放浪のページ別冊ブログ

キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

2022北茨城・いわきキャンプツーリング1

2022年10月27日 17時52分09秒 | ツーリング東北


10月15日。北茨城やいわき、奥久慈をめぐるキャンプ・ツーリングにでかけた。



朝の出発時は肌寒く冬用のジャケットをはおる。天候はくもり。茨城県にはいるとポツポツと雨粒がおちてきたがすぐにやんでくれた。上の画像は休憩した茨城県那珂市の静峰ふるさと公園だ。



キャンプ道具があるので、今回の相棒は積載力のあるDR650RSである。今朝はキック3回で始動した。愛車の調子は上々だが、オイル量をチェックするとローレベルを下回っている。30年物のDRはオイル上がりでエンジン・オイルをガソリンといっしょに燃焼してしまうのだ。気になるがようすをみながらこのまま走るこにした。下館、笠間、常陸太田と県道をゆく。茨城はセイタカアワダチソウが目につく。気温は17℃、18℃と上昇してきた。



県道沿いにある板東三十三ヶ所観音霊場の佐竹寺にたちよった。秋田にうつった佐竹氏は元々この地の戦国武将だった。佐竹寺は佐竹氏の祈願所だったお寺である。



本堂の観音堂は室町時代のものだ。茅葺の屋根がとてもいい。



お参りをしてまたはしりだした。出発の前に家内にどこにゆくのか聞かれた。いわき、と答えると、また福島なの、といわれる。前回のキャンプ・ツーリングは新潟・只見・会津だった。GWもトランポ・ツーで福島にいっている。今回は浜通りで、毎回べつのところにいっているつもりだったが、たしかに福島ばかりだ。よほど福島がすきらしい。



常陸太田からグリーンふるさとラインで北上する。丘陵地帯をゆく気持ちのよいルートだ。やがて国道461号線に右折して十王ダムにでた。ここに水道があったので飲料水を確保する。今夜とまるキャンプ場の水はのめないので、どこかで手に入れようとおもっていたのだ。水を買わずにすんだからよかった。



県道10号線と県道153号線とつないで花園神社手前にある増渕魚園にやってきた。山女や虹鱒の養殖と釣り堀、食堂をやっている施設だ。



ここの川魚料理が気にいっているのでやってきたのである。



メニューは焼き魚定食しかない。焼き魚は山女か虹鱒をえらべるが、渓流釣師だったわたしはまよわず山女を注文した。それと単品の山女と虹鱒の刺身があり、刺身は虹鱒をたのんだ。



山女は特有の風味があって大好きなのだ。虹鱒にはそれがない。虹鱒のほうが大きくてたべごたえがあるから、山間の人は鱒をこのむようだ。写真では強く焼かれているようにみえるが、ちょうどよい焼き加減てある。



虹鱒の刺身はサーモンを淡白にしたような上品なあじわいだ。



定食には天ぷらの盛り合わせや小鉢がつく。



この小鉢の田舎料理がよいのだ。おばあちゃんがつくってくれそうな家庭料理だが、いまとなってはなかなかたべられないご馳走だとおもう。



大根や人参、しいたけの味噌汁もいい。



今年のGWにもきたが大混雑していて利用できなかった。そのリベンジでやってきたのである。



料金は定食が1650円。刺身が660円だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022横須賀ツーリング

2022年10月23日 09時07分25秒 | ツーリング関東


10月8日。土曜日。三連休の初日。この日だけ晴れる予報なので横須賀にツーリングにゆくことにした。深山をゆくいつもの林道ツーリングとはちがって、都会ばかりをはしる一日である。



都内から神奈川にはいり、横浜をぬけて横須賀についた。横須賀には軍艦を見るためにやってきたのだ。以前はダイエーだったコースカの駐輪場にバイクをとめて、ヴェルニー公園をあるくと潜水艦がみえてきた。



