放浪のページ別冊ブログ

キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

2021鬼怒川・会津トランポ林道ツーリング6

2021年11月18日 17時28分27秒 | 2021鬼怒川・会津トランポ林道ツーリング


小塩塩ノ岐林道にむかう。



集落をぬけて森にはいってゆくとダートになった。すすむとダンプがやってきて、この先は通行止めだとおしえてくれる。でもゆけるところまではしることにした。



水たまりの多い道をゆく。蛇が腹を上にむけて死んでいた。



水が路面をながれているところもある。



5、4キロで工事区間となり、ジャリの山にぶつかった。



前方では工事をしている音がしている。すすむのは無理だが先をみにいってみた。



小塩塩ノ岐林道はここでひきかえしである。



沢沿いの林道をもどってゆく。



死んでいた蛇はいなくなっていた。動物がくわえていったのだろう。



来年には工事はおわるだろうか。



国道289号線を南下して道の駅きらら289にゆくとスズキDR650SEがいた。ビック・タンクに換装されていてボックスがつけられている。私が所有しているのはDR650RSで、SEはセルの装備された後期型モデルだ。DR650はめったにないバイクだから他人とはおもえない。道の駅を見まわして、持ち主とおもえる人をさがす。



オーナーの姿はみえないからそのまま立ち去ったが、コロナで軽々しく話しかけられないから、それでよかったのかもしれない。



2日目に林道にはいれなかった七ヶ岳林道に再チャレンジにやってきた。前回は南からアクセスしたが、今日は北側からゆくことにする。



入口には林道と登山ルートの看板がでていた。



ずっと砂利のいれてあるダートがつづく。



ときにジャリは深い。ハンドルがゆらゆらとふられ、フロントをとられつづける。まるでジャリ練習をしているようだった。



5キロ地点に黒森沢登山口があり、9キロで下岳登山口の駐車場についた。峠で丁字路になっている。



これからむかうのは滝ノ原、左は針生とある。滝ノ原は、前回林道にはいりそこねて国道にでたところだ。



登山者への案内。



下ってゆくと林道開通記念碑があった。



この先の交通量はすくないようだ。



林道は砂防ダムの上をゆくところがあり、視界がひらける。



ここは大規模に道がくずれて補修したのだろう。



この先は路面があれてくる。オフロード・バイク2台とすれちがった。1台はセローだ。対向車がきたということは林道は完抜していることになる。逆方向からはしったときに、入口がみつからなかったから、ゆきどまりではないかとの不安があった。これでその心配がなくなった。



最後の2キロは頭上を木々がおおった暗い森をゆく。やがてアスファルトにでた。



どこにでるのだろうかとおもっていたら、見覚えのあるところにでた。バイクのとまっている右前方に民家があるわかりやすいところだ。前回は手前にある看板に気をとられて、丁字路を見おとしていたのである。北海道の林道でもおなじ失敗をしたことを思い出した。



東にある古桧峠林道もはしるつもりだったのだが、15時をすぎているので次回にまわすことにした。道の駅からむし織の里しょうわにもどることにする。昨夜は真っ暗な道を手さぐりするようにすすんだが、明るければはしりやすい国道だった。



16時に道の駅にもどってきた。売店で米とわらびの漬物をかう。わらびがおいしかった。



セローのよごれをざっと水でながす。



今日も1日じつによくあそんだ。バイクを車につみこむ。



車で矢ノ原湿原にゆき、代官清水で水をくませてもらう。ここの清水はおいしいのだ。



看板がたっている。付近の山は国有林だが、昔から地元民はキノコや山菜をとることをゆるされてきた。地元の人間以外は入山禁止とあるが、これはおかしな理屈だ。国有林ならば、この土地の者だけでなく、全国民のものであるはずである。鬼怒川であった千葉の人は、国有林ではだれでも松茸がとれると言っていた。栃木はよくて福島はならぬというのはとおらない。私の祖父は会津の出身だがそうおもう。

