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2024ビワイチ2

2024年05月30日 17時57分49秒 | サイクリング

湖岸を北上してゆくと延々とキャンプ場がつづくようになり、たくさんの人たちがバーベキューをやっていた。肉を焼くにおいがただよっている。ヨシ原も点在していてオオヨシキリが鳴いていた。ビワイチのサイクリストもたくさんいる。

13時すぎ。疲れてきたので道の駅草津でやすむことにする。日差しがつよくなり日陰をさがしてやすんだ。ここまで39、8キロ走行したとスマホに記録されている。メモをとり水分を補給してまた走りだした。

すすんでゆくと琵琶湖大橋が見えてきた。琵琶湖は南のほうは生臭い水のにおいがするが、大橋くらいまで北上するとそれがなくなる。出発点の琵琶湖大橋までもどると走行距離は45、8キロで、右膝がすこし痛むがまだゆけそうだ。時刻は13時44分。明日の走行を楽にするために距離をのばすことにする。先までいって、電車にのって守山にかえってくる作戦である。つまり輪行だ。

サイクリストの集団と走っていると、彼らが道をはずれて公園にはいってゆく。なんだろうとおもったら、琵琶湖サイクリストの聖地碑があった。ここはゆきたかったところなのでさっそく写真をとった。このモニュメントはビワイチを達成して喜んでいる様子をあらわしているそうだ。

アルファベットの琵琶湖オブジェでも写真がとりたかったが、大人気なので断念した。ここは守山市の第2なぎさ公園である。

ビワイチは今やっておかないとできなくなるかもしれないとおもってやることにした。60をすぎると、体がどうなるのか自分でもわからない。病気やケガだけでなく、とつぜん死んでしまうことだってありえるのだ。したがってやりたいことはサイクリングにしろ、スキーにせよ、できるうちにやっておくべきなのだとおもう。長命寺の手前でやすんだ。日差しがつよくなりへばってきた。ベンチに座りこんで水分を補給する。

長命寺の手前の交差点で、海岸線をゆく上級者コースと、内陸をまわる初心者コースにルートがわかれていた。ここでなんとなく上級者コースをえらんだ。

するとこのコースはアップダウンのはげしい道だった。

上り下りとくりかえしていた道は、登り、またのぼりとなる。休暇村近江八幡をすぎて初心者コースと合流するまできつい登り坂を10キロほど走行した。初心者コースは楽だったのかもしれないと、上級者コースをえらんだことを後悔した。

15時半。近江栗見新田のセブンイレブンで冷たい飲み物を補給する。バームクーヘンも買ったが喉をとおらない。この時点で今日のゴールは彦根駅か米原駅だと見当をつけていた。どこまでゆけるかは体力と時間しだいだが、おそくとも17時にはいずれかの駅につくようにしようとかんがえていた。そうしないとピエリ守山にもどるのがおそくなってしまうからだ。

北上してゆくと、また上級者と初心者のコースがわかれる地点についた。長命寺で上級者コースをえらんで苦労したので、初心者コースをゆくと海岸にたくさんの人がいる。それでここが『あのベンチ』だと気がづいた。まったく偶然出会うことができたのだが、ここも立ち寄りたい場所だったのだ。上の画像のオレンジの自転車がたてかけてあるのが『あのベンチ』である。

『あのベンチ』はただベンチがおかれているだけなのだが、なかなか出会うことができないので、幸運のベンチとよばれているそうだ。NHKのドキュメンタリー番組の72時間の舞台にもなったから来てみたかった。

滋賀には暴走族がいる。タイヤを八の字にしたシャコタンや族仕様のバイクがはしっていた。いまどき族ははやらないが、それがカッコいいとおもう悪い子が、一定数いるのだろう。そんな男の子を見ると、年をとったせいか若いなと微笑んでしまった。ほどほどにしとけよ、と。

今日のゴールは彦根駅にした。米原までゆきたいが、彦根から6キロもあってもういけない。できれば明日の自分にこの6キロもプレゼントしたいが、体力がのこっていなかった。

湖岸から彦根駅にゆくのに3キロほどある。この距離がつかれた体にきつかった。上の画像にちいさく彦根城がうつっている。

17時前に彦根駅についた。

駅前で自転車の前輪をはずして輪行の準備をする。輪行ははじめてなのだが、一度家で練習をしてきたのでスムーズに袋につめることができた。

17時5分にホームにゆくと、17時22分の快速があった。この電車は弾丸のごとく疾走する。ピエリは野洲駅でもその先の守山駅からでも距離がおなじくらいなので、手前の野洲でおりた。彦根から3駅だが駅間がながい。17時47分に野洲駅について料金は590円である。3駅でこの料金なので距離がわかるとおもう。

明日はまた彦根駅からスタートするので野洲駅の時刻表をチェックしておいた。

野洲駅前で自転車をくみたてる。スマホでピエリまでの距離を確認すると、12キロもあった。彦根でゴールした気になっていたのでショックである。ピエリ守山まで5キロくらいだろうとおもっていたのだ。12キロを走るのは小1時間かかる。気落ちしたままで18時に走りだした。

電車にのっているうちに休めたので、おもっていたよりも足がかるかった。2週間前に100キロ走っておいてのもよかったのだとおもう。これが足慣らしになって足がつくれたし、膝もいたまないですんだのだ。それでも12キロはとおい。18時39分に車にもどってきた。本日の走行は100キロだ。

ピエリにあるスーパーマーケットのトクヤで買い物をして、やはりピエリにある守山温泉・水春で入浴する。料金は1090円。風呂の施設は充実していたがは混雑していた。

名神の栗東ICからピエリにはしってくる途中に道の駅『あぐり栗東』があった。近くだとおもったのでそこで車中泊をしようとおもってゆくと、これまた12キロくらいあった。21時半に道の駅についてわかさぎの南蛮漬けと豚の生姜焼きで一杯である。スーパーにめぼしいものはこれしかなかったのだ。

道の駅あぐり栗東は小さな道の駅たが、駐車場は車中泊の車でほぼうまっていた。新幹線が横をはしっているので、ゴォッと音がするが飲んでしまえば気にならない。2024年シーズン15日目の車中泊。

明日はまたピエリに車をとめて、自転車で野洲駅まではしり、そこから彦根駅まで輪行してビワイチをつづける予定だ。しかしピエリから野洲駅まで12キロもあるのがひっかかる。琵琶湖大橋もまたわたらなければならない。それらが余計な走行になるのだ。車を琵琶湖大橋の西岸にある堅田にとめて、そこから野洲駅までタクシーに自転車を積んでゆけば、ロスはないが金がかかる。タクシー代は払いたくないので、12キロと琵琶湖大橋をまた走ることを、あまんじてうけいれることにした。車できてビワイチを効率よく走るのはむずかしいことである。


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