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【告知】佐藤萬寿夫ドローイング展・佐藤萬寿夫展 (札幌)

2012年06月06日 23時51分36秒 | 展覧会等の予告
 佐藤萬寿夫さんは、札幌在住で、新道展会員。
 「佐藤萬寿夫ドローイング展 」の記事にいきさつは詳しく書いてあるので、繰り返しになるが、佐藤さんは2008年正月、突然の脳梗塞で倒れた。
 場合によっては半身不髄になるところを、佐藤さんは必死のリハビリに取り組むとともに、絵筆を色鉛筆に持ち替えて、ふたたび制作を開始した。

 今回、喫茶店内の壁面に、近年のドローイングを1週間展示。
 また「名画の小部屋」には、「心象風景」などを今月末まで並べている。

 ということは、病に倒れる前の油彩と、後のドローイング作品を見比べることのできる、またとない好機なのだ。
 
 

 「ぐるなび」の北都館のページによると、ドローイングの出品作は次の通り。

夜空の明るみ
隣へ行きたい
教会(パリ)
広場(パリ)
照らされて
遠いパリ
丘の家
葉かげ
卓上の詩
お出かけ
色のささやき
風のあそび
色の宴
卓上
咲いている
風のあそび
男女

遠い想い出
丘の家
見つめ合う(水彩)
抽象-3点


 また、「名画の小部屋」の出品作は次の通り。

風の旋律(赤) S50.
風の旋律(緑) S50.
秋の風
古里の想

花園
遠い街
古里の想

隣り村へ行きたい
冬の屋根(流氷)
黄昏の飛翔
橋を渡って

北の詩
あの街
丘の詩
丘の詩

北の海
北の詩
丘の詩
姉妹


 佐藤さんは、念入りな画面づくりで、北国の四季を叙情的に描いていた。
 単なる写実ではなく、北海道の自然から受ける感興を、計算された構図の中に展開していた。
 近作のドローイングは、かつての油彩とは見た目はことなるものの、かつての画風をどこかに響かせていると思う。

 ぜひどうぞ。


ドローイング展:2012年6月4日(月)~11日(日)
名画の小部屋 :2012年6月1日(金)~30日(土)
10am~10pm(最終日~5pm)
カフェ・ギャラリー北都館(札幌市西区琴似1の3)


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・地下鉄東西線琴似駅の5番出口から250メートル、約4分
・JR琴似駅から750メートル、約10分
・中央バス、ジェイアール北海道バスの「高速おたる号」や手稲方面行きに乗り「西区役所前」から950メートル、約13分


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