先日出かけたスキーは爽快だった。
これまでは年に一度いけばいいと思っていたが、また行きたい。
体を思い切り使って、ゲレンデを疾走したい。
一緒に行く相手がみつからないが、どうしても滑りたいので、ひとりで出かけることにした。
ひとりでスキーに行くのは、20年前の、草レースに出ていた頃以来である。
候補地はふたつ。
ひとつは川場スキー場。
関越道の沼田から近く、お洒落で大人気のところ。
こういうところは縁がないのだが、たまには人気スポットものぞいてみようかという気になった。
もうひとつは先日も利用した、尾瀬サエラ・スキー場。
ここは高速から距離はあるが、リフト券が安くて空いているのがよいところ。
どちらにするのかは、当日の天候や車の混み具合で決めることにした。
土曜日に出かけると関越道は事故で大混雑。
加えて沼田の手前の赤城からチェーン規制となっていて、大混乱している。
関越ではいつ着くのかわからないので、北関東道で赤城山をはさんで関越の反対側に移動し、
大間々から薗原湖にぬける、禁断の圧雪、アイスバーン路をいくことにした。
禁断の抜け道は恐れていたほどではなかったが、アイス・バーンのタイトコーナーから飛び出して、
崖下に転落している車が1台いたーー怪我は無いようだった。
尾瀬サエラ・スキー場についたのは11時。
まず食事をとることにしたが、レストランで昼食とビールに1500円も払いたくないから、
キャンパーの私はこんなものを用意した。
カップめんにふかしたジャガイモ、タクアンに缶ビール、魚肉ソーセージ、おにぎりなど。
ひとりでレストランに入るよりもこれのほうがずっといい。
11時半から滑りだすが、4時半まででは滑り足りないから、ナイター券のついたスーパー1日券4500円を購入した。
今年2回目なので体が動き、スキーもよりまわすことができる。
ゲレンデを大回りパラレルや高速パラレルで疾走する。
限界をこえて制御不能になりながら、スピードに酔いしれた。
スキーの、斜面を落下していくようなスピード感、バイク以上にダイレクトな疾走感にあらためて魅了される。
日中は暖かく、零度から2℃くらい。
それが日が落ちると急激に冷えてくる。
マイナス5℃を下回っている感じ。
ナイターは20時半までだが、18時半に切り上げた。
このスキー場は安くて空いているのだが、ナイターは初心者用のゲレンデしか開放しない。
客が少ないからそうしているのだろうが、これでは逆効果だろう。
私はここのナイターはもう利用しない。
帰路、沼田では花火があがっていた。
冬の花火はいいものだが、何のイベントだったのだろうか。