静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

遠洋航海実習 12月11日~12月12日

2019年12月13日 09時01分24秒 | R1遠洋航海実習

遠洋航海実習の様子を、実習船やいづからメール送信される日誌と写真でご紹介します。
生徒たちは沖縄を満喫(まんきつ)したようです。

12月11日の主直は沼津市出身の坂上くん。
この日にやったのは
 沖縄上陸研修1日目
です。
「今日は、みんなで選んだCコースの旅に朝5時30分起床で出発しました。
琉球村~万座毛~昼食~美ら海水族館~ナゴパイナップルパーク~国際通り
といった一日を過ごしました。昼食はホテルゆなふーのレストランでいただきました。
このホテルはプロ野球の日本ハムファイターズのキャンプの宿泊施設です。バイキングでおいしくいただきました。
そのあと少し移動しツアーのメインでもあり皆が一番楽しみにしていた美ら海水族館に行きました。ジンベイザメやジャイアントマンタなど珍しい生き物をたくさん見ました。二日連続の国際通りでは、沖縄ならではの食べ物を沢山食べお腹がぱんぱんです。
明日はアメリカンビレッジに行こうと思ってます。残り短い遠洋航海実習ですが楽しく怪我無く頑張りたいです。」

写真の左から四番目が坂上くんです。



12月12日の主直は鹿児島県出身の荒川くん。
この日にやったのは
 沖縄上陸研修2日目(漁具の片付け、自由時間(釣り、観光))
です。
「今日、川で釣りをしました。川ではボラを3匹釣りました。
国際通りでは、Tシャツを作りました。そこでは、自分だけのTシャツが作れるので楽しかったです。しかも、そこには3日間連続で行ったので安くしてくれました。また、沖縄最終日だったので、自分の食べたい物を食べてきました。
その後、首里城を見てきました。跡地は、残酷な気持ちになりました。それでも、地元の人はみんな元気に対応してくれました。燃えたのは、残念なことだけどこれからも頑張って欲しいです。
帰りにYOUTUBERに動画を撮られました。でも、沖縄でよい思い出ができました。」

矢印が荒川くんです。



学科試験のないAO式入試を追加実施します。願書は来週から受付ですよ。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/recruit.html

静岡県立漁業学園
漁師になりたいと思った方は、まずは電話、Eメールでご相談ください。
私がどんな質問にもお答えしますよ!
もちろん、ムリに入学をお勧めすることもありませんので、ご安心を!
電話 054-627-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
学園の見学は随時(ずいじ)、受け付けています。
詳しくは学園ホームページをこちらをご覧ください。
できれば授業や実習の見学できる、平日の見学がおすすめです。
平日の見学は園長にご相談ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/h30kengaku.html

 園長のつぶやき
高学歴あるいは知能指数が優れている人が社会で活躍するか・・・というと、必ずしもそうなりません。
能力を仕事に活かすためには、周りの人とうまくやっていくことが大前提です。
頭が良い人でも、この大前提で?(バツ)な人はいます。
むしろ、比率は多いのかもしれません。
知能の高い人は、他の人のやることが低レベルに見えるのかも?

漁師になるなら、仲間のために行動できるかが最優先で問われます。
頭が良くても、すぐに行動できないなら現場の作業者として失格です。

知能の高い人は漁師に向いていない・・・ってことではありません。が、
少なくとも漁業の現場では、中学や高校などの評価とは別のモノサシで優秀かどうかが判断されます。
仲間のために苦労を惜しまない人は漁師に向いていますよ!

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遠洋航海実習 12月10日

2019年12月12日 09時14分50秒 | R1遠洋航海実習

遠洋航海実習の様子を、実習船やいづからメール送信される日誌と写真でご紹介します。
実習船は沖縄県の那覇につきました。

12月10日の主直は沼津市出身の石丸くん。
この日にやったのは
 那覇新港(安謝新港)入港、沖縄上陸研修
です。
「今日は、那覇新港に入港をして鹿児島港を出航してから2週間ぶりに陸に上がりました。陸に上がった時にもうすぐ遠洋実習が終わると思うと時間が経つのが早いなと思いました。那覇に来て最初に思った事は、炭酸飲料が飲みたいなと思いました。そして久しぶりに飲んだコーラは美味いなと思いました。
那覇の街並みは、静岡県とは、全く違って本当に日本にいるのかと錯覚してしまう程でした。市場では沖縄らしい魚や甲殻類などが売っていて見ていて楽しかったです。海ブドウを久しぶりに食べたらまあまあ美味しかったです。
今回の沖縄の上陸研修では、沖縄らしいお土産をたくさん買いたいので明日の上陸研修ではいろんなお店を回りたいです。」

那覇でのお楽しみの一つが、お土産を購入すること。
島内観光を含めて、良い思い出を作ってください。
写真2列目、左から5番目が石丸くん。



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 園長のつぶやき
船上生活をして、陸のことが恋しくなります。
それは、漁師になることのデメリットでしょうか?