近くの温泉に入浴できるか電話をすると、県外者は17時までとのこと。この日の風呂はあきらめた。



山をくだり道の駅たじまで車中泊をすることにした。今夜はきんぴらごぼうとカツオの刺身、



ねぎ塩ホルモンで一杯である。山のなかをバイクではしりまわるのはたのしい。それは会津生まれの祖父の血がながれているからかもしれない。ソロの車中泊飲みもやめられないよさがある。夜は冷えてきた。毛布2枚とシュラフをかさねて寝床をととのえた。



5日目。道の駅たじまの朝。4時にトイレに行くと、たくさんの男たちがあつまっていた。キノコとりのひとたちのようだ。6時になると彼らの姿はきえていた。



松茸が買いたいがまだ店があかない。車ではしりだすと雨がふってきた。予報はくもりだが栃木は雨降りである。ライダーはカッパをきている。栃木をぬけるころに雨はあがった。セローの燃費は45K/L。
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2021鬼怒川・会津トランポ林道ツーリング5

2021年11月11日 17時10分26秒 | 2021鬼怒川・会津トランポ林道ツーリング


4日目。道の駅・からむし織りの里しょうわの朝。6時に村のチャイムがなった。活動開始の合図なのか道の駅では芝刈りをはじめた人がいる。でも、ちょっと早すぎるでしょう。



道の駅の入口にはレストランのメニューがある。ここにもばんでい餅があって、まんじゅうとビスケットの天ぷらがある。そして赤ハラ(うぐい・はや)の塩焼きもあった。これはためしてみたいね。



ツーリングマップルのおすすめルートになっている村道で矢ノ原湿原にゆく。



湿原というよりも沼のようなかんじだ。



江戸時代の代官がほめたので、代官清水の名がついた泉がある。水をくませてもらったがとてもおいしかった。昭和村には湧水がたくさんあるそうだ。



国道とはおもえないほど狭い国道401号線をゆく。大型車は通行不可能なルートだ。リスがいたが道におちている栗をひろっているようだった。



駒止湿原につづく玉川林道の入口をさがす。



ここだろうかと林道にはいってみたが手入れがわるい。



2キロほどゆくとおおきな水たまりにでたので、このルートではないと判断して引き返すことにした。



往きは気づかなかったが、もどると途中に二股があった。左の道をいったのだが、念のため右にもいってみると、すぐに行き止まりだった。



すすむと玉川林道の入口はあった。三階山、の地名が目印だ。駒止湿原までゆけるとあり、南会津にはぬけられぬとあった。



国道から林道におれるとすぐに走りやすいダートになる。



冷湖の霊泉という湧水があった。山肌から岩清水がしみだしている。その名のように霊気をかんじた。道の横には沢がながれている。渓流は工事の影響で、どこも砂にうもれているものだが、ここはそんな気配もなく、人の手がまったくはいっていないようにみえた。



林道は3キロ地点でUターン気味にカーブして湿原にむかう。



まっすぐにすすむルートは通行止めで、こちらが玉川林道なのだ。この先が通れないので南会津にはゆけないのである。



分岐から先は急坂になり、細かい砂をいれてあってハンドルをとられる。



入口から6キロほどで行き止まりの駐車場についた。駒止湿原の昭和村側(北側)の駐車場だ。聞いたことのない鳥の声がしているから、耳をすませていると、熊鈴の音がしてきて、やがてパトロールの男性ふたりが湿原からやってきた。彼らは会津田島側(湿原の南側)の駐車場からあるいてきたとのこと。距離は3キロだそうだ。ふたりは湿原はほかにもあるとおしえてくれるが、私の目的はダートをバイクではしることなのです、とこたえたのだった。



熊撃退スプレーとスズメバチ用スプレーを装備したふたりとわかれて、のぼってきた道をくだってゆく。



玉川林道に平行してはしり、合流もする境界林道にゆきたいが、入口をとおりすぎてしまった。南郷スキー場でUターンする。



国道401号線沿いにある境界林道の入口をみつけた。



入ってゆくと何キロかは舗装林道で、やがてダートになるはずだ。深い森の中をのぼってゆく。だれもいないだろうと思ったが、車が何台もはしっていた。キノコとりの人たちのようで、栃木ナンバーがおおかった。



荒れた舗装林道、ときにコンクリート路面の急坂をゆくがダートにならない。どうしたのだろうかとおもっていると、大通りにでてしまった。ここはどこだろうかと地図をみると、国道289号線にでたのである。道の駅きらら289の北だ。思い返してみると、通行止めになっていた細道があった。あれが境界林道だったのだろう。



