まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

見回せば 慌てなくても 曼珠沙華

2012年09月24日 | お役目ごくろうさまであらっしゃいます。

 今日のさぬき地方の天気は晴れのち曇り。気温は18度から26度と、しのぎよい気候になってきたが、湿度は53%から84%と、少し動けば汗が流れるような蒸し暑さが残る。

 

 朝夕は涼しくなったし、日中でもエアコンはいらなくなったが、車で走ればまだまだエアコンはなくてはならない・・・。

 

 今日は犬の散歩のほかに、1時間ほどの集落内の散歩をしてみた。小さな秋探し・・・。これは河原や草むらにある「数珠玉草」と呼んでいるもの。正式な名前はは知らない。もう少ししたら紫色とか茶色になるので、これを結んで首飾りにしたり、おはじきにしたり、お手玉の中に入れて遊んだという・・。もちろん、男の子はこんなものでは遊ばなかった。

 

 今日は母のさっちゃんがデイ・サービスに出かけたので、奥方のけいこばぁの休養日。昨日から「おうどんに連れて行って・・・・」とせがまれている。勝手にうどん屋くらい行けばいいのだが、たまには仕方がない。

 

 で、JA(農協)さんに寄ったり、JP(郵便局)、144(百十四銀行)に寄ったりしてから、けいこばぁ・御用達の「うどん亭いわせ」に行った。さぬき市長尾東というところにある一般店。

 

 けいこばぁはかけうどん、私は天ぷらうどんで700円。天ぷらが三品種、時期のものが天ぷらになっている。ま、一般店の味や麺は一定だから安心はして食べられる。そう言うと、じゃぁ、セルフの店は安心できないのか・・と言われても困るけれど・・・。

 

 そうそう・・・我が家は・・さぬき市の南部の山間(やまあい)の集落にあるからか、いつの頃からか野ねずみが住み着くようになった。夏休みだかには孫の「なぎちゃん」が「わぁぁぁ~!」と大騒ぎして・・・ネズミの駆除剤とかネバネバのねずみ取りを仕掛けたので、何匹は退治したが・・・。

 

 わずか数センチの小さなものだから、どこからでも入ってくる。だから、今日も大型薬局に行って「ネズミ駆除剤」を買って来た。そのバチだかで、先に仕掛けていた「ネバネバねずみ取り」に足を踏み入れて、ねずみ年の私が捕まった・・・。

 

 全く・・・何をやってもどんくさくなったもんだ・・。おかげで靴下は廃棄処分になったし、右手のネバネバは・・・アルコールで拭き取ったりと大騒ぎになった。

 

 これが・・・我が家の彼岸花だ・・。こういう草まみれの中で暮らしている。時期が来れば・・・そこらいじゅうが真っ赤になる・・・。「あわてなくてもいいよ・・・」と、言うとるみたいだ・・・。

 

 

 これが我が家の「七色唐辛子」気温の変化で微妙に変化するんだろうね。私の心みたいに「七変化」・・・。正確に言えば・・・「気まぐれ・わがまま・お天気屋」・・・・。

 

 さてだ。昨日もご案内した通り、暦の上で「社日」という日がある。今年は9月の24日、つまりは今日だ。社日は古代中国に由来し、「社」とは土地の守護神、土の神を意味する。ということで、この日には畑や田んぼに入ってはいけない日とされて、人々は家に籠もって過ごしたという。

 

 この中央の石碑、正確には五角形の石柱だが、そこに五柱の神さまの名前が刻んである。だから、のぼりも5枚あるという勘定になる。

 

 で、集会場にみんなが集まって世間話というか情報交換。イノシシの話、お猿の話、近く導入される「光ケーブル化」の話・・・・・。昔は厳しい農作業の中、おまつりにかこつけてはみんなで集まって、持ち寄ったお茶やお菓子などで世間話をして憂さ晴らしをしたことだろう・・。そういう名残かなぁと思った・・・。

 

 今日の掲示板。九條武子さんのお歌にしては弱々しい文字だけれど、「捨てられて なお咲く花のあわれさに またとりあげて 水あたへけり」 優しい生への思いやりが感じられるお歌ではないか・・・。仏前にお供えされた花なのであろうか。萎(な)えて、枯れはじめた花だと捨てられてしまったけれども、なお生きねばならないと咲きつづけようという姿が、まことにいとおしくあわれである。

 花には花のいのちがあり、懸命に生きようとするそこに、「またとりあげて 水あたえけり」と、あたたかい慈悲のはたらきが与えられた。 そこに、決して他人事と見捨てるわけにはいかないと、やさしい手がさしのべられ、希望と生きる力を与え続けて下さる方があったのだ。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。 


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