釧路出身の今敏監督によるアニメ映画「パプリカ」を見てきました。
おもしろかった! 筆者はあまり映画を見ないので「こんな映像、見たことない!」と言っても、たいして説得力がないかもしれませんが、夢と現実の境界が失われてはちゃめちゃになっていく世界を、美しい絵と、破綻ないストーリーにまとめたスタッフの力量はすごいと思います。
ドライブ感を出すのなら、カット数を倍くらいにして、CGを多くすれば良いかもしれない。でも、そこをあえて、セル画一本やりで行くという志の高さにも共感した。
あと、出だしの、タイトルからクレジットロールのカッコよさ。これに、平沢進のテクノミュージックがかぶさって、もうはじめのほうから、「この映画は成功だ」と確信させる出来です。
日本のアニメ映画の、ひとつの到達点というと、大げさかな。
でも、こんなに終わるのが惜しい、というか、終わってほしくない映画は、ひさしぶりでした。
12日まで、札劇(スガイ)でロードショー。
唯一ケチをつければ、パンフレットの800円は高い。内容が、ほとんど公式サイトで読めるものだし。
□公式サイト
以下、余話。
某ブログで
「公式サイトに隠しファイルがあり、そこで夢占いができる」
と書いてあったので、探した探した。
でも、いまはアクセスできない状態になっているみたい。
うーん。残念。
主人公の千葉敦子が、時田たちとともに氷室のアパートに潜入し、たんすの奥から異世界の遊園地へと行くシーンがありますが、あれの元ネタは、村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」の由。
あと、あの狂乱パレードに出てくるカエルの楽隊は、三重県の大観音寺にある「お宝蛙」と似ています。
都築響一さんの写真集「ROADSIDE JAPAN」で見ました。
ほかにも、言及されたり引用されたりしている過去の作品はいろいろありそうですが、いかにも引用してますって感じじゃないので、そこらへんも好きです。
おもしろかった! 筆者はあまり映画を見ないので「こんな映像、見たことない!」と言っても、たいして説得力がないかもしれませんが、夢と現実の境界が失われてはちゃめちゃになっていく世界を、美しい絵と、破綻ないストーリーにまとめたスタッフの力量はすごいと思います。
ドライブ感を出すのなら、カット数を倍くらいにして、CGを多くすれば良いかもしれない。でも、そこをあえて、セル画一本やりで行くという志の高さにも共感した。
あと、出だしの、タイトルからクレジットロールのカッコよさ。これに、平沢進のテクノミュージックがかぶさって、もうはじめのほうから、「この映画は成功だ」と確信させる出来です。
日本のアニメ映画の、ひとつの到達点というと、大げさかな。
でも、こんなに終わるのが惜しい、というか、終わってほしくない映画は、ひさしぶりでした。
12日まで、札劇(スガイ)でロードショー。
唯一ケチをつければ、パンフレットの800円は高い。内容が、ほとんど公式サイトで読めるものだし。
□公式サイト
以下、余話。
某ブログで
「公式サイトに隠しファイルがあり、そこで夢占いができる」
と書いてあったので、探した探した。
でも、いまはアクセスできない状態になっているみたい。
うーん。残念。
主人公の千葉敦子が、時田たちとともに氷室のアパートに潜入し、たんすの奥から異世界の遊園地へと行くシーンがありますが、あれの元ネタは、村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」の由。
あと、あの狂乱パレードに出てくるカエルの楽隊は、三重県の大観音寺にある「お宝蛙」と似ています。
都築響一さんの写真集「ROADSIDE JAPAN」で見ました。
ほかにも、言及されたり引用されたりしている過去の作品はいろいろありそうですが、いかにも引用してますって感じじゃないので、そこらへんも好きです。
ストーリーに破綻がないという点はすごいな。イメージの奔流で見せる作品は、得てしてその過剰感でなあなあにしちゃうものなので。あと、引用について「ええーこれの元ネタはあれでございます」と丸分かりで来るものや、「どうせバレやしないからパクっちゃえ」というけしからん態度の作品などありますが「パプリカ」はそうではないってことなのか。
札劇の割引デーにいけるかな?
シアターキノで「フラガール」観てきました。
大傑作!!
ラストのフラダンスショーは圧巻です。
ヤナイさん同様、このままいつまでも
映画が終わらないでと感じました。
映画の大半が、ド素人がフラダンスに挑む
悪戦苦闘の物語で、その時代背景には、
斜陽していく石炭産業の衰退があります。
解雇された炭鉱夫が、夕張に職を求めて
山を離れるシーンは、胸が痛い。
お客さんは結構年配の方が多かったんですが、
泣けるシーンでは、場内のアチコチから
鼻をズッズッと啜る大合唱が響き渡りました。
、、、、、うっ、うるさ過ぎっ。
冬の寒さを吹き飛ばす、気持ちいい1本でした。
>ストーリーに破綻がない
いや、もしかしたら、ヤナイが気がついてないだけかもしれないし。
ただ、ちゃんとストーリーはあるし、すくなくとも副主人公の粉川刑事の不安はすべて解消されます。ただのイメージ映像の羅列ではないですよ。
引用も、もしかしたら筒井ファンとかが見たら、わかるのがあるかもしれません。
>エゾ三毛猫さん
「フラガール」、評判いいですね。
ぜひ見に行こうと思ってます。
…うーーーーーーーーん。
小さくまとまってないか?ちょいと残念でした。
90分で、イメージの奔流に終わらせず、ちゃんと決着させてるというのがえらいということで。
スピード感があって、それできれいな映像なので
はちゃめちゃなせりふやストーリー(これは完結している)をぬきにしても十分楽しめました。
実は私は度々「はっきりした夢」を見ます。
画像は具象なのですが、過去のいやなこととも、昨日の出来事とも関係のない、別の人生ことを。
ゲームソフトを買わなくてすむので、経済的です。
「パプリカ」、楽しめたそうで、よかったです。
最初、広告を見て、『これ見たい!」と思ってたのに…
プチ家出中で。いえ、旅行中で見逃してしまった。
がっくりです。
でも、皆さんのコメントで雰囲気だけ味わいました。
そのかわり、別な面白い映画に出会いました。
「リトル ミス サンシャイン」です。
これ、おすすめです。
かなり変わった家族のロードムービーですが、
痛快に笑えて、でも胸にキュンときて最後にはあったかくなる
私には秀逸!と思える映画でした。
登場人物がとってもラブリーです。
ときどき、胸にしみるセリフが何ともいえませんでした。
見てない方はぜひぜひ見てほしい作品です。
冷たい世の中の風に吹かれた時にはぴったりの作品に思えました。
ただし、子どもは連れて行かないように。
ユナイテッド・シネマ札幌で毎日16:00から上映中ですよ。
パプリカは公式サイトも楽しいので、1度のぞいてみてください。映画の雰囲気が味わえるのではないかと思います。