小塩塩ノ岐林道にゆくことにする。国道289号線を北上して只見町にゆき、北から小塩塩ノ岐林道にアクセスすることにした。その前に昼時となったので、五十夢という店で食事をとることにする。この付近には食料品店が1軒あるだけで、食堂はここしかないのである。



手作り餃子の定食650円と半ラーメン350円を注文したが、料理がでてくるまで30分以上かかった。私の前に5人の客がいて、私はその次である。都会なら5分か、おそくとも10分で提供されるとおもうから、時間感覚のちがいをものすごくかんじてしまった。



昔ながらのラーメン。



ニラ・野菜餃子にやわらかいご飯。日常つかいの食堂だった。

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2021鬼怒川・会津トランポ林道ツーリング4

2021年11月04日 18時17分28秒 | 2021鬼怒川・会津トランポ林道ツーリング


桧枝岐から、交通量がすくなくて気持ちよくはしれる、舗装の飯豊桧枝岐大規模林道で国道352号線にでた。栃木県側は入口から閉鎖されていた栗山舘岩線・田代山林道にはいる。福島県側は田代山の登山口までゆけると案内がでていた。



すこし荒れているが走りやすいダートだ。



森の中をのぼってゆく。



登山者のために1キロごとに案内がでていた。



標高があがると頭上がひらけて眺望がよくなる。



10キロほどで田代山の登山口についた。登山者の車がとまっている。



登山口の先は通行止めだ。



登山道にそって沢がながれている。ここでしばし休憩した。



上ってきた道をくだってゆく。サルがいたがこの地域には多く生息するようだ。



湯の花温泉の集落までくだると茅葺屋根の家がのこっていた。



つづいて田代山林道の東をはしる鱒沢林道にゆく。福島県側の安が森林道が通行止めなのはわかっている。通りぬけできませんとあるが、県境までゆけるのではないかと考えてはいってみた。



林道は鱒沢川にそっていて、釣人がぽつりぽつりといる。



県境までゆけるのではないかとおもったが4キロ弱で通行止めになってしまった。



引き返しとなったが、巨木があって雰囲気のよい森だ。



この日の林道探索は終了した。車にもどることにする。



たかつえスキー場の看板があったので立ち寄ってみた。冬はスキーヤーになる私だが、ここまでは遠くて来られないね。



国道352号線沿いにあった木こりの店にもたちよる。木工品のお店だ。高品質で味わい深いが値段もよい製品がならんでいた。



雨がパラパラとおちてくるなか、道の駅たじまにもどってきた。雨足が強くなったので、あわててセローをハイエースにつみこむ。道の駅の松茸は売り切れていた。残念だ。バイクに給油してきたが燃費は48K/Lだった。



温泉をさがすと、バイクではしってきた国道352号線の会津高原尾瀬口駅ちかくに夢の湯があった。源泉掛け流しだが、岩などで湯の花をろ過しているそうで、さらさらの湯だ。それで夢の湯と名づけたそう。内湯だけのシンプルな温泉で500円である。ぬるめの湯にじっくりとつかった。



明日は北にある昭和村の林道をはしるので、道の駅・からむし織りの里しょうわに移動することにする。この道の駅は駐車場が広くて空いているから、休日に車をとめておくのに都合がよいと考えたのだ。

会津田島のヨークベニマルで買物をして、真っ暗な国道400号線を北上してゆく。このルートは国道とはおもえない、細くて見通しのきかない山道で、はしりづらかった。

 

夜はぜんまいの煮つけとカツオのたたき、サイコロ・ステーキで一杯である。ぜんまいはヨークベニマルのばあばの煮物シリーズで、薄味でとてもおいしかった。近くにあれば毎日買いたいほどだ。肉はグリルで焼くほうが断然美味なのだが、後始末がらくなテフロン加工のフライパンを使用した。21時になると村のチャイムがたからかになった。寝る時間のようだ。
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2021鬼怒川・会津トランポ林道ツーリング3

