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静岡ドライブ 伊藤若冲展と橋めぐり

2010年04月26日 20時37分08秒 | 芸術
4月24日の土曜日に夫婦で静岡に出かけた。

私の目的は、静岡県立美術館で開かれている、伊藤若冲展を観ること。
家内の目的は静岡県にある、ユニークな橋を見学することである。

首都高で東名に向かう。
今回はできたばかりの山手トンネルと大橋ジャンクションを通ってみた。
山手トンネルは、池袋、新宿、渋谷の各駅の近くを通過し、
何本も走っている地下鉄を避けて掘られている。
トンネルが上下左右に微妙にカーブしていく様が、地下鉄を避けているのだろうと実感されて興味深かった。
そして大橋ジャンクションはグルグルのループ状。
どちらも未来的な出来栄えだが、二車線を一車線に規制しているので、渋滞必至である。

東名の清水ICでおりて、清水と静岡の中間にある静岡県立美術館には10時前に着いた。

伊藤若冲ーいとうじゃくちゅうーは江戸時代の画家で、細密な鳥や魚、花などの絵が有名だ。
デフォルメした構図の絵や水墨画もあり、幅広い画風を見せる。

上の絵は白い象だが、水墨画から彩色された絢爛豪華な絵まで、十分に鑑賞した。
都内の美術展のように混まないのが良い。
作品の前に立つ行列は一列だけだから、五列、六列となってしまう都内とはちがって、
ゆっくりと絵を楽しむことができた。
 
静岡県立美術館にはロダンの専門コーナーもある。
若冲展は5月16日まで。
若冲の好きな方は見逃せない企画だろう。

若冲関連記事。

若冲 相国寺承天閣美術館訪問記 巡礼編ブログ

書評 若冲 澤田瞳子著 放浪のページ


清水で昼食をとることにする。
エスパルス通りにある、次郎長の生家を移築したという、船宿記念館の隣りにある寿司店に入る。
ここがよいと地図に書き込みをしていたので来たのだが、ここは格安寿司店でネタはイマイチだった。
桜海老のかき揚げがついて1500円なり。

この後は家内の好みの橋めぐりに向かう。
まず日本一長い木の橋、島田市の蓬莱橋にいくが、
その手前の宇津ノ峠に明治時代のトンネルがあり、寄道してみた。
味わい深いレンガのトンネル。

日本一長い木製の橋、蓬莱橋は島田市の大井川にかかっている。
この橋は本当に長かった。
歩いて往復したが、橋は一キロはあるのではなかろうか。
映画やドラマに多数取り上げられているそうだ。

つづいて御前崎の先の菊川にかかる潮騒橋にむかう。
日が沈む直前に到着したが、アーチが橋の下にある珍しい形状の橋と、夕日を堪能した。

橋の上の夕日である。
この後潮騒橋の入口にある温泉、シートピアにより、東名で帰宅した。
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伊豆ツーリング 花と雪

2010年04月20日 21時04分24秒 | ツーリング東海近畿
福島でキャンプツーリング愛好家のオフ会が開かれるはずだった日曜日。
時ならぬ春の雪で集まりは中止になってしまった
そこで今年初のツーリングに出かけることにした。

東名高速の東京ICに8時20分に着いた。
高速や観光地はガスも食事も高いから、
手前の高井戸のすき家で朝食をとり、ガスもセルフの安いものを満タンにしておいた。

海老名で事故渋滞とでているが、それ以外にストレスはないようだ。
事故渋滞をぬけて、小田原・厚木道路にのるか、それとも東名を沼津までいくか迷う。
目的地は漠然と西伊豆・南伊豆あたり。
小田原厚木道路をいくと、箱根新道、伊豆スカイラインとたどることになるが、
このルートは昨年も一昨年も通っているから、沼津まわりで行くことにした。

