彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

会津若松と平泉訪問記 その1~出発(雑談)~

2012年09月07日 | 史跡
9月1日に会津若松、2日に平泉に行ってきましたので、その報告です。

元々は9月2日に安土のかふぇらんまるの予定でしたので、他の予定を入れてなかったのですがこれが流れました。その後でこの日に行われる小谷城跡での歴コン参加の予定を入れたのですが、予約の電話を入れてもらった時点で完了と思っていて、その後に実はここにネットで申し込みしないといけないという連絡があったことを忘れちゃいました。
これによって9月2日がフリーとなったのです。

そこで考えました予定…
『どんつき瓦版』の次号が『八重の桜』や戊辰戦争の話にきまっていたので、それならば会津若松に行こうと思ったのです。それと同時に平泉にも行きたいと思いました。


実は会津若松に関しては2011年3月12日に瓦を赤くしたお城の記念式典が予定されていました。管理人はこの式典に間に合わなくてもこの日に赤い瓦が観たいと思い、行き当たりばったりで行く筈でした。

その前日2011年3月11日、東日本大震災。
もし3.11が一日遅かったら、管理人は被災してなかなか帰宅できなかったかもしれません…
東北は行ける状態ではなくなったのです。その後のは個人的な理由から母の介護が始まり、母の死、そして忌明けなどなど…
気が付けばもう1年半以上になりました…
あり得ないほどに予定が消えて行ったのは、「行って来い」という声なき声だったのかもしれません。
ですから、会津での目的は八重の生家から見えるお城を確認することと、赤い瓦の鶴ヶ城を見ることでした。

そして平泉。
東北と言うだけで、会津若松からならば福島県の半分と宮城県を越えて岩手県にまで入らなければならず、3時間くらい電車に乗らなければならない場所です。
2011年、平泉が世界遺産に選ばれた時、『THE世界遺産』という番組がいち早く平泉を紹介しました。淡々と平泉を紹介するその番組を見て僕は泣きました。何が涙を誘ったのか分りませんが涙が出て、「絶対に行きたい!」と思ったのです。

ですから、今回の旅行は無理な行程と理解しながら会津若松と平泉を目的地にしました。



8月31日の金曜日、仕事が終わると帰宅して出発準備を行いました。
管理人の旅には本が付き物ですが、今回の旅のお供は『冬姫』と『レオン氏郷』

まったく違う作家が同じ時期に出版した夫婦をそれぞれから見た物語です。
とくに戦国の女性の中で冬姫に興味がありますので、惹かれる作品でした。感想は別の機会にしますが、蒲生氏郷といえば会津に入って鶴ヶ城を改築した人物でもあるので、会津へ気持ちが飛びます。

新幹線は東京で止まり、山手線で赤羽まで移動します。
時間で言えば日が変わる直前くらい、それなのに電車はいっぱいです。本も読めやしない…
管理人の周囲は女性が多く、目の前の30代半ばくらいの女性は(たぶん中国語)でずっと大声で電話中。それでも周りのお客さんは何とも思わないとは、「東京って国際色豊かだ」
左後ろには制服を着た女子高生二人、今から秋葉に遊びに行こうと言って秋葉で降りて行きました。こんな時間までそんな恰好で(でもおぼこい感じの子だった)遊びに行くなんて「東京の女子は夜が無いのか」
左前には年齢不詳(若くも年にも見える)の女性が二人見つめ合っていて急にイチャイチャ始めました、えっ女性同士がこんな公衆の面前で…「東京の女性カップルは公認されてるんだ」

と、山手線で3つの女性に関する驚き、東京都会じゃん!


赤羽で乗り換えて、終点の宇都宮まで移動します。
宇都宮で駅の外に出されて1時40分頃から5時過ぎまで時間をつぶさねばなりません。
駅の構内では、ゆずの歌を歌い続けるにーちゃんがいたのですが、聴くに堪えないくらいに下手…でも駅獣に響いていて雑音にしかなりません。
おにーちゃん、聴いてほしいのはわかるけど、もう少し練習しようぜ。と心の中で思いながら、まずは餃子像を探しておのぼりさん気分。でも今回は餃子が食べれないのが悲しいです。

この餃子像の上のベンチではオジサンたちが荷物を枕にして寝ていました、これが野宿ってやつですね。

駅前には、5時まで開いている居酒屋さんがあり、混んでなければ居座ることを決めて入店。
案外空いていてビックリ。
個室のようになっていたのですが隣りのBOXの男性が結構注文して、トイレ行ったりあれこれ動いたり賑やかです。
管理人が静かに本を読みながら軽く食事していると、急にジャラジャラ小銭の音。それを数える男性の声…
そして呼び鈴、男性がお会計を告げると、お店の女の子が伝票を持って行った感じでした、次の瞬間、我が耳を疑いました。

男性の「足りない…」という小さな呟き

思わず噴き出しました。
そこから騒然とする店内、女の子の店長を呼ぶ声、説明も全て聞こえちゃってます、みんな動揺中?
管理人も思わず自分のポケットに手を入れて財布チェック、ある。安心…
店長(若い男性だった)が対応に入るけど、その後ろから女んの子の声「店長、お客さん身分証明持ってないと思うよ、お金小銭で財布にも入って無かったもん」


……
………
あかん、隣りでは管理人に笑ってくれと言わんばかりのドラマが展開されている、ここは関西かと思うくらいの流れでした。
結局、店長が冷静に対応し、連絡先などを訊いていて翌日に払いに来ることになったようですが、さすがにその顛末がどうなったのかはわかりませんが、なかなかない事件に出遭ったものです。


こうして宇都宮の夜は明け、5時過ぎに移動再開。茄子塩原から新幹線に乗って郡山まで移
関西では目にしない新幹線の車両にワクワク…

そこから会津若松まで駅数は少ないのに駅の感覚が長いという睡眠を煽られる様なのんびりした電車t旅の末に9月1日午前8時頃に会津若松駅に降り立ったのです。
コメント
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