超記憶/直観像/閃光記憶(super-memory/eidetic imagery/flash-bulb memory)〔1995年版 心理学〕
縦横に配列された五〇個の数字を三分間見せただけで、そのすべてが自在に思い出せたり、一枚の写真を数秒見ただけで、その写真の細部まであたかも写真にとったかのごとく記憶してしまう人がいる。このような人を直観像保持者と呼ぶ。子供には直観像保持者の多いことが知られている。また、われわれでも、異常な事件の発生を知ったときの光景を写真のフラッシュをたいたときのように鮮明に記憶していることがある。これが閃光記憶である。こうした「異常な」記憶を総称して超記憶と呼ぶ。一見すると、うらやましい記憶力であるが、生きていくうえでは、大事なことのみを選択的に覚え、不要なことは忘れるという側面も必要である。
縦横に配列された五〇個の数字を三分間見せただけで、そのすべてが自在に思い出せたり、一枚の写真を数秒見ただけで、その写真の細部まであたかも写真にとったかのごとく記憶してしまう人がいる。このような人を直観像保持者と呼ぶ。子供には直観像保持者の多いことが知られている。また、われわれでも、異常な事件の発生を知ったときの光景を写真のフラッシュをたいたときのように鮮明に記憶していることがある。これが閃光記憶である。こうした「異常な」記憶を総称して超記憶と呼ぶ。一見すると、うらやましい記憶力であるが、生きていくうえでは、大事なことのみを選択的に覚え、不要なことは忘れるという側面も必要である。