして居室を片付け、ゴミ出し。
下船式はまだですが、もう船に泊まることはないので、荷物を学園に運びました。

そうそう、学園に残っていた職員一人一人に生徒がお土産をくれました。

どうもありがとう。

学科試験のないAO式入試を追加実施します。
願書は今週末が締め切りです!
間に合わない!って人はご相談ください。
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 園長のつぶやき
生徒の評価で「漁師になるために生まれたような」と言うことがあります。
私が園長になってから、一人だけです。
この人たちが学園の優等生か?っていうと、違ったりするんですよ。
遠洋航海実習でも、すべての作業が「楽しくてしょうがない」って思えるような人です。
学園の授業でも、こんなに生き生きやってくれれば良いのに・・・って思うほどです。

これは、遠洋航海実習に行くからこそ分かることです。
長い実習で、いろんなことをすると、その人の「素」が出てくるんでしょう。
そして、今年は二人目の「漁師になるために生まれたような」生徒が現れました。

一人目の人と同じく、彼も遠洋マグロはえ縄漁船を希望しています。
現場でこそ、その才能が開花される人材です。

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遠洋航海実習12月16日 実習船が焼津に帰港 

2019年12月18日 09時43分25秒 | R1遠洋航海実習

今週の月曜日に、予定取り実習船やいづは帰港しました。
遠洋航海実習の主直日誌をご紹介するのも最終回となりました。

最終回は神奈川県出身の浅井くんです。
「0900に焼津に着岸しました。私は左舷班だったので、ともでレッドを投げる担当になりました。沖縄入港のときに見た一等機関士の投げ方を真似して投げたらとても投げ易かったです。乗船実習はまだ終わっていませんが、しばらくは船酔いとおさらばできるので嬉しいです。また、私はカツオ船希望なので、この航海を通して改善する所やなれなくてはいけない事が明らかになり、とても良い経験をすることが出来ました。着岸が終わったあとは、焼津という素晴らしい街を歩きました。駅近くの黒潮温泉に寄ったのですが、とても良いところでした。帰り道では、焼津駅のイルミネーションを見ることが出来ました。
焼津の良さを、改めて感じる一日となりました。」

写真は朝の整列。
この日は五時の記章でした。
一番左で手を上げているのが浅井くんです。

動画にて、着岸の様子です。

生徒たちは船首と船尾に分かれて、着岸作業をしました。

全員元気に帰ってきましたよ!!学科試験のないAO式入試を追加実施します。
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 園長のつぶやき
12月15日の静岡新聞でA4サイズほどの紙面を割いていただき、学園の紹介記事がありました。
その記事の中で「漁師を希望する人は潜在的に多い」とお話ししています。
これ、本当ですよ。
でも、残念ながら現実は、漁師になりたくても「どうすればよいか分からない」から、多くの若者が夢を捨てています。

漁師以外の職人的な仕事、専門業務でも、「どうしたら、なれるの?」という仕事はたくさんあります。
そのとき、どうするか?
あきらめないで、自分から動くことが大切です。

「周りの人がそうだから」という理由で、高校、大学に行き、その先も同様にサラリーマンになる。
それが悪くはありません。
でも、もっと自分らしい生き方もあるかもしれませんよ!

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遠洋航海実習 12月15日

2019年12月17日 09時24分16秒 | R1遠洋航海実習

遠洋航海実習での主直日誌のご紹介も、明日が最終回。
今回は、焼津漁港に向かっている生徒の様子です。

12月15日の主直は静岡市出身の小林くん。
この日にやったのは
 専攻科生に対するロープワーク・刺し継ぎの説明、真鍮磨き
です。
「今日は、専攻科生に教えながらロープワークと刺し継ぎをやりました。ロープワークは17種類、刺し継ぎは3種類やりました。ロープワークは始まる前に分からないのを二種類ほど瀧本さんに教えてもらい、専攻科生に教える時、問題なく教えることが出来ました。専攻科生の方もちょくちょく知っているのがあったみたいで何個かは自分でやっていて、感心しました。ロープワークを教えた後、今度は刺し継ぎです。自分は、刺し継ぎは正直自信が無かったので主に瀧本さんが専攻科生に教えてくれて、自分も記憶をふりしぼって所々教えました。明日にはもう焼津に到着します。専攻科生とももうじきお別れです。また新しく専攻科生との思い出が作れて、本当に嬉しく思います。そして親に早く会って、土産話をしたいと思います。焼津が楽しみです。」

