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2018万沢林道ツーリング

2018年07月17日 17時50分25秒 | ツーリング関東


昨年の11月に群馬県にある秋鹿大影林道と万沢林道を走りにいった。秋鹿大影林道は走破することができたのだが、万沢林道は残念ながら通行止めだった。それが心のこりだったので、6月の末日に万沢林道に再チャレンジしにゆくことにした。

群馬県に入り給油をする。当日は猛暑日でひどく暑かった。30℃を軽くこえていて、給油をしていて汗が止まらないほどだ。それでも山にゆけば気温は下がってくれるだろうと考えていた。



これから林道にゆくのだが、タイヤはスリップ・サインが出そうになるほど減っている。少々不安だが、それよりも心配だったのは、万沢林道の道路状態だ。深山では5月いっぱいは雪の影響がのこるから、路面の整備がしてあるのかわからない。それが気がかりだった。



四万温泉手前の甌穴(おうけつ)に立ち寄った。



甌穴は川底の岩盤が流れで侵食されて大きな穴があいているところだ。ここは子供たちの水遊び場になっていたが、この辺りまで暑かった。

甌穴のすぐ上に秋鹿橋があった。ここが昨年走破した、秋鹿大影林道の四万温泉側の入口である。



秋鹿橋を通りすぎて四万温泉方向にすすむと、高田山林道3、4キロがある。まずここを走るつもりだったが入口がわからず、万沢林道の入口についてしまった。




入口には看板がでている。



15キロ先で通行止めだ。



通行止め地点は林道の最終地点にちかい。草津側に通りぬけて、以前利用した蕎麦屋にゆきたいと思っていたが、かなわなくなくなってしまった。しかし通行止め地点までいって、往復すれば、万沢林道をほぼ制覇したことになるだろうと考えて林道にはいることにした。



林道はまず山にのぼってゆく。



急坂があり、粒の大きな石がちらばっている。



落石が多く、その石を路面に敷いてある。



路面は荒れていて難度のたかい林道だ。



7キロゆくと舗装路にでた。



道はまだのぼってゆく。



すすんでゆくと緑のトンネルの直線路があった。



とても気持ちのよいところだが、誰も走っていない。私だけの貸し切りだった。



峠の頂上部が3キロほど舗装してあり、ピークを越えて下ってゆくととまたダートになった。



深ジャリや粒の大きな石の散らばるヘアピン・コーナーがつづく。ここは急坂だが、下りなので写真がとれた。上りではこんな急坂にはとまってはいられない。ここで鹿一頭と出会った。健康的で立派な個体だった。



12キロくらいで道はまたアスファルトになった。



舗装路をゆくと15キロで通行止め地点にでた。



バイクをとめて先を見てみる。



立入り禁止のゲートの手前からようすをうかがうが、カープの先は見えない。バイクなら通れそうな気もしたが、工事中の道路に無理にはいるのはやめておいた。路面は舗装前の整備が終わったように見えた。これからアスファルトを敷けば完成だろう。



引き返すと地元ナンバーのフォレスターとすれちがった。岩肌がむきだしの落石の多い地点をぬけてゆく。



ヤマハTT250Rなどのバイク2台ともすれちがった。



往きは写真をとりながら走ったので55分かかり、帰りは45分で林道の入口までもどってきた。ここで休んでいると、地元の年配の方が3人ほど単独で林道に入って行ったが、キノコか山菜でもあるのだろうか。



国道353号線で中之条に下ってゆくと四万湖があったので立ち寄った。この辺りでもう暑くなってしまう。湖にはカヌーをうかべて楽しんでいる人たちがいた。



原町で食事処をさがした。すると群馬名物の鳥めしの登利平があるが、ここは持ち帰り専門店だ。32℃と表示のある炎天下に弁当を外でたべたくはない。その先にこれまた群馬の人気焼肉店のあおぞらがあったので、ここに入ることにした。



昨年上州定食というランチ・メニューを食べて気に入ったので、それにしようとすると、さらにお得な赤城定食があると言う。上州定食は上州牛のカルビだが、赤城定食は外国産の牛カルビになるようだ。さらにお値打ちとなっている赤城定食のご飯大盛りをチョイスした。



まずおぼろ豆腐と漬物の小鉢、タレやニンニクなどがやってきた。



つづいて牛と豚肉の盛り合わせとご飯にワカメスープ、サラダがきた。



サラダもたっぷりとある。



これらをガツガツと豪快に平らげた。



お会計は1720円。レジを担当していた青年が、DRのことを、昔のVT250ですか? と聞く。VT250Fの2型はカウルが大きくなったから、似ていなくもない。しかしまるでちがうバイクだ。VTはオンロード・バイクなのだから。若い人だから、VTも写真でしか見たことはないのではなかろうか。私のバイクはスズキのDR650だと説明したら、彼は最新のアフリカ・ツインに乗っているそうだ。ビック・オフを所有していても、30年前のDR650は知らないのである。20代の人だから無理もないか。

走りだそうとしてエンジンをかけるとメーターがおかしい。止まっているのにメーターの針がピンピンとはねあがっている。そしてスタートすると20キロほどしか出ていないのにメーターを振り切るありさまだ。県道28号線に入り、榛名湖にのぼってゆくが、バイクを修理できる日陰の場所があればとまりたいと思う。メーター・ケーブルを持参しているので、交換すれば直るだろうと考えたのだ。



しかし適当な広場がなくて榛名湖についてしまった。ここまで来ると涼しい。気温は26℃だ。



20年ぶりくらいで榛名湖に来たがきれいな湖だ。これでメーターがおかしくなければ気分は良いのだが、メーターの針が右に左に行ったり来たりし、振り切ったままになったりしているから気分はさえない。高崎に下ってゆくが、修理ができるスペースをさがしながら走った。



新幹線の高架下に日陰の場所をみつけた。自宅のバイク置き場は狭いし、通りに面していて人通りが多いから、そこで修理をしたくないのである。それで出先で直してしまおうと考えていた。



メーター・ケーブルはスピード・メーターと前輪のハブ部分に接続されている。フォークについているプラスティック製のカバーを外してみると、フロント・タイヤをとりはずさないと、ケーブルの交換ができないことがわかった。



ケーブルを接続しているボルトが、フロント・ホイールをはずさないとゆるめられないのである。DRにはセンター・スタンドはついていない。ジャッキも持参していないからお手上げだ。どうしようもないので、メーターが壊れたまま帰ることにした。

国道で群馬から埼玉に入る。



キャンピングカーの専門店があったのでのぞいてみた。



外車から国産車までならんでいる。



外車は1000万以上で、国産車でもこのくらいする。



その後、こわれたメーターをにらみながら帰宅した。




コメント (8)
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