私達は便利な環境で暮らしていますが、それを感謝することはありません。
船では不自由なこともありますが、だからこそコーラを飲むことにも感動することができます。
大げさに言えば、現代人の生活を見つめ直すことができます。

また、良くも悪くも、船は小さな生活圏(せいかつけん)です。
関係をもつ人数からすれば、原始社会です。
少ない人と深く関係を持って生きるのは本来の人間の生き方だと思いませんか?

たった一ヶ月の遠洋実習ですが、生徒は多くのことを感じたはずです。
沿岸漁業に進む生徒にとっても、貴重な経験になったことでしょう。

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遠洋航海実習 12月9日

2019年12月11日 09時00分00秒 | R1遠洋航海実習

遠洋航海実習の様子を、実習船やいづからメール送信される日誌と写真でご紹介します。
実習船は那覇(なは)をめざして移動中。
今日は一日分です。

12月9日の主直は奈良県出身の新谷(しんや)くん。
この日にやったのは
 自習 船内大掃除 部屋掃除 専攻科生によるパイプラインの発表会
です。
「今日は沖縄上陸前日と言うことで、教室では沖縄について話している人が多かったです。教室だけではなくワッチ中の船員さんたちも話していました。そんな中でも浮かれることなくみんな時間を守り、羽目を外す人は誰一人としていなかったので、良かったと思います。また、船酔いをしている人もいなくなり、今日の掃除でも皆一生懸命に取組んでいる姿を見ることが出来ました。お借りしている船の内側だけですが、綺麗に出来て良かったです。それと、船のご飯はとても美味しいのですが、最初の方は船酔いで全く食べられなかった人も今では完食しています。最後に、最初は専攻科とやっていけるか心配でしたが、今は楽しくやっています。家に帰るまでしっかり気を引き締めて、この船に感謝して残りの航海を無駄にしないように行きたいと思います。」

遠洋実習では水産高校の専攻科生、あるいは船員の方ともコミュニケーションをとるのが課題です。
これがとても大事。
就職したら、初めて会う人たちと話ができなくては始まりません。
うまくやっているようで、良かったです
写真中央が新谷くん。



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 園長のつぶやき
漁師を辞める大きな理由の一つが漁船環境に馴染めないことです。
特に、先輩(せんぱい)漁師と話ができず孤立してしまうのは深刻です。
兄弟も少なく、幼い頃から個室で育った今の若者にとって、笑えない現実です。

しかし、この点で学園生活はとても役に立ちます。
 寮で相部屋での共同生活に慣れる。
 いろいろな年齢の生徒がいる中で、遠慮(えんりょ)や気づかい、年配者への話し方を身につける。
 みんなのペースに合わせることを学ぶ・・・
今や、こんな環境で生活できるところは少なくなりました。

漁師の仕事は何よりチームワークが大事です。
チームワークを身につけることが、漁師になる第一歩です。

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遠洋航海実習 12月8日

2019年12月10日 08時57分38秒 | R1遠洋航海実習

遠洋航海実習の様子を、実習船やいづからメール送信される日誌と写真でご紹介します。
実習船のメール送信機器も無事復旧してくれました。良かった~
今日は一日分です。

12月8日の主直は東京都出身の江口くん。
カツオの一本釣りの最終日ですが、天候不良で残念な結果になったようです。
この日にやったのは
 操業(時化のため午前中に中止) 魚艙洗い プレート清掃 自習
です。
「いよいよ操業終了の日になってしまいました。締めの日なので、今までより多くの魚を釣ってやろうと思っていましたが、朝から天気も悪く時化だったので、午前7時くらいには操業終了になってしまいました。
 午前8時から清掃開始ということで、今まで餌のイワシを飼っていた魚艙の水を全て抜いて、清掃をしました。また、イワシがいる魚艙の中の水の温度管理をしているプレートクーラーのプレートを取り出し、特別な薬品を使って一枚ずつ磨きました。明日一日は船内清掃と、凪が良ければ船洗いをします。
 今回の第五次航海の調査の結果は、数字としては良くないが、自分達がこれまでに学んできた事を、十分に発揮できたいい機会となったので、良かったと思います。」

この実習の目的は多くのカツオを釣ることではありません。
どれだけ自分を磨くことができたかが大事です。
彼は「十分に発揮できた」と書いていますが、果たしてどうだったでしょう。
引率職員の話を聞くのが楽しみです。
写真右が江口くんです。



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 園長のつぶやき
学園のホームページはできが良くありません。
理由は簡単、作っているのが学園職員だからです。
残念ですが、プロにお願いできるお金がないんですよ!

