朝 TVから流れるNHK BSプレミアムの
火野正平さんが自転車で訪ねる「日本縦断 こころ旅」を
いつも楽しんで観ています。 先週は身近な島根~鳥取のこころの風景でした。
正平さんが歩いていた石見の畳ヶ浦を見て、夫が 行ってみよう~~と
さっそく週末に出かけました。
朝6時に出発してスマート大佐から中国道、浜田自動車道を約200km、
2時間半で 道の駅 「ゆうひパーク浜田」 へ到着。
天気予報では晴れのはずなのに。。。
早速 中国地方「道の駅」めぐりのスタンプ帳にスタンプを!!
眼下に広がるのは浜田魚港
ここに到着したのは8時半。
道の駅以外のお店はまだ閉まっていて
駐車場では多数の車が開き待ちをしていました。
中には こんな変わった改造車の後部ドアを開けて
読書をしながら優雅に待っている人もいましたよ~
山梨から来られた お一人さま旅のようでした。
10時頃には青空が広がり ホッ!
何しろ 海は晴天でないと青く奇麗に見えないからね。
夕日パークから国道9号線を東に石見畳ヶ浦へ
目的地の畳ヶ浦へは この隧道を貫けて出た所
隧道を入って行くと、間なしに海の匂いが。。。
先に進むと、海水の浸食で出来た少し広い開けた所に出ました。
洞窟から見える外の景色がきれい!
こんな所もあって、
松江市の北側 日本海側の「加賀の潜戸」にもあった賽の河原洞窟です。
地元のお年寄り達が参拝していました。
洞窟から先に少し歩くと、出ました~~畳ヶ浦!
畳ヶ浦の広さは約49,000㎡で 東京ドームより少し大きな広さがあり
砂岩や礫岩などの岩盤が、波によって平たんに削られた
波食棚 だそうです。
この海岸は別名「千畳敷」と呼ばれ、節理によって一定間隔に亀裂が走り、
畳を敷き詰めた様に見えることから そう呼ばれています。
ここは地質学的に大変貴重で、国の天然記念物に指定されています。
まずは 広さに圧倒され、
一面のこの奇妙な形の地形に驚きでした。
島根半島から京丹後の久美浜まで様々な山陰海岸ジオパーク
を見て来ましたが、こんな波食棚を見るのは初めて!
所々ぽこぽこ椅子の様な丸い石が並んでいるのが見られるのは
ノジュール(団塊) と言い、波の浸食によってできたものだそうで、
海水面の波の侵食ではなく
海水中で侵食された岩盤が隆起したものだそうです。
この波食棚は砂岩層からなり、
砂岩には貝類、流木、クジラ骨などの化石が含まれているそうだけど
見つけられませんでした。
砂岩のような堆積岩の節理は、大地が動くことによって生じた亀裂と考えられていて
千畳敷では、幾つかの断層がみられ、これらの活動と関連して節理が生じたそうです。
団塊(ノジュール)をよく見ると、異質な感じで少々気持ち悪い。
これは貝殻に含まれている炭酸カルシウム等が溶け出して化石などに集まり、
砂岩層中にかたい部分を形成し、その後 かたい部分の周囲が波で侵食され
丸い岩として顔を出して来た物だそうです。
馬の背といわれるところ。
馬の背は千畳敷の中程にあり、
周囲の砂岩層より固い為に小高い丘として残ったそうです。
雑草のハマウド
海岸の岩上や砂地に生える大型の多年草。
茎は直立して上の方で分枝し、
背丈は1~1.5m程もあり、お化け ウド!!
畳ヶ浦を出て、石見海浜公園の駐車場へ車を止め
展望台から突先の赤鼻まで歩いてみる。
赤鼻への道から見下ろすと、断崖絶壁に出来た大きな浸食穴。
赤鼻から西方向に見える 先ほどまでいた畳ヶ浦の千畳棚の一部
ズームして見える「めがね橋」
奥には大きな浸食洞窟が開けているそうですが、
ここまでは歩いて見に行っていません。
東方向には 石見海浜公園の広い砂浜
息子が小3の頃 萩への家族旅行の途中に立ち寄り
この浜で釣りをしたのを思い出します。
当時 川釣りに熱中していた息子は海釣りをするのは初めて!
張り切って海に向けて投げ込んだ釣竿の釣針
海からの強い風に煽られて 自分の背中を釣っていたなぁ~~
って、夫と思い出し笑いを。。。
見たかった所はこれで終わり、
後は、帰る方向の出雲に向けて海を眺めながら9号線を東へ。
海洋館アクアスを横目に
江津市の「道の駅・サンピコごうつ」でスタンプ帳にスタンプを!
どうせ 休養中のシロイルカは見られないので
代わりに 道の駅にいたメダカちゃんでも。。。
国道9号線を馴染の「道の駅・キララ多岐」まで帰って来ました~~
いつものイチジク何ちゃらを買って。。。
出雲に向けて海岸ロードを東へ走り、自動車道を一気に帰りました。
向こうに見えるのは 島根半島西の端
ところで 浜田のお土産は
パンフに出ていた
ゆうひパーク浜田の限定品 ピリ辛「赤てんせんべい」
赤てんとは 唐辛子味で赤い練り製品の天ぷら
確かに はんぺんの味はするけれど。。。
最後までお付き合い頂き
ありがとうございました。