2021年10月29日 17時19分19秒 | 2021鬼怒川・会津トランポ林道ツーリング


3日目。道の駅湯西川の朝。はれ。6時20分に起床した。冷えていてさむい。長袖シャツの上にライディング・ジャケットをはおるほどだ。テントをはっていたライダーはもう出発していた。



ハイエースを走らせて福島県にはいり道の駅たじまにやってきた。



今日は平日で混まないから、ここに車をとめさせてもらうことにした。長時間駐車をする場所には毎度神経をつかうのである。道の駅の農産物を見ると、小型の松茸2本が3000円で売られていて、買いたいとおもうが、車の中に放置することになるので断念した。



国道352号線で桧枝岐にむかう。蕎麦畑があったのでバイクをとめた。気温は16℃、17℃、18℃と上昇してゆく。会津は鬼怒川よりも冷えている。



桧枝岐の手前にある屏風岩にたちよった。目の前には伊南川がながれている。10年以上前にこの地域でも釣りをしたことがあるが、秘境とよばれているものの、釣人がおおくて釣果は岩魚1匹だけだった。



平沢林道の入口についた。キャンプ場ののぼりがたっている。



橋をわたると林道は通行止めになっていた。キャンプ場の方がおしえてくれたが、工事の状況から今年と来年は通行できないのではないかとのこと。寒さを我慢していたがここでダウン・セーターを着た。



昨日途中で断念した川俣桧枝岐林道の桧枝岐側の入口にやってきた。ツーリング・マップルによると、栃木県側は通行止めでも、福島県側は県境までゆけることがおおい、とあるのでやってきたのだ。



林道は舟岐川にそってゆく。栃木県の渓流釣りは禁猟のようだが、福島はまだできるようで、釣人が何人もいた。



舟岐川をわたるコンクリートの橋があった。



堰堤の横をゆく。



近くにフライ・フィッシングをしている釣人が4人もいた。こんなに人がはいっていては魚は釣れないだろう。



勾配は急だがはしりやすいダートをゆく。



頂上の手前2キロはジャリが深い。DR650では手こずったとおもうが、セローでは余裕だった。



県境の馬坂峠に到着した。風があってさむい。登山者のものらしい車が1台だけとまっている。トイレがあるが有料とあるので利用しなかった。



栃木県側は通行止めとあるが、完全に閉鎖されてはいない。



ようすをみにゆくことにする。



200メートルで倒木があらわれた。クレバスもある。



倒木は2ヵ所ある。まだすすめたが無理はしないで引き返すことにした。後日ネットを見ると難所を通過している人がいた。がんばれば可能なのかもしれないが、バイクと腕しだいだろう。度胸も必要かもしれない。林道は刻々と状況がかわるから、チャレンジする人は自己責任で判断してほしい。



上ってきた道をくだってゆく。急坂だが下りは楽だ。



樹林帯をかけくだっていった。



桧枝岐のまる家という蕎麦屋で昼食をとることにした。何年か前にここを通ったときに大混雑していたのを見て気になっていたのだ。その日は休日だったが今日は平日なのですぐに席につくことができた。



えらんだのは名物の裁ちそば(たちそば)900円とミニ天丼500円のセットである。



そばは繊細で上品。とてもレベルがたかい。そば100パーセントで切れやすいからあたかいそばはないそうだ。薬味もこっていてシソの実だろうか、がついている。ワラビの漬物もとてもおいしかった。



天丼はふつう。しかし人気で順番待ちになるのがわかる蕎麦だ。
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2021鬼怒川・会津トランポ林道ツーリング2

2021年10月24日 18時20分28秒 | 2021鬼怒川・会津トランポ林道ツーリング


舗装路の馬坂林道をとおって土呂部峠にやってきた。湯西川方面は通行できます、とある。



田代山林道は通行止めで、県道249号線で黒部にはゆける、とあるが、田代山林道の記述にきづかすに湯西川方向にすすんだ。そして途中で田代山林道の入口をとおりすぎていることに気づいて、田代山林道も通行止めだったと思い当たった。



