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こんにちは~♪
今日は地元の紹介 !!
お盆に帰ってこなかった息子が帰郷するというので
オープンしてまだ日の浅い『 新庄宿・須貝邸 』に
予約していた和のランチコースを食べに。
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場所は町並みの中ほどより少し下へ
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息子は今流行中のインフルエンザではなかったようだけど
帰る前日になって熱が出て 帰郷はキャンセルに。。。
なので 夫と二人で
まだ青葉の残る桜並木を眺めながらプラプラと須貝邸へ
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道両脇の桜は 例年ならば綺麗に紅葉している頃なのに
この秋はまだ青葉が目立ちます。
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新庄宿 須貝邸
かっての宿場町にもう一度賑わいを取り戻したいとの願いを込めて
リノベーションされ,この夏にお宿としてオープンしました。
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一日二組限定のちいさな宿
宿泊予約のない日に限り
昼食や夕食が利用できるようになりました。
利用日の2週間前から予約を受付します。
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このちいさな宿『新庄宿 須貝邸』は
人口千人程の岡山県でいちばん小さな村の新庄村に
ひっそりと佇んでいます。
公式ホームページ 新庄宿・須貝邸
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ここの椅子席の他に10席ほど可能な和室があり
祝事,法事など各種宴会にも利用できるそうです。
戸を開けると,漂ってくる木のいい香りに感激!
無駄な装飾は一切なく すっきりとした設えは
出された料理が一段と引き立ちそう。
今日の席は
流しとIHの備わった大テーブル
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昔の格子戸の濃い色がいいアクセントに。
そう云えば 実家にも何枚も残っているけれど
どこかに使い道があればいいのに。。。
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清楚な雰囲気の中 ゆっくりとジャズが流れてくる。
こんな小さな寒村でジャズを聴きながら
優雅に和のランチコースが食べられるなんて
・・・時代だなぁ~と。
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この日の和のコースメニュー
すべて地元産の食材を使っての料理です。
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まずは先付け
水菜とキノコの胡麻和えにクルミのせ
新鮮なクルミの香りが口の中で広がる。
ロースト鹿肉には爽やかなドレッシングがかかっていた。
何のドレッシングか忘れてしまった。。。
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夫は辛口の冷酒を
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造り変わりの鯛尽くし
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サルナシ酢のかかった鯛の刺身にさらし玉ねぎ
椀には天つゆより濃いめの汁に素揚げした椎茸と鯛の切り身
紅葉おろしに柚子を添えて
だしを使っていない汁は椎茸と鯛から程よい旨味が出ていた。
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地元出身の若いシェフ
東京の寿司屋で修行されていたそうで
あれこれと会話に夢中になり
焼き物の写真を撮るのを忘れて
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その焼き物は
地元産和牛のサーロインステーキに焼き太ネギと
櫛切りの蕪を素揚げ後にオーブンで焼いたものを添えて。
一口大のステーキはとても柔らかく,牛の旨味が存分に堪能でき
蕪の素揚げは柔らかく甘味もあり 初めて食べたような気がする。
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次の ↑ 海老の真薯入りのキノコ鍋や ↓ 零余子の炊き込みご飯まで
こんなに食べてしまい,慌てて写真を撮りました。
ついつい会話に気を取られ
食べさしのお恥ずかしい写真で失礼します。
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こちらもだしを一切使っていないキノコ鍋
銀杏の入った海老真薯やキノコの旨味が出て美味しく
零余子の炊き込みご飯は春菊の香りが合って上品なお味でした。
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料理が冷めないように土鍋をIHに乗せ,
キノコ汁やご飯を給仕してくれながらの会話は
時間の経つも忘れる 楽しいひと時でした。
・・・今日のランチコースが
何故この席だったのかが 納得できました。
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最後の甘味は栗南瓜のきんつば
栗の入った南瓜餡に上新粉を使わず,ひめのもち粉を使用していて
少しもっちりとしたとした食感のきんつばで
食後には丁度いい甘さでした。
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12時から始めた食事は 食べ終わったのが2時前
今日の和のランチコースは
一人 4000円
ごちそうさまでした~~♪
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こんな田舎にあって
ジャズの流れる洒落た雰囲気の中で 美味しいランチを楽むことができ
ありがとうございました 。
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来られなかった息子分は
生もの以外をパックに詰めて下さり
その おもてなしの心づかいが 嬉しかったです。
まだオープンして日の浅い『 新庄宿・須貝邸 』ですが
これからも末永く続いていってほしいと思います。
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お喋りに気を取られ,肝心の料理写真が抜け落ちました。
次回行く時には
シェフお得意の寿司料理を予約して
またブログにアップしたいと思います。