4年ぶりにスキーにでかけた。思い立ってひとりでゆくことにしたので、JRの新幹線パックを利用した。新幹線の往復乗車券とリフト券がついて13000円(大宮ーガーラ)である。因みに東京ーガーラでは13600円だ。ハイエースのチェーンは買ってあるがまだ巻いたことがなく、FRの車で雪道は何10年も走っていないから、安全策をとったのである。
大宮から1時間弱でガーラ湯沢駅に到着した。時刻は8時前。まずリフト券を引き換えるのだが、15分ほどかかった。気づかずに並んでいたのだが、列が英語・日本語対応デスクだったのだ。他に中国語、韓国語もあっておどろいたが、日本語のみの列は進みが速いので、こちらにするべきだった。
スキーの板と靴は持参した。ラングのレーシング・ブーツにK2のスラロームである。ポールはシナノ。いずれも古いもので4年前とおなじだ。
駅に隣接しているスキーセンターで着替え、1000円のロッカーに荷物をいれてゴンドラにのった。ゲレンデについたのは8時半頃だろうか。朝はガスがでていた。気温はマイナス3℃。空は徐々に晴れてくれた。
じつは体力が心配だった。ふだん何も運動をしていないので、1日すべるだけのスタミナがあるのかどうか。それでそろそろと滑りだして、少しずつターンの速度をあげていった。
2・3本すべると昔の感覚を思い出した。そこでこぶ斜面に入ってみたら、一気に足にきてしまった。まだ1時間もすべっていないから、これ以降はこぶは避けて中・急斜面を疾走した。
おどろくのはアナウンスが日・英・中国・韓国語でされていることだ。これは5年前にはなかったことで、スキー場は東京駅に直結しているから、外国のスキーヤー、スノーポーターはたしかにたくさんいる。昔のスキー場の風景ではなく、隔世の感があった。またスキー場には上級者ばかりがいるものだが、場所柄ガーラには初心者がたくさんいるのも特徴的だった。
つとめて休みつつ、写真をとりながらすべったが、昼食も11時前の早めの時間にとった。中央ゲレンデにあるスキー・センターのレストランにゆきたかったが、そちらは混んでいるので、はずれにあるオーレという食堂に入る。ここは以前来たときも利用した店だ。カツカレー1200円に生ビール650円である。オーレは窓際にカウンターがあって、ひとりでもつかいやすい。ここでカレーをたべてビールをぐびりとやっていると、どんどん客が入ってきて行列ができてしまった。よいタイミングで昼食がとれた。
中央ゲレンデは混んでいるので、北コースと南コースをすべる。午後も一度だけこぶ斜面に入ってみたが、やはりこぶでは体力がもたないので撤退した。
13時に休憩をかねて中央コースのレストランを見に行ってみた。どこも満員で入店待ちの行列になっている。早めにたべておいて正解だ。ここで、こしひかり越後ビール360円と豚まん350円で一服した。どこにも座れないので立ったままで。
16時すぎまですべり、最後はゴンドラにはのらずに下山コースを滑ってガーラ駅にもどった。下山コースは林道をゆくので狭くて混んでいる。その間をぬって下っていった。
ガーラ駅ではかまくら祭りがひらかれていた。子供たちの宝探しなどがおこなわれている。
かまくらに入ったことはないのでいってみた。
壁際に座れるようになっていた。
ガーラには温泉もあるがこちらも行列。風呂には入らずに帰ることにする。驚くべきスピードで走る新幹線の中で一杯やっていると、すぐに雪国ではなくなってしまった。
久しぶりにやってみたスキー。思ったよりも体力があることがわかった。これからも定期的にゆくつもりである。