湯西川温泉につくと水の郷という施設がある。昼時なのでここで食事をとることにした。



食堂でえらんだのは、蕎麦にばんだい餅のはいった鯖味噌汁のつく水の郷セット1150円である。



手打ちの蕎麦は素朴でおいしい。



鯖味噌汁とは鯖缶を味噌汁の具にしたものだ。これはどうなんだろうとおもっだが意外にもいけた。豆腐やえのきが入っているが、鍋にしたてれば酒のツマミにもなるとおもう。

汁にはいっている、ばんだい餅は白米をついて丸めたものだ。中には何もはいっていない。湯西川の郷土料理なのだそうだが、味もなく、もさもさとした食感で、美味しくない。しかもそのばんだい餅がふたつもはいっているからもてあましてしまった。水の郷には温泉があるが、緊急事態宣言中で閉鎖されている。このツーリング中は温泉さがしが困難になるのである。



水の郷のすぐ近くに、朝いちばんにいって通行止めだった前沢稲ヶ沢林道の北側の入り口がある。



4、5キロ先で通行止めとあるが、そこまで走ってみることにした。



沢にそって上ってゆく。林道はずっと舗装されていた。



往きは路上に棒のようにのびた蛇がいたが、帰りはいなくなっていた。死んでいるとおもったのだが、生きていたようだ。通行止めで引き返した。



湯西川ダムにたちよった。これから北上して福島の林道にゆくが、ハイエースにもどってセローを積んでゆくか、このままバイクで走るかまよう。



ダムには水陸両用の観光バスがいた。乗客たちはダム上を散策している。車にもどらずこのままセローで林道にゆくことにした。



会津西街道を北上して福島にはいり、七ヶ岳林道の入り口にやってきた。七ヶ岳林道は16、1キロのダート走行ができるのである。



入口から3キロで林道の入口をみつけた。しかしここはちがうと判断して先にすすむ。



七ヶ岳林道にゆくには舗装林道の途中で右に折れるのだ。しかし分岐がないまま十数キロすすみ、山頂の丁字路にでてしまった。看板には広域基幹林道・七ヶ岳線とある。



やってきた方向を見る。



丁字の右にはゲートがあった。



直進は完全に封鎖されており、右ゆくルートにはチェーンがはってある。



チェーンの横には警告文がある。キノコや山菜など、土地の人には大切なものなのだろう。剣呑な文章なので、ここからすぐに立ち去ることにした。



丁字路を左にまがって峠からくだってゆく。行き止まりになっているのではないかと不安におもって走っていると、大通りにでた。ここはどこだろうかと地図で確認すると、国道352号線の滝の原というところだ。七ヶ岳林道に入りそこねて、舗装林道を走りつづけてしまったのである。ということは、これではないと思った林道が七ヶ岳林道なのだろうか、とかんがえる。後日判明するが、分岐を見落としていたのである。15時半だった。



15時をすぎると冷えてきた。バイクではセーターやオーバー・パンツが欲しいほどだ。会津西街道を南下して車までもどってきた。



バイクの積みこみがおわったのは17時半だ。セローで福島まで往復したが、ハイエースにバイクをのせてゆくほうが効率的だった。



立ち寄り湯のできる施設をさがすが、公共の温泉は緊急事態宣言で休業している。そんななかで栗山にある四季の湯が営業していて汗をながすことができた。料金は500円で湯船は大きな露天風呂である。湯は熱くてヌルヌルとしたよい泉質だった。

ここで千葉からきたという方に話しかけられた。近くに別荘をもっているそうで、キノコ採りが趣味とのこと。今日も松茸が何本かとれたそうだ。キノコを部外者がとってもよいのかとたずねると、周辺は国有林なので、問題ないそうだ。キノコの季節から紅葉がおわるまでの数ヶ月間、鬼怒川にくらしているそうで、自宅には奥様がいるとのこと。そしてここにはこないそうだ。それは私も同じようなものだと話をした。

75くらいの方だった。この方とは露天風呂のこっちとあっちで離れて会話をしたが、これから車中泊をするなら、家にとまって呑んでゆけ、とさそわれた。それは丁重に辞退してさきに風呂からあがった。



今夜は道の駅湯西川で車中泊をすることにする。道の駅につくとテントをたてているライダーがいた。車中泊の車は5・6台である。ビールは四季の湯で、食材は福島のコンビニで買ってきた。