奥には空母と戦艦がいる。空母はヘリコプターを搭載する出雲型の空母だろう。戦闘機が発着できるようにする予定だと新聞でよんだが、改良はもうおわったのだろうか。



こちらは米軍だろうか。イージス艦もならんでいた。潜水艦もいるね。



軍艦を見たあとはドブ板通りをあるく。



横須賀らしいスカジャンの店やハンバーガーショップがならんでいる。人気のあるハンバーガー屋には行列ができていた。横須賀にきたからハンバーガーをたべようかともおもったが、あまりすきではないので先にゆくことにする。



路上には宇崎竜童の手形があった。横須賀はダウン・タウン・ブギウギ・バンドがにあう。ヨコハマ・ヨコスカーー♪



横須賀中央駅にむかってぶらぶらとゆく。ここは三笠ビルだ。



街ではイベントをやっていてバンドが演奏をしていた。



駅のちかくで南国亭という町中華をみつけた。ハンバーガーはたべたくないからここに入ることにする。



注文したのは横須賀らしくサンマーメンだ。



サンマーメンはクイックでやってきた。細めんの野菜あんかけしょう油ラーメンだ。



餃子も注文した。こういうのがたべたいのだ。料金は850円くらい。南国亭は地元の人気店だった。



食後は観音崎にむかう。



前回ここに来たときには灯台までのぼったが、たいへんだった記憶があるからゆかない。海をながめてすごす。



観音崎から走りだして鴨居までいったが、このまま三浦半島を一周すると帰りがおそくなるので引き返すことにする。

横浜までもどるとみなとみらいにロープーウエイがかかっている。いつの間にできたのだろうかと思って帰ってからしらべてみると、今年の4月から運行が開始されている。ヨコハマ・エア・キャビンというしゃれた名前なのだそうだ。スキー場によくあるロープーウェイが港にかかっている図はちょっとすごい。



横浜、川崎とぬけて最後は四十七士の墓のある泉岳寺でトイレをかりた。燃費は42K/L。ストップ・アンド・ゴーをくりかえすとこのくらいのようだ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1983年カニの家の追憶

2022年10月17日 17時30分52秒 | バイク・旅の話題


1983年 帯広ユースの朝の集合写真

HPやブログに1980年代の旅の記録を書いていると、それについてメールをいただくことがある。昨年、私と同じように80年代に北海道を旅されたSさんという方からおたよりをいただいた。Sさんは周遊券とヒッチハイクで旅をされたそうだ。私の古い放浪の記録をよんでなつかしんでくれているとのこと。その後の私の2001年の北海道ツーリングでは、あまりにも観光地化されてしまった神威岬や、たてかえられた札幌駅を惜しむ記述がある。Sさんも北海道の変貌や発展について私とおなじようなことを感じていらっしゃるようだ。そのSさんからのメールをここに転載させていただいて、神威岬や札幌駅のことなどにふれたいとおもう。そしてSさんのかかれれている、1983年のカニの家についての文章も紹介したいとおもうのだ。



1983年 函館のユース・北星荘の朝。

以下Sさんのメールを抜粋。

ーー『1983年北海道ツーリング』には、懐かしい場所の記述も出てくるのですが、昨今の開陽台の変わりぶりと、『2001年ツーリング』の神威岬と札幌駅の変化には、読んでいて心に来るものがありますね。
私の記憶の開陽台は何もない丘の上に粗末な八角形の展望台があっただけの場所。神威岬は手彫りのトンネルを通って、風の吹き抜ける草むす土手の上から神の岩を眺める場所。札幌駅は色とりどりの寝袋と自転車とバイクが壁沿いにずらりと並び、いつ行っても若い旅人が集まっている場所。ーー

念仏トンネル 昔日の神威岬

1980年代の札幌駅での野宿風景

ーー私はもう30年以上も北海道には足を踏み入れておりません。バブルを挟んで人の心も変わり、その後、地域経済を支えていた北海道拓殖銀行もなくなり、かの地がどのように変わってしまったのか?
かつての想い出が、かの地の今の姿で上書きされるのではないか、という漠然とした不安を持っています。ーー

