今日国内線の機内誌を読んでいたらNujabesの遺作アルバムSpiritual Stateを絶賛している記事があった。もともとヒップホップについての知識も無く、したがってこの遺作も聴いたことは無かったのだが、36歳での不慮の事故死、わずか3作目でそれも未完の傑作ということだったので早速Youtubeで聴いて見た。自分の死を予想していたわけではない(首都高速での交通事故死)のに、繰り返される透明感のある音は死を感じさせる。そして、まったく脈絡は無いのだがこのアルバムを聴いて、つい、しばらく前に読んだ辻邦生のエッセイのなかで彼が自分の臨死体験(のようなもの)を書いていたのを思い出した。そこに描かれた風景を音楽にしたらこのようなものか、と。
Nujabesとは無国籍な印象を与える名前だが、瀬場潤のアルファベット表記を逆にしたシンプルなもので、ボーカルなどは無く純粋に音だけで表現する世界的なヒップホップ音楽家だったという。