ピリ辛もつ煮こみをあたためる。



車内のようす。



ピリ辛もつ煮こみはそこそこ。



愛車の横でのむ酒がうまい。セローの燃費は40、5K/Lだった。
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2021鬼怒川・会津トランポ林道ツーリング1

2021年10月11日 18時45分39秒 | 2021鬼怒川・会津トランポ林道ツーリング


2021年9月のシルバーウィーク。栃木県の鬼怒川と福島県の会津地方の林道をめぐるトランポ・ツーリングにでかけた。



平日の夜に出発し、栃木県の龍王峡駅の前にある駐車場で車中泊をした。夜はマカロニサラダとホットドックで一杯である。全国的に4回目の緊急事態宣言がだされているが、ひとりで車ででかけ、日中はソロで山の中の林道をバイクで走り、夜も単独で車中泊をするならば、コロナに感染する、させる確率はないとおもう。ワクチンは2回接種済みだし、こんなことを1年半もやっているのだから、どうすればよいのかわかっている。政府はなるべく外出をひかえて自粛してくれと発信しているが、そうとしか言いようがないのもわかる。国民としては、大本営の発表にただしたがうのではなく、自分でどうしたらよいのか判断をすればよいのだ。



2日目。栃木県龍王峡の朝。6時に起床した。朝方は冷え込んだ。毛布を2枚かけて寝たほどである。



国道121号線を北上し、県道23号線に左折して、川俣湖方向にすすむ。日向に駐車スペースをみつけてハイエースをとめた。



今回の相棒のセローをおろして出発する。



まず前沢稲ヶ沢林道にむかうと入口で通行止めだった。



林道看板がよい味をだしていた。



この地域は平家の落人の里とよばれる。平家の再興をねがって植えたとつたわる平家杉にたちよった。



川俣湖にやってきた。この付近は渓流釣りをしていたころにずいぶんと通ったのだ。20年ほど前のことだが、その当時にくらべると空き家がふえてさびれていた。



川俣湖大橋をわたったところが川俣桧枝岐林道の入口だ。



以前は入口からダートだったが2キロほど舗装路になっていた。



走りやすいが水たまりの多い道をゆく。



8キロほどで二股にでる。左は川原にでる行き止まりで、右が本線だ。



すぐ先にまた二股があり、右が本線で左が無砂谷林道の入口である。



無砂谷林道を走りたいとおもっていたが、入ってすぐに林道は崩壊していた。橋がながされたのか、沢をわたれなくなっている。



無砂谷林道は経済的な価値がないのか、再建する気配はかんじられなかった。



川俣桧枝岐林道をゆくことにする。



すすむと舗装路がまじるようになる。



ダートも走りやすい道だ。



やがて馬坂峠をへて桧枝岐にゆく分岐にでた。ゲートには通行止めとあるが、閉鎖されていないから入ってみることにする。



路面はよい。馬坂沢にそってのぼってゆく。四駆の軽トラ1台と日産エクストレイル2台がとまっている。キノコ採りのようだ。



5キロほどゆくと崖がくずれているが、ここは車が通れるように石をどかしてあった。



小規模ながけ崩れもある。ここもなんとか車は通れるがこの先に四輪はいなくなった。



橋がふたつあり、2個目の橋の先は路面が荒れてきた。大粒の石が道をおおっており、ハンドルをとられる。



急坂もある。カーブをまがるとメスの鹿がいた。



またがけ崩れの現場にでた。



慎重に通過する。



斜面の土砂が流失したところもあった。バイクのタイヤの跡があるからオフロード・バイクはここまできている。



ゲートから11、5キロの地点までゆくと、路面は表土が流失していて、川床のようになっていた。



セローならば上れないことはないが、途中で引き返すのでは労力の無駄になるから、歩いてようすを見にゆくことにする。



道は廃道状態だ。峠は近いようだが、まだ1キロ、2キロとあるかもしれない。頑張ってすすんでも、けっきょく通行不能でもどることになるのは嫌なので、ここで引き返すことにした。



東にある田代山林道で桧枝岐にゆくことにする。更に東をとおる安が森林道が通行止めなのは知っていた。



来た道をくだってゆく。サルの群れがいて警戒の声をあげている。



ゲートから11、5キロのピストンをこなし、馬坂林道で田代山林道にむかった。

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