春のこの季節には 野山は薄い緑に包まれ,花々は明るく咲き乱れ
本来なら一年で一番いい時期なのに コロナウイルス感染の拡がりで
外出自粛をしなければならない皮肉な現実です。
老猫2匹と高齢夫婦の田舎暮らしの中で
唯一の楽しみは二人で気ままな日帰りドライブをする事ですが
見頃のとっとり花回廊のチューリップは5月6日まで自粛休園になり
広島の世良高原農場のチューリップやネモフィラ・芝桜の花夢の里など
営業していても 県外への遠出は自粛対象になり
結果的に 私の出先の写真ブログはネタ不足!
そんなこんなで
今日は 昔聴いていた当時を懐かしく思い出しながら
この頃になって また頻繁に聴きだしたポップミュージックの話題でもと
今ブームの
シティーポップ の代名詞的存在の
山下達郎 サウンドの世界を。
シティー・ポップ とは
1970 ~1980 年代に人気を集めたジャンルで、
歌詞やメロディーが洋楽志向の強い都会的なポップ・ミュージックのこと。
山下 達郎(1953年生まれ)は
シンガーソングライターで,作曲家や編曲家,音楽プロデューサー。
妻はシンガーソングライターの竹内まりやで
彼女のアレンジャーやプロデューサーでもあり
1960年代のアメリカンポップス,ロックに影響を受け
良質な楽曲を制作し続けるミュージシャンです。
また 日本におけるアカペラ・ドゥーワップの第一人者で
自分自身のヴォーカルを多重録音する
1人アカペラという手法を取り入れることでも知られてます。
Web上の ある記事にもありましたが
昨今、日本発の シティー・ポップ が、世界でブレークしているそうです。
J-POPのアナログレコードを目当てに来日する外国人が増えていると
このコロナウイルス感染が起きる前の今年の初め頃
TV でも紹介されていました。
新品CDからレコード、紙ジャケ、中古のレア盤など各種を取り扱う
ディスクユニオン新宿 日本のロック・インディーズ館などでは
来店者の3割以上は外国からで,以前は欧米人が多かったのが
この頃では韓国やタイなどアジアの方も増えているとのこと。
同店での問い合わせが特に集中しているのは、山下達郎 と竹内まりや だと。
海外の音楽ファンの間でのこの二人は
シティー・ポップの代名詞的存在 となっているそうです。
その象徴的な作品は、
大滝詠一のアルバム『A LONG VACATION』(1981年)や
山下達郎のアルバム『FOR YOU』(1982年)など
音楽ファンの間では 音楽的水準の高い本物志向のスタイルと定評があるそうです。
それがなぜ今頃に、しかも海外でウケているかといえば
海外の若者達の中にはアニメや漫画を通して日本文化を好きになる人が多く
アニメをきっかけに山下達郎達の楽曲を知ると言われています。
好きなアニメの主題歌を歌うのが タツロウ・ヤマシタ と知り
それからは ユーチューブで曲を聴くようになるのだそうです。
以前のブログでも何曲かアップした以外にも多数あり,例えば
一昨年公開されたアニメ映画『未来のミライ』は
アニメ界のアカデミー賞と称されるアニー賞で
長編インディペンデント作品賞を受賞し
その作品の主題歌は 山下達郎の楽曲『ミライのテーマ』です。
また
劇場版アニメーション『サマーウォーズ』の主題歌として制作された
『 僕らの夏の夢 ・ミューズ 』は
山下達郎の 44 作目のシングルで2009 年に発売された などとね。
アニメの影響は大きいですよね~~
10代や20代の若い世代では、動画サイトで日本のアニメを探しているうちに
山下達郎や竹内まりやの楽曲に出合い
『 クールだ! 』とファンになるそうです。
また アニメや映画の主題歌ばかりではなく
CMのキャンペーン・ソングとしても数多くの人気曲があります。
よく聴いていた当時から 数十年もの歳月が経過していても
久しぶりに聴いていると
その頃の心の揺れ動きが 鮮明に思い出されます。。。
田舎に住みながら 車の運転免許を取得しない父なのに
仕事柄出張が多く 留守がちでしたから
母が入院したり,何事か有る無しに係わらず 定期的に実家を往復していました。
片道2時間の通い慣れた田舎道を
愛車のスカイラインで飛ばしながら(今では考えられないスピード運転)
様々な思いで聴いていたのが山下達郎の曲でした。
・・・ぅふふ