4月下旬、札幌市資料館の前でライラックのつぼみがふくらんでいるのを見かけたときは、どうなることかと思いましたが、その後は低温の日があったせいか、開花はおおむね例年通りになりました。
桜が昔では考えられない早いペースで満開になったのとは対照的です。
先週から大通公園で「ライラックまつり」が始まりました。
あちこちでライラックの花が咲きほこっています。
札幌生まれの老 . . . 本文を読む
会場のカフェエスキスのサイトに「開催にあたって」という文章が載っていました。
すこし長いですが、全文を引用します。
ギャラリーや美術館とは異なるカフェの空間では、作品を遠くで見ざるを得ないタイミングが生じます。その生じた距離感を含めて作品(単体として/空間として)にしたいというのが今回の展覧会の出発点でした。近くで見る場合においての作品の「個」として作品のあり方、遠くで見る場合においての「群 . . . 本文を読む
江別の陶芸家新林裕子さんは毎年5~6月のさわやかな季節に札幌のギャラリー大通美術館で個展を開いています。
新林さんといえば、草花の絵付け。
陶芸の理論的なことは北海道工芸試験場で学びましたが、絵付けは、道内で取り組んでいる人がごく少ないこともあって独学だそうです。
絵付けは必要かどうか、考えたこともありましたが、やっぱり植物が好きなのと
「草花と陶芸の土は関係ありますからね」。
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gallery ESSE(横山隆雄彫刻展 石+木)
岩手の70代彫刻家が、ヒバなどの木と、花崗岩などの石を組み合わせて作った小品の人物。
平滑でスムーズなかたちをした女性の坐像や首など。ひらがなの「を」をかたどった作品もありました。
話し好きのようで
この作品は背中の曲線を見てもらいたいので、後ろに回ってほしい。でも、作った側が強いるのではなくて見る人が自然に横や後ろから見るようになるの . . . 本文を読む
ちょっとボーッとした日々を送っています。
14日に車を出して、黒い森美術館(北広島)で、石神照美さんと経塚真代さんの2人展「untie とく」を見ました。
その後、多目的喫茶アイビィで、佐藤香織さんの個展最終日。
佐藤さんとおしゃべりしながらスパゲティの昼食を取りました。
(追記。期間限定のメロンクリームソーダも)
16日、久しぶりに出社し、打ち合わせや雑用など。
その前 . . . 本文を読む
続きです。
「歌志内市コミュニティセンター うたみん」に入ってみました。
大正館や「旧空知炭鉱倶楽部 こもれびの杜記念館」にもほど近い、中心部にある施設で、公民館や図書館を兼ねています。
このロビーにも彫刻が設置してありました。
建物内なので、厳密には「野外彫刻」ではないのですが…。
秋山沙走武すすむ(1930~2001)は、古く仏像制作に用いられた乾漆という技法を得意とする . . . 本文を読む
突然の新シリーズと思われそうですが、実は(1)は、笹戸千津子「女の子」で、歌志内市ゆめつむぎ郷土館前に立っている彫刻を紹介しています。
そして(3)で終わります。人口も面積も小さいマチなので…
歌志内市の中心部の公園に設置されている立体です。
彫刻というよりは、丸みを帯びた足先や頭部の造形がいかにもキャラクター的です。
それもそのはず「ホルンくん」は、歌志内市のシンボルキャラ . . . 本文を読む
ドイツの森をヒントに名づけられたギャラリー「黒い森美術館」は、森に面した大きな窓が特徴です。
窓越しに見える自然の緑を意識して作品を展開する作家も少なくありません。
今回の、陶による造形作家と、人形作家による2人展も、屋外の窓の近くに人形を1体置き、動植物のモチーフが多くあるなど、ロケーションをじゅうぶんに踏まえた展観になりました。
窓ガラスに次のような詩句が縦書きで印字されています。
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赤平市茂尻元町北6丁目にある小さな緑地。
駐車場も無く(車をとめるスペースはあります)、地味な園地ですが、「武蔵野」で知られる明治期の小説家・詩人、国木田独歩が好きな人には、寄らずには済ませられないスポットだといえそうです。
アートには関係ありませんが。
園内にあるのは
「国木田独歩曾遊地」
と刻まれた石碑のみ。
裏面には、独歩の短篇「 . . . 本文を読む
滝川市美術自然史館の前に、札幌出身の彫刻家伊藤隆道さんの作品が設置されていました。
これは電気仕掛けで動く彫刻ではないようです。
自分では動かないのですが、見る側が周囲を動くと、見る方向によって形がまったく変わって見えます。伊藤隆道さんの作品ならではのおもしろさです。
銘板には、滝川市民憲章とともに、「“はばたく”によせて」と題された文章が刻まれています。
一部は摩耗し読み取 . . . 本文を読む
5月8~10日の横浜・千葉・東京行きの疲れがまだ取れきっていないようです。
とはいえ、首都圏のアートを見て、お膝元をおざなりにするのは本意ではありません。
会期末が近い会場を中心に見て回ることにして、出発しました。
とくに何も記していない会場はこの日が最終日でした。
GALLERY kamokamo(ものと 人との出会い そして作る手 鴨下 蓉子 金工作品展)
南北線と東西線で西 . . . 本文を読む
タイトルの3日間について書いていませんでした。
というか、1週間たつと、まるで記憶がありません。
3、4日と出歩いていたので、5日は自宅で休養していたはず。
6日は朝から午後まで、会社で机回りの片付けをしていました。
このとき、どこかに立ち寄ったかどうか…。
月曜で、あいているギャラリーは中心部ではあまりなかったはずで、その上、雨で、重い荷物を持って退社したため、どこにも行っていな . . . 本文を読む
(承前)
天王洲アイルからモノレールで浜松町まで戻り、山手線に乗り換え。
事故だか車輌不具合だかでダイヤが乱れています。
すこしだけ時間があったので、日暮里(にっ ぽ り )から SCAI THE BATHHOUSE まで行き、アピチャッポン・ウィーラセタクン個展を見に行くことにしました。
日暮里駅から南西へ進むと、両側は下谷墓地です。
まだ桜はほとんど咲いていません。
墓参 . . . 本文を読む
すみません、5月11日スタートで、初日には「要予約」の関連事業がいくつもあるんですが…(申し込み、問い合わせは、市立小樽美術館 0134・34・0035 までお願いします)
詩人・美術評論家の柴橋伴夫さん(札幌)が1982年、企画し、ギャラリーユリイカ(2008年に閉廊)で開いた「SEVEN DADA 's BABY」展と、1980年代の道内アートシーンを見直してみようという企画です。
当 . . . 本文を読む
今年85歳になる、札幌の木彫家がゴールデンウイークに個展を開くとともに、西区の西野神社で5人展に参加しました。
個展はゴリラに的を絞り、35点を並べていました。
冒頭画像は、名古屋の東山動物園のシャバーニという名のゴリラがモデル。
イケメンということで、ゴリラずきには有名なんだそうです。
もちろん、札幌・円山動物園で多くの人に親しまれていたゴンをモデルにした作品もありました。
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