摂津国老朗おじさんのスローな日々

関西の四季を楽しむ老朗おじさんがゆるゆると瞑想しながら、植物観察と徘徊のスローな日々を楽しんでいます。

夏も近ずく八十八夜

2022年05月12日 | 関西の四季

夏は来ぬ。文部省歌にも出てくる卯の花が今回の見出し写真。卯の花は丈夫な上に花もいいよね。 
夏も近ずく茶摘み歌を聞くころはこころ浮き立つ五月やな。3月3日散らし寿司を作ったとき、子どもの日には巻き寿司に挑戦しようと決意していたので、ひと頑張りして巻いた。残念ながら見栄えがイマイチやな。ご飯が偏りすぎている。ご飯が巻けてなくて巻き寿司が割れ寿司になりかかっている。エトセトラetc……とまあ散々の出来栄えやったな。負け惜しみを言うと口の中に入れてしまえばなかなか美味しかったんだけどね。具材にシシャモ、卵焼き、高野豆腐、ほうれん草,ニンジン、カンピョウに椎茸と欲張って詰め込みすぎたのが失敗のもとやった。
 これというのも爺様が子どもの頃のはるか昔、今は亡き母が巻きずしの具に穴子やカマスゴなどを入れてくれていて、その味が忘れられないのが原因。あれは美味しかったなあ。物価高の現在、アナゴや鰻を使わないでシシャモや高野豆腐で経済的におふくろの味を再現したくて、肩に力が入りすぎたのだ。
第一号は注意深く巻いたのでまだ見栄えが良い。

 第二号は少しばかり雑。その隣の第三号になると目も当てられない。巻き寿司と言うよりは割れそう寿司で無茶苦茶でございまする。まだまだ修行が足りんぞ。
  

戸外は春爛漫の花盛り。シャリンバイが涼しげやった。生け垣用のシャリンバイは少しばかり暑苦しそうやな。
 
  
マツヨイグサが独特の高貴な雰囲気を醸し出していた。その隣はオオデマリ。次いでコデマリ、ジャーマンアイリス。どやっ豪華に見えるやろ。
自然の中で生きているものにはあたりはずれや失敗作が無くて、時を得るとどの花も素晴らしく美しい瞬間があるよね。