写真右が小林くん。
乗船前にカゼを引いて、出航前の碇泊実習に二日ほど参加できませんでした。
乗船中も船酔いに苦労したようです。
無事に実習を乗りきってくれて良かった。



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 園長のつぶやき
先週、中学3年生の学園見学がありました。
高校を受験するようで、学園は受験するか決まってないようです。
中学生の見学者に私からアドバイスをするのは
「進学する学校はよく考えて自分で決めること。そして、卒業までがんばること」
です。
高校を卒業してから学園に来る方法もありますが、自分の糧(かて)にならない高校生活では無意味です。
今年の見学者は見るからに「親に頼りきっている」感じがします。
私が質問しても、横にいる親にボソボソ話すんです。いやはや・・・
高校だろうが、学園だろうが、自分の道は自分で決める自覚が必要です。
それが社会人になるための第一歩ではないでしょうか。

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遠洋航海実習 12月13日~12月14日

2019年12月16日 09時56分37秒 | R1遠洋航海実習

遠洋航海実習の様子を、実習船やいづからメール送信される日誌と写真でご紹介します。
実習船は今朝、九時に予定どおり焼津に入港しました。
みんな元気ですよ。
ブログの方はちょっと戻って那覇出港からです。

12月13日の主直は東京都出身の齋藤くん。
この日にやったのは
 那覇出港.タンツー.六分儀.自習
です。
「今日、那覇港を出港しました。4日ぶりに船が動くので船酔いをするか心配でしたが大丈夫でした、出港してすぐにタンツーが始まりました。久しぶりにタンツーをやってすごく疲れました。ただ自分がやっていた場所がしっかりと磨けてなくてまだ綺麗になっていなかったので、また明日やり直すことになりました。タンツーが終わってお昼ご飯を食べました。お昼ご飯ではラーメンを食べて美味しかったです。お昼ごはんを食べた後に専攻科生の人に六分儀を使って太陽の角度を測定する方法を教えてもらいました。そのあとに自習をして刺し継ぎをして、3本バックと3本ショートとアイスプライスをやりました。
久しぶりにやったので作るのに時間がかかりました。また乗船実習も残り少しなので頑張って行きたいです。」

那覇から焼津へ帰る途中で専攻科生と刺し継ぎを行うもの、毎年恒例です。
楽しい時間だったと思います。
手前側で六分儀を使っているのが齋藤くんです。



12月14日の主直は富士宮市の朝比奈くん。
遠洋実習中、一番元気だったそうです。
この日にやったのは
 タンツー・船洗い・救命胴衣洗い
です。
「今日は、まずタンツーをやりました。ラストタンツーでした。デッキは、皆が今まで磨いてきたので自分達が乗ってきたときよりも綺麗になったと思います。
 そして、今日のメインは、一ヶ月間お世話になった船の船体洗いでした。自分は船首の一番先と左舷を洗いました。心を込めて洗ったので船も嬉しそうに見えました。
 実習が始まる前は、一ヶ月は長いと思っていました。ですが、あっという間にもうあと二日まで迫っています。今は、ただただ釣りがしたいです。
 残り少ないので船と乗組員さん、専攻科の皆さん、先生方、そして一緒に生活してきた仲間達に感謝をしながら、残り少ない船内生活を過したいです。」

写真中央が朝比奈くん。実習で一番頑張った一人です。



学科試験のないAO式入試を追加実施します。願書締切が迫っています。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/recruit.html

静岡県立漁業学園
漁師になりたいと思った方は、まずは電話、Eメールでご相談ください。
私がどんな質問にもお答えしますよ!
もちろん、ムリに入学をお勧めすることもありませんので、ご安心を!
電話 054-627-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
学園の見学は随時(ずいじ)、受け付けています。
詳しくは学園ホームページをこちらをご覧ください。
できれば授業や実習の見学できる、平日の見学がおすすめです。
平日の見学は園長にご相談ください。
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 園長のつぶやき
先週、ある卒業生が学園に来てくれました。
彼は本人が希望した業種の船に就職したんです。
残念ながらうまくいかず船を降り、学園で別の業種の漁船を紹介しました。
「今度の船では、うまくいきそうです」
と伝えに来てくれたんですね。

学園の職員は、本人の適性を見て仕事を考えます。
そうは言っても、残念ながら「100%うまくいく」とはなりません。
でも、本人が漁師を続けたいなら学園はずっとバックアップをします。
せっかく一年かけて育てた人材が、漁師を辞めるのは残念ですからね!

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