雲が多くて富士が見えない東名を行く。
そして10時前に沼津ICについた。
料金は1400円。

暖かくなるという予報なので、冬用グローブはおいてきた。
その手が冷たくて、これならオーバー・パンツもはいてくれば良かったほどだ。

修善寺にぬけて、戸田峠を経由して西伊豆の戸田に出ることにしたが、
戸田峠につくと、昨日の雪が残っている。
桜もまだ咲いていた。

戸田に下ると港の対岸に美しい砂洲の御浜が見える。
その御浜を散策してみることにした。

御浜には海水浴場があり、釣りをしている人がたくさんいる。
おだやかな内海が広がるよいところだが、そこに造船郷土資料博物館というものがある。
仰々しいな、なんだろうと思ったら、ここはペリーの前後に通商条約を結びに来たロシアの船が、
嵐で座礁沈没した際に、帰国用の西洋船を、日本ではじめて建造した地なのだった。
それを本で読んだと思い出しながら、富士の見える海辺をのんびりと歩いた。

西伊豆を南下していく。
そろそろ昼食をとりたいが、ラーメンを食べたい気分。
でも店がない。
そこで土肥の海沿いのセブンイレブンで弁当を買って、海岸でたべることにする
それが上の写真の場所である。
食事を終えてバイクに戻ろうとすると、別のライダーが私と同じことをしようとして、
入れ替わりにやってきた。

西伊豆のダイナミックな海岸線がつづく。
思わずバイクをとめて景色をながめることも二度三度。
恋人岬なんてものもあるが、当然私は立ち寄らない。

宇久須につくとラーメン屋があってガッカリ。
ちょっと我慢すればよかった。
その宇久須から内陸に入って、仁科峠を経由して湯ヶ島にむかう。
仁科峠にはバイクが多い。
最近こんなにバイクが集まっているのを見たことがないほどだ。
オンロード・大排気量車がほとんどだが、特に隼が多かった。

湯ヶ島にすすむが、峠道には雪が残っていて、それが溶けて路面がぬれている。
そしてここにも桜が咲いていた。

日が暮れると気温の低下が予想されるから、早く伊豆高原と箱根を通過してしまいたい。
湯ヶ島から修善寺方向にすすみ、伊豆スカイラインに入った。
社会実験とやらで、通行料金が最大200円となっているのが嬉しい。

伊豆スカイラインをすすむと、レーサーのようにかっ飛ばしているバイクがいる。
私も昔はやったクチだが、危ないね。
亀石峠で休むが、ここにもバイクがたくさん止まっている。
走り屋が多いようだ。
トイレにはバイクの重大事故が多い、と書いてある。
無事に帰ろう、と。
事故のないように楽しみたいものだ。

その後、伊豆スカイラインから箱根新道、小田原厚木道路を経由して帰宅した。
走行距離は450キロほど。
神奈川ではハナミズキが咲いていた。

そして翌日は筋肉痛だった。
いくら今年の初ツーリングとはいえ、バイクに乗って筋肉痛になるのもはじめてかも
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ひと区切り

2010年04月20日 19時11分22秒 | 経済
昨年の12月に日銀の金融緩和で株高を感じて買った株を、本日売却した。

昨年9000円台だった平均株価は、11400円まで上がったが、
先週からなんだか変調の気配。

なんだか下げそうな気がして、その勘を信じて株を現金化し、しばらく様子を見ることにした。

経済的な理由はいろいろあるが、内閣がもたなそうなことがいちばん不安だ。

嫌な予感が当たらなければいいのだが。
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おじさんとおばさんは不満だ

2010年04月17日 22時03分56秒 | グルメ東京
本日は福島県でキャンプ・ツーリング愛好家のオフ会の予定だった。

しかし、雪で中止
車で行くつもりだった私は、チェーンの用意もして万全の体制だったが、
バイクで行く人はどうにもならないのだろう。
無事故で運営したい主催者の判断も正しいものだと思った。