ーー「地元の方は近代的な施設と発展を望んでいる」というのは、学生の時からよく見ていた現象です。結論から言えば私たち旅人は土地の利害関係者ではないので、口を出すべきではありません。そして田舎の人には、残念ながら手が加わっていない自然の大切さは分かりません。利害関係者が選択したのなら、我々がどう思おうと失われるのは仕方のないことなのです。そのはかなさを前提に、私たちはその時間のその場所を旅していたということなのだと思います。ーー

そのSさんが書いた帯広のカニの家を追憶する文章がある。それがあるのはカニの家OB会公式ホームページで、カニの家の歴史を記録するために運営されているそうだ。

カニの家 Sさんの文章

カニの家OB会公式ページ


私はカニの家にとまったことはないのだが、当時のようすをつたえる貴重な文章だとおもう。Sさんの作品にはもっと素敵なものもあるのだが、それはある方のブログにのっているので、転載するのははばかられる。いずれにしても追憶はあまく、せつない。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022那須サイクリング

2022年10月13日 18時29分24秒 | サイクリング


10月1日。土曜日。自転車を車にのせて出発し、栃木県喜連川の道の駅で泊まった。翌日に那須でサイクリングをする予定で、夜はセブンイレブンのサンドイッチと焼き鳥で一杯である。2022年シーズン20日目の車中泊。この道の駅には温泉が併設されていて人気があるのだが休業中だった。



10月2日。日曜日。道の駅きつれがわの朝。天候は快晴。朝方は冷え込んだ。毛布を2枚もかけたほどである。



道の駅は荒川沿いにある。



鮎料理がいろいろとあるが、朝がはやくて店はあいていなかった。



国道294号線を北上し、道の駅東山道伊王野にやってきた。道の駅ではフリーマーケットの開店準備がされていた。



道の駅の裏に第2駐車場があり、空いているここに車をおいて、8時に自転車ではしりだした。今日は那須の丘陵地をゆくので、ギヤ比のひくいランドナーが相棒である。40年物のランドナーの詳細は『ランドナーの紹介』をどうぞ。



ランドナーの太いタイヤからつたわる、やわらかい感触がここちよい。朝の空気のなかを自転車でゆくのもきもちがよかった。県道60号線から県道34号線とつないで黒磯にむかう。



道は上りだ。ギヤを前後ともローにおとして坂をのぼる。途中にはそば畑がひろがっていた。



黒磯駅にむかうとガラス張りのモダンな建物がある。これが駅かとおもったら図書館だ。黒磯は文化度がたかいね。



こちらが黒磯駅。電車の行き先として黒磯はよくきくが、やってきたのははじめてである。



黒磯駅のちかくには古い建物がのこっている。こちらは洋風の風格のある建築物だ。



和風建築もある。大きな商家だろうか。



塀のつづくおおきなお屋敷もあった。古い町だからいろいろと由緒のあるものがあるのだろう。



黒磯の駅から県道369号線で板室方向にすすむ。道はずっとのぼりだ。フロントはトップギヤ、リヤはローギヤでペダルをふむ。黒磯駅から8キロで道の駅明治の森・黒磯があったのでたちよった。ここには明治の政治家の別荘がのこされていた。



県道369号線の戸田の交差点から先は、斜度がたかまるため右におれるつもりだった。しかし当日は国体のトライアスロン競技が開催されていて、右方向は通行止めになっており、直進させられた。交通整理の警備員は、大きくぐるりと迂回してください、と簡単に言うが、自転車はたいへんなのである。しかも迂回路の案内はでているのかとたずねると、わかりません、だって。坂道をジリジリとのぼり、案内の係員はいないので、勘で右にまがると別荘地にはいった。出発からここまでずっと上りだ。別荘地をゆくと道は平坦になったがジャリ道になった。



