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2014年6月28日は16カ所(8) ―南9条通

2014年06月29日 19時40分59秒 | つれづれ日録
(承前。シリーズの最初はこちら

 (7)は「グループ環」展なので、後で書きます。

 さて、地下鉄南北線を中島公園駅で降り、南9条通を歩いてギャラリー創へ向かう。
 この道路は、1970年代によく歩いていたが、当時の面影はほとんどない。残っている建物は、三浦印刷などいくつかだと思う。

 建物が消えると、不意打ちにあったような気がする。そこに何があったか、すぐには思い出せなくなるからだ。

 南9西5の一角も、更地になっていた(冒頭画像)。
 そこには、ツタの絡まるチャペルが立っていた。結婚式場だったのだ。
 少なくとも1980年代初頭にはなかったから、比較的新しい建物だった。

 小さい時分にすでにあったような、古い建物が取り壊されるのは、まあ仕方ないかなと思う。
 でも、かなり長じてから建設された建物がなくなるのは、どうも解せないし、複雑な気持ちになる。

 ギャラリー創で見た美水まどか展は別項で。29日で終了。

 普通なら、ここから札幌市民ギャラリーとかギャラリー門馬に行くのだろうが、筆者は
「行ったことのないギャラリー」
を訪ねるほうの興味が勝って、普通とは異なる行動をとってしまった。
 いまから思えば、普通の行動をとった方が良かったのだが、それは、本塁打を打たれた後でプロ野球解説者が言う
「変化球は避けるべきでしたね」
と同様の結果論でしかない。

 山鼻9条から市電に乗り、行啓通で降車。
 行啓通を歩く。
 12年ぶりだけど、意外と変わってない。

 次の目的地は、地域交流スペースより道どころ「らくら」(南14西12)。
 行啓通から少し南側に入ったところにある画、どうやら工事中のよう。
 やれやれと思ったら、工事ネットに「この奥で開催中」という紙が取り付けられており、その指示に従って、古い家の庭を入っていくと…。

 山鼻にこんなすばらしい倉庫が残っていたとは。これが「らくら」らしい。
 建物の中では、久守夕子陶芸作品展が開かれていた。ポップな絵付けが、いかにも砂川の内海眞司さんのお弟子さんらしい。
 しかし、建物や、そこに置かれていたふるい農機具のほうが、どうも気になってしまった。

 ここからギャラリー山の手に行くつもりだったが、時計を見たら、すでに午後4時半。
 とうてい間に合わないので、石山に新しくできたというギャラリーに行くことにした。

 すぐ近くの「南14西11」のバス停に着いたら、定山渓温泉行きのじょうてつバスがすぐに来ることが分かったのも、その理由(これで、しばらく来ないと分かったら、都心に逆戻りしていたかもしれない)。
 もちろん、定山渓温泉行きの系統なので、石山地区は通る。

 ただ、石山陸橋の手前あたりから、対キロ区間になるので、「1dayカード」は使えなくなり、210円よけいにかかるのが難点だ。


(この項続く) 


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