
天気の悪かった9月のシルバーウィーク。最終日は晴れたので群馬・栃木の南部をサイクリングすることにした。

車で群馬県の『道の駅おおた』まで行って自転車で走りだす。群馬・栃木とも南部以外は山がちだ。つまり平坦なところだけをえらんでまわるつもりなのである。それで今日のお供は平地が得意なロードレーサーとなった。

道の駅おおた、の近くにある世良田の東照宮にゆく。地図でここに東照宮があるのを知って見てみたいと思ったのだ。

ここが徳川氏発祥の地だそうで、現在の東照宮の前の建物を、天海僧正が日光から移築したと説明があった。これは知らなかった。地図を見るとこの南に徳川町もある。

伊勢崎の市街地をぬけて華蔵寺公園にたちよる。大きなカブトムシとクワガタがいてたのしい。

ここは元々華蔵寺という大きなお寺のようだが、遊園地まである。

ジェット・コースターもあった。

北にある旧赤堀町ーー現在は伊勢崎市ーーにすすむ。赤城山が見える田園地帯である。何十年も前に仕事できたことがあったのだが、風景が一変していて、そこがどこなのかわからなくなっていた。

赤堀町から国道50号線をゆくが、この道は狭いので歩道をはしる。途中に庚申塚があった。

この日の最高気温は30℃ほど。日差しは少なく、汗はあまりかかなかった。それでも日焼け除けとマスク代わりにバンダナをまいて走ったが、怪しかったかもしれない。

岩宿駅で一休みする。大間々にゆこうかと思ったが、そちらはゆるやかに上っているのでやめた。

桐生の町に入ってゆく。明治館という古い建物がのこっていて資料館になっていた。

東武桐生駅をすぎてJR桐生駅についた。新しい駅舎だ。

桐生に来たのははじめてだ。古い街並みがのこっている地区があるとのことで見にいってみた。

古い建物は多くはない。

ポツン、ポツンとある感じである。

桐生の商店街。

群馬県桐生から栃木県足利に県道67号線でむかう。そろそろ昼食をとりたいと思っていると、栃木県にはいったところで大きな看板がみえてきた。手打ちらーめん、めん一、という店のものだ。駐車場に車がたくさんとまっているのでここに入ることにした。

しょう油ラーメンがおすすめなのかと思ったら、男性にはエビワンタンメンなどが人気とのこと。そこでエビワンタンメンの大盛り900円と餃子330円をえらぶと、餃子が先にやってきた。手作りのニラ野菜餃子だ。まずまずだが、ラーメンがおそくて餃子を食べおえてしまった、

しばし待ってエビワンタンメンの大盛りがやってきた。ビジュアルはとてもよい。これは美味しいだろうとおもって味わうと、アッサリの淡麗スープでとてもいい。

手打ちの麺はふわふわだ。ただあまりに淡い味つけなので、食べすすんでゆくと物足りなくなってくる。ワンタンも薄口のアッサリなのだ。しかし塩辛いよりはこっちのほうがいい。

日本最古の学校、足利学校にやってきた。

入場券には入学証とある。料金は420円だがJAFの割引で350円になった。

学校門をくぐって入学する。

足利学校は茅葺屋根の広壮な建物で、中に入って見学することができる。ここは貴重な漢籍がある文庫で、たくさんの文人や学者があつまっていたそうだ。

南庭園。

資料館。

足利は足利幕府をひらいた足利氏ゆかりの土地だ。足利氏の菩提寺である鑁阿寺(ばんなじ)が足利学校の近くにあるのでそこにゆく。

本堂。

山門。

大イチョウ。

多宝塔。

足利のつぎは館林にゆこうと考えていたが、疲れてしまった。そこで車にもどることにする。太田駅によってみた。

道の駅おおた、にもどってきた。1日走ってボトル1本の水分で足りてしまったから、夏は終わりだ。

当日のコースである。80キロほど走行した。