学園の職員(私ですけど)だと、しょせんは素人だし、学園内部の人間なので外部の方にわかりやすい表現が難しくなります。
専門でやっているプロ業者さんはもともと表現が上手だし、利用者目線で作ってくれます。

ところで、実習でロープワーク練習する時、学園職員は教えるプロですし、漁師とも違う目線です。
なにが違うかといえば、学園職員は安全を最優先にします。
安全を第一にするからこそ、教えるプロです。

・・・そんな訳で、ホームページもプロにお願いしたいところです。

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遠洋航海実習 12月6日から12月7日

2019年12月09日 09時07分44秒 | R1遠洋航海実習

遠洋航海実習の様子を、実習船やいづからメール送信される日誌と写真でご紹介します。
一本釣りの操業も終盤です。

12月6日の主直は神奈川県出身の榎本くん。
この日にやったのは
 カツオ一本釣り
です。
「今日は操業5日目でした。昨日は朝から晩まで反応が薄く、魚が中々浮いて来ず釣れませんでした。今日も魚が浮いてこなかったので不安でしたが、夕方になってから待望のカツオの群が浮いてきました。サイズは小さいですが1日空いてのカツオだったので少々重く感じられました。少し良型のカツオが掛かったのですが、抜き上げ直前に針はずれしてしまったのが悔しかったです。今日は2本釣ることができました。乗船実習での釣果はトータル6本です。明日が最終日なので悔いのない釣果で終わりたいです。
 乗船実習も半分以上過ぎ、1ケ月の長い航海も残り10日になりましたが滅多に経験できない体験なので、残りの航海を充実した船内生活にしたいと思います。そして陸の生活が待ち遠しいです。」

写真の一番手前が(たぶん)榎本くんです。陸が恋しい・・・素直な気持ちですね。みんな同じ。



12月7日の主直は磐田市出身の瀧本くん。
今年の最年長です。
この日にやったのは
 操業・活餌管理・シフト
です。
「本日は、操業6日目になります。今日は残念ながらカツオを釣り上げることができませんでした。明日は操業最終日になります。船員さんの話では、釣り上げたカツオを頂けるという話でしたが今のままでは釣り上げたカツオが少ないようで頂けるか不安なので、最後の一日大漁を願うばかりです。今回誰よりも大きいカツオを釣り上げる気持ちいっぱいで乗船したので操業が終わると思うと少し寂しくも思いますがカツオ船への乗船を希望していますので春からカツオ漁師として働くと考えれば寂しさも和らぎます。そして操業が終わればいよいよ沖縄上陸研修です。沖縄上陸は人生初なので限られた時間・厳しいルール(飲酒禁止)もありますがレンタカーを使うことなく存分に沖縄を楽しみたいと思っています。明日も怪我無く実習が終える事が出来るといいと思います。」

釣れたカツオが少なく、操業が一日延びたようです。
「釣り上げたカツオを頂ける」・・・と言うのは、お金を出して買うんですけどね。
釣れたカツオはすべて市場に水揚げです。
最終日はたくさん釣れますように!
写真で立っているのが、先生ではなく瀧本くんです。



さて、実習船から連絡があり、メール送信用の機器が不調のようです。
生徒は元気にやっていますが、ブログで自習の様子をお知らせできなくなるかも・・・

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もちろん、ムリに入学をお勧めすることもありませんので、ご安心を!
電話 054-627-0219
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学園の見学は随時(ずいじ)、受け付けています。
詳しくは学園ホームページをこちらをご覧ください。
できれば授業や実習の見学できる、平日の見学がおすすめです。
平日の見学は園長にご相談ください。
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 園長のつぶやき
11月14日から学園を会場に約四ヶ月に及ぶ海技士免許の講習会が行わています。
学園や水産高校の専攻科などを出ていない多くの漁師は、このような講習会で海技士免許を取ります。
学園で勉強しなくても、あとから海技士免許はとれます・・・・が!

実際には、学園で勉強したほうが圧倒的に有利です。
勉強は若いときほど頭に入るし、なにより学園では一緒に学ぶ仲間がいます。

何ヶ月も一人でホテルぐらしになり、朝から夕方まで講義を受けます。
今まで勉強することに縁がなかった人にとって、どれほど大変か!

ほとんどの人は海技士の言葉さえ知らずに漁船に乗るので仕方ありません。
ただし、見学に来て私の説明を聞いても「勉強はめんどうだから、すぐに就職する」とする人も少なからずいます。
講習会に参加しても、免許が取得できない人もたくさんいます。勉強は若いうちに!!

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