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昼食は株主クーポンを持っている、ゼンショー・グループのチェーン店、ジョリー・パスタでとることにした。
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ツナサラダ。生のマッシュルームがそえられている。
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私はクーポンをつかって牛肉と大葉・白ゴマのペペロンチーノ。大葉の香りがペペロンチーノによくあっていて、ゴマがアクセントになっていた。ジョリー・パスタはいつも凝っていてセンスのよい季節商品をだすよね。
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ミニ・ピザのセットにした。ベーコンのピザ。クリスピーでとても軽い食感。
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家内は本格ボロネーゼ。
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家内のピザはマルゲリータ。
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ドリンク・バー付きである。
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食後は湯田温泉にある、詩人の中原中也記念館にゆく。2008年に山口にきたが時間がなくてゆけなかったところだ。(興味のある方はHPの「2008年四国・九州ツーリング」をどうぞ。)
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館内は春夏秋冬にわけて展示されていた。資料の協力者にただひとり大妻女子大の名があるが、熱心な中也の研究家がいるのだろうか。
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壁に中也の詩が投影されている。
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中也の詩に曲がつけられていた。詩の作風から歌にはならないだろうと思ったが、聞いてみるとなかなかよい。とくに家内が気に入って、このコーナーから動かなくなってしまった。
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私は資料コーナーにあった大岡昇平の中原中也をよむ。中也は詩は抜群だったが、散文はまるでダメだったとあり、とても興味深かった。たしかに詩と散文はまったく別のものだから、詩がかける人は論理的な文章をくみたてるのが得意ではないのだろう。
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家内は中也のCDにとりつかれている。気に入ったものに時間をかけることが旅の満足度をあげることになるから、ここで十分な時をかけた。もとより私も中也がすきなのだから。
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中原中也記念館をでるとザビエル記念聖堂を見にゆく。壮麗だ。平成3年に火事で焼けてしまい、平成10年に再建された教会だそうだ。
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湯田温泉の『温泉の森』にゆく。料金はひとり1000円。無色透明な泉質のスーパー銭湯タイプの温泉だ。いろいろな風呂があったがウンテイまであった。
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温泉の森をでると、時刻は20時前で、ふつうなら宿泊地にむかうところだが、どうしてもゆきたいところがある。山口県と島根県の県境の山の中にある巨大レストランの山賊だ。
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山口から一般道だと2時間かかるとナビが言うので、中国道にのってゆくことにする。
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NHKのドキュメンタリー番組の72時間でとりあげられているのを見て、どうしても行ってみたくなったのだ。ふだん夕食はほとんどたべないのだが、ここでは名物料理をたのむつもりでいた。
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山口から六日市まで高速にのり、9時に山賊に到着した。たしかに真っ暗な山の中に突然出現する、山賊の砦のような建物のレストランだ。料理は囲炉裏でやいた鳥や魚の串焼き、巨大おにぎりなどの他愛もないものなのだが、この非日常感がすごい。
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さっそく24時間営業の店に入ると、
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なんと営業は終了していた。GWの5月4日に営業を短縮する? 信じられないよ。しかも一部の建物は施設整備のために休業中だって。
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仕方がないので六日市IC近くのローソンで買物をして、道の駅むいかいち温泉に泊まることにした。買ったのはジャガイモチーズ焼き、11品目のスープ、焼き鳥、もつ煮、カップめんなど。気温は12℃なのであたたくして眠った。日中は25℃だったのにだ。走行距離154キロ。