彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

『琵琶湖周航の歌』をめぐる7 四番「竹生島」

2016年06月10日 | 史跡
4.瑠璃の花園 珊瑚の宮  古い伝への 竹生島
 仏の御手に 抱かれて 眠れ乙女子 やすらけく

琵琶湖を船で移動し、

上陸してすぐに歌碑があります。



竹生島は貴重な建物もあり、一見に値する場所。

『琵琶湖周航の歌』をしつこいほど聴いたら、1~3と4~6では雰囲気が変わることに気がつきます。これはたぶん4番以降は小口以外の意向も多く入り、また歌としての美しさや『ひつじ草』の水面に漂うよう様子を自らの舟に重ねたとも考えられます。
3番までは目に浮かぶ情景の描写でした。しかし4番以降はある意味で宗教的とも言える未知の世界に思えます。
「瑠璃の花園珊瑚の宮」と竜宮城のような描写の竹生島。
再び登場する「乙女子」は仏の御手の中で青春の苦しみから癒され眠りにつくのは救いでしょうか?

では、『琵琶湖周航の歌』四番の歌詞変更も資料館の展示から紹介します。



所在地 長浜市早崎町 竹生島
コメント
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