2015年の10月。
京都の祇園にやってきた。
折角だから雰囲気のよいお店で一杯やりたい。
京都らしい町家なんかで。
でも祇園は高い、一見さんお断りのイメージがある。
いくらかかるかわからないのは怖いが、今はネットがある。
事前にリサーチして、気になった建仁寺近くのお店にやってきた。
西花見小路通にはいるとこれぞ京都の祇園というムード。いいねぇ。
祇園 きたざと。
予約無しだと入れないことも多いとのことだが、土曜日の夜に運よく席が空いていた。
私は生ビール700円、家内はウーロン茶でスタート。
突き出しは牛筋の煮込みと平目の皮の天ぷらとのこと。
これはたべてみても何だかわからないので、店員さんに聞いてみると、厨房に聞きにいってくれた。
しかし平目の皮を引いたものを天ぷらにするなんて、やるよね。
刺身の盛り合わせをたのもうかと思ったが、家内が生ものはあまりたべたくないとのことで、鯛のお造りをお願いした。お造りは薄づくりできれいな仕上がり。コリコリの天然物だ。この年になると脂は不要。天然物のうまみがうれしい。量も適量だった。
家内のチョイスしたもずくの酢の物600円。美味しいそうだ。
こちらは酒造メーカーがやっている店だと聞いた。だから祇園なのに料金が大衆的なのだと。
リサーチしていた納豆オムレツ800円を注文し、ビールをお替り。
花街をぶらぶらと歩いてきたので喉が渇いていたのだ。
道々どこもすごい人で、京都は観光で大盛況だった。
納豆オムレツは出汁がきいてよいが、オムレツに納豆をいれなくともよいかと思った。
あげと京水菜のサラダ1000円。京都らしい一品。水菜のほかにオニオンスライス、パプリカ。マヨネーズとピンク・ペッパーがかかった仕上がり。
納豆オムレツも悪くなかったのだが、オーソドックスな出汁巻もたのんだ。薄味で上品なテイスト。これは超クイックででてきた。
ビールを飲み干して芋焼酎の照葉樹林600円の水割りにする。
とろとろチーズの焼きトマト。家内のチョイス。ピザかグラタン風。
料理も美味しいが器やコップもとてもきれいだ。
芋焼酎の水割り。神川600円を追加する。これは私がえらんだ焼きとろろ1000円。淡白な味つけ。家内はわさび醤油でたべていた。
これだけたべて飲んで1万1500円は安い。とても美味しいし接客も親身。
店をでて花見小路通りをゆくと、舞妓さんと芸者さんも歩いている。
祇園から先斗町に歩いてゆくと、そこもすごい人だった。
2016年の3月。
京都にやってきた。
四条大橋近くの『まんざら団栗橋』という店にゆきたかったのだがみつからない。日曜の夜だ。営業しているお店はかぎられる。そこで前回利用してとても気に入った、きたざとに行くことにした。
祇園の奥、建仁寺近くにお店はある。
幸い席はありカウンターにとおされた。
生ビールとウーロン茶でスタート。
お通しはひとり二皿でてきた。
ジャガイモとベーコン、牛すじに菜のおひたし。
前回たのんだ鯛のおつくりが美味しかったので鮪1000円と、
鯛1000円の刺身をまずおねがいした。
鯛はネタがよい天然物で、噛んでいると歯ごたえがあり、わずかな脂がにじむ、上品な一品だった。鮪は赤身と中トロのあいだくらいで、こちらもほどよい脂ののりだ。私は主に鯛を、家内は鮪をたべた。
湯葉好きの家内がたのんだ生湯葉の葛仕立て1250円。とても美味しいそうだ。
料理がたくさんならぶと幸せな気分になる。
前回もたのんだトマトチーズ焼き1500円。
芋焼酎の水割りにチェンジする。ビールと芋焼酎を数杯ずつのんだ。
水がれい焼き、鴨ロースが気になるがそんなにたべられない。
最後に赤出汁500円をふたつおねがいした。魚のあらが入っていて、凝った仕上がりだ。
お会計は11100円。
祇園の町家で、板前さんが腕をふるってくれる料理をリーズナブルにたべられるよいお店だ。
ブログは再訪記を追加しているが、食べログには追記していない。食べログは訪問日と評価だけ変更している。
きたざと
夜総合点
★★★★☆ 4.0
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