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北海学園大学II部写真部写真展(10月1日まで)

2006年09月29日 06時23分46秒 | 展覧会の紹介-写真
 北海学園大学II部写真部、通称「にぶしゃ」の写真展。1990年代、札幌の学生写真界でひときわ熱のこもった展示を見せていた「にぶしゃ」も、近年は部員数が減って、心配でしたが、今回はおよそ20人が出品し、ふたたび元気なところをみせています。
 にぶしゃといえば、ちょっと濃い目で、コントラストのきつめな焼きが特徴という印象がありますが、これは筆者の好みです。また、フレームの部分はわざとぎざぎざを残し、手づくりっぽいところを見せています。
 印象にのこったのは、夜景にきっちりと向き合った荻野昌崇さん、アパートの階段の後ろからなど、手前になにかをなめて撮った写真のうまい齋藤祥太さん、地面などの水をテーマにした岩城光寿さん、函館のハリストス正教会をコントラストの強い焼きでとらえた奥野満希子さんなどです。
 いずれも、華やかさはないですが、じっくりと風景に対峙しています。
「これからも、銀塩写真は、僕たちのために」
という、伊藤琢真さんの決意表明も、その意気やよし、ですね。
 今回は下級生にデジタルのカラー写真が多いのですが、彼ら、彼女らも、モノクロ銀塩写真の技法を、きっと引き継いでくれるのではないでしょうか。

9月26日(火)-10月1日(日)11:00-20:00
ほくせんギャラリーivory(中央区南2西2 NC HOKUSEN ブロックビル4階 地図B


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