土日は時間が空いてしまったから、明日はバイク・ツーリングにでもいこうか。
ところで今日は

日中はいろいろと雑用をして、夕方は家内とチェーンの居酒屋、月の雫へ。

じつはここを運営している三光マーケティングフーズの株を保有している。
だから株主優待券があるので、夕食代わりに来たのだ。

しかしこの店はダメダメだ。
テーブルも床下も掃除が行き届いていない。
床下などベタベタで店員を呼んで拭いてもらった。

そして頼んだ焼き鳥が届いたが、冷たい。
つき返したが、冷たい焼き鳥を出されたのは初めてのことだ

注文はすべてタッチパネルなのだが、オペレーションも客扱いも素人同然。
頼んだものも中々こなくて、最後はキャンセルして店を出た。

おじさんとおばさんは、アイコンタクトで注文をとりに来てくれるような店が好みだ。
ここはダメダメだが、それでも若い人がたくさん来ていて、また驚いてしまう。
若い人はこんなのでもよいようだ。
でもおじさんは我慢できないから、ここはもう利用しないし、株も売却することに決めた。

ここよりもワタミのほうがよほどいいよ。
それよりも個人経営のオヤジ酒場がいちばんだね。

追記。
三光マーケティングフーズの本社にいちばん近いお店に行ってみた。
東方見聞録である。

ここは普通の居酒屋だった。
どうやら上の店だけがダメダメのようで、すべてがダメなわけではないようだ。
でも、当たり外れは無いようにしてもらいたいだ。

池袋の店はよかった。

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南房サイクリング 完結編

2010年04月12日 20時47分55秒 | サイクリング
計画の未達に終わった、先週の南房サイクリング・くじら紀行。
あの先に行きたくて、なにしろ行けなかったところがメインだったから、今週もまた出撃した
 
4月11日の9時前に鴨川の南にある道の駅、鴨川オーシャンパークに車をデポし、出発した。
天候は薄曇。
先週は真冬の気温だったが、今日は20℃以上になるそうだ。
春は気温の変動が激しい。
暖かいのはいいのだが、向かい風が強いのが難だった。

先週引き返した地点、くじら家には10分で到着してその先にすすむ。
波浪注意報も出ているから、海は荒れている
それでもサーフィンをしている人は多い。
彼らにとっては、海が荒れるのは願ってもないことなのだろう。

道の駅、ローズマリー公園の庭園がきれいなので写真をとる。
こちらはイギリス風の庭が造られていて、花の配置が清楚で良かった。

この先は海沿いの南房の南端部を走る待望のコース。
防風林の横や海沿いを走る
千倉で釣りをする人たちを見ていくも、何も釣れていない。
まだ釣りには時期が早いみたいだ。

房総半島の南端の野島崎の手前からは猛烈な向かい風
ギヤを低くしてゆっくりすすみ、灯台下に到着した。
写真の中ほど、ぼんやりしているのが野島崎灯台。
ここで持参のどら焼きでエネルギー補充をして、また走りだす。

相変わらず向かい風が強い。
しかも上り下りもあるからキツイ。
それでもきれいな海とおだやかな海岸線を見て気分よく走る。
南房は南伊豆のリアス式海岸のような激しい絶景はない。
おだやなか磯がつづいていくのが特徴だ。


南房の西側にすすむと写真のフラワーパークや南房パラダイスなどの施設がある。
いずれも観光客があつまっていてはなやかだ。
そしてここにもサーファーがいる。
荒れた海にはサーファーが、磯には釣り師が波をかぶって竿をふっていた。
またライダーも多かった。

房総フラワーラインを西に行くと洲崎灯台にいたる。
ここも灯台までは行かずに、手前で写真をとって景色を楽しんだ。
野島崎から洲崎までは海がとてもきれいだ。
昔はこうではなかったから、ずいぶんと環境が回復したと思う。

洲崎灯台をすぎて北上すると風はやんだ。
そろそろ昼食をとりたいと思って走っていると、割烹風の構えの良い店がある。
定置直送、磯料理と看板にあるので、この多津味という店に入ることにした。

