北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

札幌の佐竹真紀さんが「デジスタ・アウォード」のグランプリに!

2006年12月23日 00時29分56秒 | 情報・おしらせ
 筆者の家のテレビは地上波しか映らないので、よくわからないのですが、NHK衛星では「デジタル・スタジアム」という番組を放送しており、その年1年間に応募があった作品からすぐれたものを「デジタル・アウォード」と題して表彰しているそうです。
 「映像部門」と「インタラクティブ・インスタレーション部門」があり、「映像部門」は12月16日にオンエア。道教大を卒業した佐竹真紀さんの「インターバル」が、見事ことしのグランプリに輝きました!
 おめでとうございます。

 佐竹さんは、映画の中の人物が手にしている紙のうえに、アニメーションの技法で、静止画をつないで映像を展開していく手法で、数々の作品を撮ってきました。
 在学中の作品は、手法の意識が勝った短篇が主でしたが、卒業制作で撮った「瞬き」で、じぶんの過去とじっくり向き合ったのだと思います。
 今回の受賞作はインターネットで拝見しましたが、卒業制作の延長線上にある作品だと思いました。家族や時間といったものをまっすぐ見つめながら、誰にでもある幼い日への郷愁をくすぐる佳作になっていました。
 自らの過去の映像を題材にするのは、手法はまったく違いますが、新明史子さんと共通点を感じさせます。

 それにしても、道教大のこの世代の映像関係者って、大島慶太郎、広島祐介、大村敦史、近藤寛史、坂井抄織…と、すごい人が多いねえ。

http://www.nhk.or.jp/digista/index.html

 作品を見るには、こちら。

http://www.nhk.or.jp/digista/hall/artworks/060408.html

 情報をくれたKさんに、またもやサンクスです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。