3日目。兵庫県の龍野西SAの朝。6時半に起床した。
朝食は緑のたぬきにおにぎり、焼きたらこに漬物など。昨晩コンビニで買っておいたものだ。
西にむかって走りだす。岡山を通過して広島の小谷SAで一休み。気温は30℃をこえている。今日も猛暑だ。私たちはドトールでアイスコーヒーを、車はガスを補給をした。
更に西にいって金魚提灯で有名な山口県の下松で休憩した。
下松にはお盆用らしい、めずらしい飾り物が売られていた。これを仏前に供えるのか、それとも墓前だろうか。
これから関門海峡をわたり九州にはいるが、大分の別府に行くには、九州自動車道を福岡方向にすすむのがよいのか、それとも高速はつながっていない大分方面にゆくのがよいか、SAの案内所でたずねると、大分方向が近くて早いとのこと。そこでそちらに進路をとった。
高速道路が途切れ途切れになっている道を別府に南下してゆくと、道の駅『豊前おこしかけ』についた。ここで昼食をとることにする。はいったのは六花茶屋という店だ。
私がたのんだのは、五・六品のメニューの中から3種類の料理をえらべる三品定食1050円。大分なので鶏南蛮、鶏天、そして豚の生姜焼きをチョイスした。
家内は二品定食980円。鶏天と鶏唐かな。ここは豆腐茶屋ということで、定食には厚揚げがつき、更に寄豆腐が食べ放題だった。
別府に南下してゆく。途中で昨年も利用した格安ビジネスホテルの松美に電話して、今夜の宿を確保した。ふたりで5500円だ。
別府駅近くの松美にチェック・インし、別府の昭和レトロな商店街をあるいて温泉にゆく。いい雰囲気だ。
利用したのは市が運営する竹瓦温泉だ。ここは昨年も来ていて、その時は砂湯に入ったから、今回は普通の湯につかることにした。料金はひとり100円と激安だ。コイン・ロッカーに荷物をいれて、着替えだけ仕事先でいただいたノベルティー・グッズのエコバックにいれて風呂にいった。
湯船は大きく一度に7・8人は入れる広さ。そして湯が熱い。長く入っていると汗が止まらなくなるから、手早く体を洗ってあがった。脱衣所にもどると、エコバックがない。嘘ーー。着替えしか入ってないのに、あんなもの盗んでいったのか。
でも、あまり時間がたってないので外を見ると、温泉の前で立ち話をしている爺さんが私のエコバックを手にしている。飛んでいって捕まえて、温泉建物に引きずり込み、警察に通報した。
警官は6・7人もやってきた。爺さんは勘違いした、と言っており、盗人が現場で顔見知りと立ち話をすることは考えられないから、信憑性があると刑事は言う。半々だなと思ったが、警察の人の言うことを聞き、爺さんを放免することに同意した。この間1時間ほど。たいへんな経験をしてしまった。
別府のお気に入りだった居酒屋が閉店してしまったので、新規開拓でろばた仁にやってきた。爺さんや警官との対応で興奮して喉がカラカラだ。まず生ビールをたのみ、家内はウーロン茶にした。
冷しトマト。カットがうつくしい。皿もいいね。
サービス・メニューの刺身の盛り合わせ1000円。安い。鯛にカンパチなど。
家内のえらんだじゃがバター。
炉端なので焼き物でハマグリ。800円。
太刀魚も焼いてもらい、ビールを飲み干したので、小ビールを追加した。
焼酎の水割りに切り替える。
家内のさつまいもバター。ウーロン茶をお替り。
焼酎の水割りは3杯いただいた。金色の縁取りのグラスが清々しい。これで7116円。ろばた仁、気に入った。
トラブルもあったが別府の夜を満喫して宿にもどった。歓楽街がよいムードだ。