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このお店は巣鴨よりに移転しています。
平日の夜、巣鴨の地蔵通り商店街をすすみ、都電荒川線の庚申塚をすぎると、まるで映画のセットのような昭和レトロなラーメン屋があった。夕食時なのに客もなく、寂れた印象だ。でも、看板にファイト餃子と書いてある。これって一部で大人気のホワイト餃子のことかな。店頭にはってある写真を見て、それだと確認した。ホワイト餃子はたべたことがない。その信者にーー野田の住人ーー美味い、たまらん、と吹き込まれていたので、いつか来ようと思っていて6月の休日にたずねた。
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休日の昼にゆくと、なんと満席の大盛況だ。平日の夜が嘘みたい。ひとつだけ空いていたカウンターの席にすわり、餃子10個の定食760円をたのんだ。
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しかしすごい人だ。相席でぎゅうぎゅうになっているのに更に客がくる。入りきれずに店の外で待つ人もでた。
これだけ客がいると時間がかかるだろうと思っていると、料理は7・8分で提供された。混むのがわかっているから、見込み生産でどんどん餃子を焼いているようだ。早いのは単純にうれしいし評価が高い。店は高速でフル回転していた。
さて餃子は、餃子ではなく肉団子のような形。餃子の皮もパンのような外観だ。
とりあえずひとつ食べてみると、皮がかたい。食パンの耳とフランスパンの中間くらいのかたさだ。そして、餡がかたよっていて、一口目は皮ばかり。二口目で餡にいたった。餡はふつうのもので、それをかたい歯ごたえのある皮とともにたべると、いけるね。ほかにはない、独特の餃子。ふつうの餃子を期待してゆくと、がっかりするかもしれない。でも、ファイト餃子をたべにきたと思えば、新鮮なのではないかな。いずれにしても餃子であって餃子でない食感である。
ファイト餃子はご飯にあう。足りないくらいだ。まわりはチャーハンやラーメンを食べている人も多いが、よろしくは見えない。この店で餃子にあうのはビールかご飯だな。
したがって実質的にファイト餃子1本のこのお店。いさぎよい姿勢やよしだ。得意技だけで勝負している。
ファイト餃子
昼総合点★★★☆☆ 3.3
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昼総合点★★★☆☆ 3.3
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