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「札幌芸術の森」へのバスでいつも不思議に思う・札幌つれづれ(1)

2010年07月06日 00時57分12秒 | つれづれ日録
 唐突に始まったこのコーナー。
 アートとはあまり関係のない、苦しまぎれの文章である。
 写真の在庫が乏しいので、たぶん長続きしないと思う。

 さて。
 札幌でギャラリー回りをするときに便利なのが「1dayカード」。
 地下鉄が1日乗り放題の800円と、地下鉄・市内バス・市電乗り放題の1000円の、2種類が発売されている。
 「ドニチカ」は500円だが、土日祝日の地下鉄限定である。
 それにくらべると、「1day」は、とくに1000円の方は応用範囲が広い。
 本郷新記念札幌彫刻美術館やギャラリー門馬のように、「地下鉄+バス」に乗って行くことがあらかじめわかっている場合など、かなりお得である。

 ただし、この1dayカードが使えない路線が札幌市内には存在する。

・中央バス、ジェイアール北海道バス、じょうてつバス以外の会社の路線。具体的には、ばんけいバス、夕鉄バス、道南バスの路線
・対キロ区間

の2種類である。

 札幌市内の大半は、バス運賃は200円か230円である。
 しかし、一部に、初乗り160円で、乗った距離に応じて値段が上がっていく路線が存在する。この路線の区間を「対キロ区間」と呼ぶ。

 代表的なのは、南区の真駒内花園以遠の、常盤や藤野方面と、手稲駅北口から手稲曙方向へ向かう路線である。
 たしかに、はるばる定山渓まで乗っても200円か230円ですむのでは、かなり不公平な感じがするのは否めない。
 とはいえ、北区の茨戸やあいの里は、都心から相当の距離があるのにかかわらず230円である。

 1960年代までは、市内路線もけっこう小刻みに運賃が変わっていた。
 70年前後のワンマン化の急速な進展に伴い、運転手の負担軽減のため、運賃の統一が進んだのではないかと推測するが、ほんとの事情はよく分からない。
 まだほとんど宅地化の波が及んでいなかった手稲北部や南区南部は「郊外」扱いになってしまったのかもしれない。

 というわけで、札幌芸術の森は、対キロ区間に存在するので、1dayカードが利用できない。
 バスの便自体は、本郷新記念札幌彫刻美術館やモエレ沼公園などと比べても悪くないので、これは残念だ。

 ところで、札幌市内の対キロ区間の初乗りはどこも160円だと思うのだが、「真駒内花園」と「石山陸橋」間の1区間だけは、140円である(冒頭画像参照)。
 とくに、両停留所の区間が短いわけでもない。なにか歴史的ないわれでもあるのだろうか。芸術の森にバスで行くたび、気になっているのだ。


※追記 ウィズユーカードは対キロ区間でも問題なく使えます。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
エコキップは11月で販売終了 (エゾ三毛猫)
2010-07-06 06:51:24
5日と20日だけ発売されるので
ほとんど利用したことはなくて
「ふーん」というカンジですが。

芸森のジブリ展に行きたいなあ。
コンテよりも、トトロのお腹で
パフパフしたいのですが。
オジサンでもOKですか?
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エコキップ (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2010-07-07 22:36:15
エゾ三毛猫さん、こんばんは。
コメント返し遅れてすみません。

エコキップ、あれはむつかしいですよね~。
使えるバス路線は
「市営から民間に委譲された路線」
ってことなんですけど、そんなの、相当なオタクじゃなければすぐわかるわけないだろ!
ってことで。。。

だいたい、駅でのアナウンス
「五日と二十日はさわやかノーカーデー」
を聞いて初めて
「あ、そうか、きょうはエコキップの日だ」
って思い出すんですよね。

カードにデザインされている水中写真を撮ったのは、金工作家の金子直人さんらしいです。

あと、トトロの腹は真っ平らなので、ぱふぱふはできません。
撮影自体はおじさんでもおばさんでもオッケーですが。
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