通行止めがあったりして別荘地をジグザクにすすむ。



案内人がいたが要領をえず、すすむとトライアスロン競技のコースにでてしまった。しかしそこはコースの端ですぐにコース外にでることができた。



西岩崎ポケットパークで休憩する。水分補給をしていると、地元の71才のクロスバイクの方がやってきて話しかけられた。話好きの方で那須や板室、サイクリングコースなどの会話をする。自転車と山登り、それにゴルフが趣味なのだそうだ。私は自転車とバイク・ツーリングとこたえておいた。そして車で伊王野まできて、そこから走ってきたとつたえると、それは優雅だねと言われたが、車中泊をしているとはつたえなかった。



クロスバイク氏がでたあとで西岩崎ポケットパークを出発し、池田の交差点にむかう。レストランがあるが昼をすぎていてどこも混んでいるし、ソロでサイクリングの私は場違いではいりづらい。



県道17号線からりんどうラインにはいって伊王野にむかう。伊王野まで18キロとでている。



りんどうラインに食堂はない。



ルートはほぼ下りだが、たまに上りがあると、ヘロヘロになってしまう。



大した坂でもないのに上りきれず、年をとったなと痛感させられた。



田んぼは稲刈りの直前だった。



14時に車までもどってきた。走った距離は52キロだ。



道の駅には蕎麦屋がある。ここは亡くなったDR650クラブのいけぴさんの推薦のお店だから、利用したいとおもっていたが、まだ行列しているからあきらめた。



道の駅で梨と栗おこわをかってきた。



今年はじめての栗である。



栗おこわとカップ麺の昼食とあいなった。走り終わって疲労困憊。ヘロヘロである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022只見キャンプツーリング3

2022年10月06日 17時58分05秒 | ツーリング東北


気温は15℃くらいだろうか。冷えているので、メッシュジャケットの下に長袖シャツをきこんで出発した。只見線の沿線には『おかえり只見線』ののぼりがたっている。50キロで走行する。交通量がすくないのでこのくらいがちょうどよい。



滝沢・天然炭酸水にたちよる。



炭酸水は冷たくてシュワシュワなのだ。



国道252号線をゆくと道路脇に石塔があったのでたちよった。飯豊山に湯殿山の文字がみえる。神様とお地蔵様に庚申塔だろうか。気温は17℃だ。走っていると体が冷えてきた。



只見線の鉄橋がおちていた場所を確認しようとすると、道付きがかわっており、難所を迂回するようになっていた。鉄路だけでなく道路もよくなっているのだ。



やがて会津川口駅に到着した。



駅には只見線再開通の垂れ幕がかかっていた。



国道400号線を南下して八町温泉にやってきた。国道脇の野尻川沿いにある温泉で、地域の共同湯である。



八町温泉の建物はこじんまりとしたものだ。



浴槽はひとつで亀の置物がある亀の湯だ。先客に若いライダーがいたが、彼はすぐにでたので私の貸切となった。体が冷えていたので温泉がしみた。鉄分のつよい泉質だ。



壁に寄付者の名前がかけてあるのもいい。入浴料は300円以上とあるので300円を料金箱にいれておいた。



国道400号線をすすみ道の駅からむし織の里しょうわで休憩する。



この道の駅にとまっていたのはスズキGS400だ。スポーク・ホイールの初期の型である。45年くらい前のモデルだ。キャスト・ホイールになるとGS400Eになったと記憶する。集合管はいまでも手にはいるのだろうか。



昭和村を南下してゆくと双体道祖神・庚申塔があった。素朴でほのぼのする男女の道祖神だ。



舟鼻トンネル手前の白森清水で水をくませてもらう。



会津田島から山王峠方向にすすむが、この付近でよい食事処がおもいあたらない。そこでセブンイレブンで昼食を買った。食事のできる場所をさがしてゆくと、山王トンネルをぬけた先に横山パーキングがあり、ベンチやトイレがあるのでここにはいった。



昼食はうどんにおにぎり、それに白森清水である。



その後川治、鬼怒川をぬけ、日光杉並木街道をとおって帰宅した。燃費は27、7K/L。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする