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オホーツクへの短い旅。ノースレインボー・エクスプレスに5年ぶりに乗った

2016年05月25日 09時44分33秒 | つれづれ日録
 5月21日(土)、朝3:20起床。

 ブログを書いてから、6時20分ごろ出発。20分ほど歩いて地下鉄駅へ歩き、札幌駅へ。

 「特急オホーツク1号」に乗るのだ。目的地は北見だが、せっかくなので、となりの美幌まで足を伸ばす計画。

 キヨスクで買い物していると
「特別急行オホーツク1号をご利用のお客様、使用する車両が変更になり、2号車と3号車は…」
などとアナウンスが入る。
 何のことだろうと思って、プラットフォームに上がってみたら、ノースレインボーエクスプレスの5輌編成がとまっていた。

 こいつに乗るのは「流氷特急オホーツクの風」として稼動していた2011年以来、5年ぶりのことになる。



 天井が半透明になっている上、坐席の位置が通常よりも高いため、車内からの見晴らしがいい。

 ただし、そのぶん、網棚は狭い(それを補うため、出入り口附近に荷物置き場がある)。

 今回は単なる車輛転用のため、「オホーツクの風」のときにはあった、車内のモニターの映像放映、イヤホンサービス、3号車のラウンジカーでのグッズ販売やサービスなど一切なし。
 もちろん、車内ワゴン販売もない。



 ラウンジカーもなんだかさびしい感じであった。

 時は春。空知地方は道内有数の穀倉地帯で、田植えが終わったばかりの水田が広がるのが、車窓から見える。
 水は張ったもののまだ稲が植えられていない田も多い。

 滝川のあたりには菜の花畑も点在しており、黄色が美しい。
 もしかしたらキカラシかもしれないが…。

 車内ではひたすらこの数日の新聞を読んでいた。

 まだ5月なので、ところどころにある雪捨て場はまだご覧のとおりだった。これは上川駅の近く。
 北見峠附近は、残雪がまだあちこちにある。

 乗客のかなりの部分が遠軽でおりる。
 金華などの駅はすでに廃止され、金華駅前の大きな観光案内地図もなくなっていた。

 留辺蘂駅の屋上にあった、温泉までの距離(ポン湯●キロ、温根湯●キロなどと大書したやつ)を案内する大きな看板も姿を消していた。

 ただでさえ少ない乗客は、北見で大半が降りてしまい、4号車は筆者ともう一人だけになってしまった。

 ここで、ふと思いついて、先頭車輛に行ってみる。リゾート列車なので、展望もいいのではないかと思ったのだ。



 貸し切り状態!

 しかし、緋牛内を過ぎたあたりから列車の速度がのろい。
 特急オホーツクが遅いのは今に始まったことではないが、それにしても、並行する国道を走る車にどんどん抜かされていく。

 車掌のアナウンスがあり、異常な高温でレールがのびている可能性があるため安全のため徐行しているとのことだった。
 前日から北見地方は32度という暑さに見舞われているのだ。

 列車はかなり遅れて美幌に到着した。

 外に出ると、熱気が押し寄せる。ただし湿度が低いためか、あまり不快ではない。

 跨線橋こせんきょうから見たノースレインボー・エクスプレス。



 さて、目的地の美幌博物館までは、駅からタクシーを利用する腹づもりであった。
 音威子府村ならいざ知らず、人口2万を超すマチの駅前に客待ちのタクシーは必ず止まっているだろう。

 …と思って駅を出たら、なんとタクシーが一台もないのであった。

 特急列車が到着しないので、みんな昼飯を食べに、駅前を去ってしまったのか。
 流しのタクシーがすぐにつかまるほどの都会ではないし。
 美幌博物館は、バス停からやや遠いし、そのバスもしばらく来ないのだ。

 さて。どうしよう。



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