メニューを見て、刺身にてんぷら、サザエのつぼ焼きのつく潮騒定食2310円を注文する。
さらにアジのサンガ焼きのつく3600円の定食もあったのだが、さすがに高いのでやめておいた。
カウンターの上にはサインがたくさんあったから、テレビにも出ている店なのかもしれない。
サインは誰のものだろうと見てみると、女子マラソンの小出監督に東MAX、そして、さかな君など。
さかな君のサインがあるのが、料理の期待を高めさせる。
そして提供された料理は美味しゅうございました。

ところで刺身3種のうちのひとつがなんなのかわからない。
そこでたずねてみると、メジナとのこと。
ついでにわかっていた2種を念のため確認した。
これはイサキですよね
いえ、黒鯛です。
ええ、ではこれは鯛でしょう
それは、ヒラメです。
なんと
お刺身になるとなかなかわかりませんから、とお店の方、慰め口調で言ってくれる。
わかったつもりがこんなとは

館山市街を北上していくと、ここには早くもツバメがいる。
館山の北で東に折れて、房総の東海岸にもどっていく。
上り下りのある丘陵地帯を走ると、カエルが鳴き、モンシロチョウが舞っていた。
約1時間で西海岸から東海岸の鯨の和田浦にもどった。
ここから出発点は近い。
15時30分に車にもどり、今日の走行距離は80キロほどで終了。
ちなみに先週のくじら紀行は片道60キロの合計120キロである。

このあとは大型の初ガツオの腹身サクと、型の良い鯖を魚屋で土産に買い。
大多喜産の美味しい米をゲットしーーここのお米はすごく美味しいのだーー、
旬の竹の子も夕方なので半額で手に入れた。

渋滞情報を見ながら、京葉、首都高と経由して、南房サイクリング紀行は完結した。
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南房サイクリング くじら紀行

2010年04月05日 20時15分15秒 | サイクリング
以前から、房総半島の南端部を自転車で走りたいと思っていた。
ずいぶんと前から計画をあたためていたのだが、今回ようやくいくことができた。

4月4日の日曜日、首都高と東金自動車道を経由して、外房の九十九里浜の下、太東漁港に9時に到着した。
天候は曇り。
気温は東金で9℃と予想よりも低い
さっそく自転車を車からおろして、9時30分に南に走りだした。

風が強いが追い風だ。
帰りは風向きが変わってくれれば良いなと思う。
その追い風に乗って走ると爽快だ。
久しぶりの運動で、体が温まり、血の巡りや心肺機能が活性化されるのを感じる。
大原を一気に通過して、御宿の手前に到着した。


景色の良いところで写真をとって御宿へ行く。
写真の先が御宿で、海にはサーファーがたくさんいた。
御宿にはDR650クラブの方がいるのだが、仕事が忙しそうなので立ち寄らなかった。

勝浦に着いたのは10時45分。
ここは大人気の朝市を歩いてみることにする。
自転車を引いて見物すると、魚は観光地価格かな
野菜などは安いみたいだ。

勝浦を出発するが、外房から南端部の野島崎灯台まで行って、内房に回りこみ、
館山から内陸を通って、出発点にもどるつもりだったが、早くも無理かと感じる
旧行川アイランド付近の登りがきついのだ。
一気に足に来てしまった。

日蓮さんの誕生寺のある小湊には12時半に着いたが、ここまで3時間かかっているから、
2時か3時にはここに戻っていないといけないと思う。
そうしないと、真っ暗になってしまうから。

鴨川シーワールド前を通過する。
早くも13時近いのに、南端部の野島崎灯台は遠い。
これはとても行き着けないと思う。
腹も減ってきたし、どこかで食事をして引き返すことにするか。
でも同じ道を戻るのは癪だなと感じるが、道は他にないのだ。
地図を見ると、和田浦に、くじら家、という鯨料理の専門店がある。
和田浦は3大捕鯨基地として有名なところのようだ。
ここを目的地にしたが、着くまでにも坂が多くて、ヘロヘロになってしまった。

