【告知】久野志乃個展 飛ぶ島のはなし （2012年11月17日～12月2日、札幌)

　先ごろまで札幌芸術の森美術館で開かれていた「札幌美術展　パラレルワールド冒険譚」に出品していた札幌在住の久野志乃さんが、個展「飛ぶ島のはなし」を開きます。



　17日午後6時半からはギャラリートーク＆オープニングパーティーがあります。
　聞き手は本郷新記念札幌彫刻美術館の樋泉綾子学芸員です。　


　久野志乃さんは1978年、日高管内様似町生まれ。
　2003年に道教大大学院を修了しています。
　下のリンク先を見ると、学生時代のほうが発表が多いような印象を持たれそうですが、実際には、近年になってからも、アーティスト・イン・レジデンスで台湾に行ったり、「絵画の場合」展に出品したり、精力的に制作・発表を続けています。
　ただ、学生時代に取り組んでいた、パフォーマンスなど現代美術的な発表は減り、活動の主軸を絵画に移しているということはいえそうです。

　久野さんの絵画は、物語性に富んでいると思います。
　だからといって、物語性によりかかるのではなく、絵画的な強度とのバランスをとろうとしているようです。
　また、そこに描かれている、人物を取り囲む風景は、夢の中の情景のようにも見えます。
　しかし、いかにも夢でございますという、俗流シュルレアリスムとは異なり、現実的でありながら夢の世界のようでもあるという、不思議な雰囲気を漂わせているといえるのではないでしょうか。



2012年11月17日(土)～12月2日(日)11am～7pm（最終日～6pm）
ギャラリー門馬（中央区旭ケ丘2）


□sihno HISANO PAINTING　http://shinohisano.com/

■久野志乃と齋藤周展　かるいからだ (2008年）
■久野志乃個展「物語の終わりに、」（2008年)
■久野志乃個展（2005年）

＝以下、画像なし
■民宿芸術(2003年)
■北海道教育大学大学院美術教育専修修了制作展（2003年）＝20日の項
■第2回 具象の新世紀展（2002年）＝12日の項
■ロッパコ報告会（2002年）
■久野志乃・遠藤香織展　あいまいなあいま（2001年）
■全道展（2001年）
■北海道教育大学札幌校美術科卒業生制作展（2001年）

■おなか（2001年）＝画像あり



・地下鉄東西線「円山公園」駅バスターミナルから、ジェイアール北海道バス「循環10　ロープウェイ線」に乗り「旭丘高校前」降車、130メートル、徒歩2分

・「円山公園」駅バスターミナルから、ジェイアール北海道バス「円13　旭山公園線」に乗り「界川さかいがわ」降車、500メートル、徒歩7分

・「円山公園」駅バスターミナルから、ジェイアール北海道バス「桑11 桑園円山線」「円11　西25丁目線」「循環11　ロープウェイ線」に乗り、「啓明ターミナル」降車、800メートル、徒歩10分

・地下鉄南北線「中島公園」「幌平橋」から、ジェイアール北海道バス「循環13　山鼻環状線」に乗り「旭丘高校前」降車