13時15分にくじら家に到着した。
思っていたよりも空いていて、テーブル席にゆったりと座ることができた。
サービス・メニューだと言う、くじら御膳2000円を注文する。
料理はすぐにでてきたが、それぞれの料理と食べ方を丁寧に教えてるのが嬉しかった。
赤身と脂肪分の皮の刺身はいっしょに生姜醤油で、舌のボイルの刺身も同様。
左上は佃煮、その右は腸とヒレをさらしたさらしくじら。
腸の百尋は生姜醤油、さらしくじらは酢味噌だ。
右は豆の煮物で、刺身はひとつずつ食べても美味。
赤身はマグロのようで、食べた後の鼻に抜ける香りが、わずかにくじら。
舌のボイルはとろけてしまう。
唐揚げと竜田揚げは、想像通りの味だが、鯨なのでサッパリとしていた。
ここの料理は美味しかったので、おすすめだ。

食事を終えて店をでると、隣りのテーブルにいた同年輩のふたり組みが私の自転車を見ている。
そして、これは懐かしいですね、と言う。
自転車に乗ってるんですか、と聞くと、
ひとりは私と同じく、トーエイ・ロードとランドナー、
もうひとりは、チネリとロッシンーーイタリアのハンドメイドーーを所有とのこと。
同年輩なので、昔の自転車談義を楽しんだ。

彼らと別れて、来た道をもどる
鴨川まで戻ると、若い女の子の乗る、コルナゴのクロス・バイクに抜かれた。
昔はコルナゴの自転車なんて年に一度しか見ないほどだったが、最近はよくいる。
でも経営は別になったのかな。
負けずに抜きかえすも、向かい風で、しかも上り下りが多く、
小湊までにぬきかえされて、しかも足を使い切ってしまった。

行川の坂をノロノロと登っていく。
キツイ、もうだめで、御宿の海岸で休憩をする。

冷えてきた。
ウインドブレーカーを着るが、指先がかじかんでくる。
それなのにサーファーたちは海につかり、陸に上がるとポリタンクの真水をかぶっている。
この寒いのに筋金入りだね。

夕方の月の沙漠像には誰もいないから、写真をとる。
ここはいつも観光客でにぎわっているから、ラッキーだった。

そして、本当に体力をなくして、向かい風の中、メロメロになって18時に車にもどった。

鮮魚や野菜、果物なども買って帰りたかったが、気力なし。

京葉、首都高とつないで帰還したのだった。
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風邪気味なのに、半焼きチレ

2010年04月02日 20時12分12秒 | グルメ東京
平日の17時過ぎに中野の野方で仕事は終わった。
と言うのは嘘で、そうなるように段取りしたのだ。

野方には評判の焼きとん屋、秋元屋、があり、そこで一杯やりたいと思っていたわけだ。

17時10分に入店すると、先客は6人。
行列店でも17時から飲む奴は少ないようだ

カウンターに座ってビールの生中を頼み、メニューを見て、
焼き物のカシラ、ハツ、タン、そして半焼きチレをたのむ。
すべて塩である。
チレは脾臓でハツとレバーをあわせたようなモツだ。
そして左右の常連を見て、生キャベツと、お奨めの黒板からレバ刺しを頼んだ。

じつは風邪気味である。
昼には薬も飲んだのだ。
でもせっかくここまで来たのだからと、飲んでしまうことにしたのである。

レバ刺しは、新鮮でコリコリのプリプリ、臭み無しである。
ものすごく美味しい。
ビールもすすむ。
私の中では、動物系では、レバ刺し、馬刺し、鯨刺し、と言う序列が確立した。
そしてすぐに出された半焼きチレが絶品だった。
レアのチレで他では味わえない鮮度のものだった。

ホッピーに切り替えて、シロ、ヒロ、そしてまた半焼きチレ、をたのむ。
すると板さんがチレを焼きすぎてしまった。
それでいいと言ったのだが、板さんは返事もせずに廃棄し、
こんなものを頼む好き者には、半端なものはだせないと、ベリー・レアのチレが提供された。

これまた絶品だった。
しかし私はそんなに好き者なわけではない。
それでもモツ焼きで風邪もどこかに飛んでいったみたいだった

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