放浪のページ別冊ブログ

キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

環七土佐っ子ラーメン 池袋 背脂ラーメン

2017年03月29日 18時48分04秒 | グルメ東京


2017年の3月。池袋西口の環七・土佐っ子ラーメンを利用した。昼の開店は11時45分からと変則的だ。開店と同時に入ったが、すぐに席は埋まってしまった。客はすべて男である。



この店は環七にあった土佐っ子ラーメンの従業員がはじめたと聞いたことがあるが、正確なところはわからない。その元祖土佐っ子ラーメンは閉店してしまって何年もたつ。私は環七の店に30年以上前からいっていたのだ。環七の店はラーメンとおにぎりしかなかったが、ここはいろいろとメニューがある。



おつまみメニューもあった。



注文したのはランチ・メニューのマル得Aセット。半チャンラーメンの750円だ。店内の注文はほとんどがこれだった。



待つほどもなく半チャンラーメンはやってきた。ラーメンには一面に背脂が降らせてある。ここのラーメンはこれがウリで、客はこれが食べたくてやってくるのである。



丼がベトベトだ。環七の店では丼は拭いていたから手で持つことができたが、ここは無理である。



初めてこのラーメンを見たら引くと思う。でも食べてみると美味しいのだ。背脂ギタギタだが、それはあまり感じられず、コクのあるラーメンを食べているような食感である。豚くさいにおいもない。具はチャーシューが1枚と茹で玉子のスライスにメンマと、構成はとてもシンプルだ。その中で背脂だけがドーンと主張している。

味は環七の店と同じだ。熱々スープにトンコツ・ラーメンの麺のような硬めのストレート麺。具も環七の店と同じで、ネギが散らしてあってアクセントになっている。

チャーハンは平凡だが、見た目よりも量はあった。

スープを飲むと体に悪いと思ってもやめられない。食べおえると満足感がひろがった。



以下は昔の思い出だ。

環七の店がなくなってどれくらいがたつだろう。7・8年か、それとも10年か。私が20才くらいのときに、友人に美味いラーメン屋があるから食べに行こうと誘われていったのが環七、常盤台の土佐っ子ラーメンなのだ。夜の10時すぎにいった記憶があるが、店につくとタクシーの運転手でごったがえしていて、15人は座れる店のカウンターの後ろに、3列の待ちができていた。つまり15人は席についてたべていて、その後ろに15人×3列の45人が待っていたのである。当時は背脂ラーメンなどなくて、はじめて食べたときには美味しいのか不味いのかさえもわからなかった。とにかく時代に先駆けた、革新的なラーメンだった。1980年代の話だ。

列に並ぶときに注文を聞かれて金をはらい、色のつけられた割り箸をうけとった。その割り箸が食券代わりで、席につくと割り箸を自分の前におけば、ラーメンがでてくるシステムだった。何回か友人と車を走らせて食べにいったが、やがてゆかなくなってしまった。

それから何10年かたってたずねてみると店は以前のままにあったが、客足はぱったりと途絶えていた。経営者が変わったりしてゴタゴタがあったらしい。いろいろなラーメンが登場して、時代に取り残されてもしまった面もあるのだろう。名前も土佐っ子ラーメンではなく、屋台で創業した当時の場所からとった最初の屋号、下頭橋ラーメンになっていて、その由来が書かれた紙が壁に貼ってあった。そしてその下頭橋ラーメンもいつの間にかなくなってしまった。

でも池袋の西口には当時と同じ味とスタイルのラーメンを出す店が存続しているし、常盤台の住宅地には土佐っ子ラーメンがたちあがっている。埼玉県の戸田にも流れをくむ、下頭橋ラーメンもある。味は受け継がれているのだ。このラーメン、時々無性に食べたくなる。見た目は悪いがまだ通用すると思う。
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2016年トランポでゆく北海道ツーリングのレポート

2017年03月26日 15時39分50秒 | 2016北海道ツーリ...


HPで2016年トランポでゆく北海道ツーリングのレポートのアップを開始しました。



現在3日目までアップしてありますが、これからも更新をしてゆく予定です。



HPも是非ご覧ください。



HP版のツーレポはブログ編よりも詳しく書いています。
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ふるさと納税 還元率の緊急事態

2017年03月25日 09時40分57秒 | 経済
巡礼編ブログから転載。


昨日の日経、本日の朝日新聞にふるさと納税の返礼率を、上限3割にするという記事が出ている。

自治体が寄付を集めるために、高額すぎる返礼品を競っているためで、寄付を自治体の手元に残して、地域活性化に充てるためとのこと。

これは総務省の要請として、4月1日付で通知される。

現在の返礼率の上限は4割がメドだ。今なら、3月中ならば、4割の返礼品がもらえるのである。

ふるさと納税の緊急事態だ。1割の差は大きい。

私は昨夜本年度分の寄付を急遽実施した。


巡礼編では巡礼、株主優待、ふるさと納税、芸術、きもの、などを書いている。
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麺屋Hulu-lu 池袋の大人気ラーメン

2017年03月16日 11時55分30秒 | グルメ東京


2月の平日の11時45分に麺屋Hulu-luーフルルーーに着いた。お店はラーメン店というよりもカフェのようだ。ハワイアン・カフェ風なのかな。店内は狭い。満席で外のベンチで待つように言われる。中でも何人か待っているようだ。

フルルは2017年2月現在、池袋でいちばん人気のラーメン店だ。前から来たいと思っていたのだが、混んでいるようだし、駅から離れているので、ようやくの訪問となった。



食べ終わった客が出てくるのだが、中には案内されない。15分ほど待ったが、真冬に戸外で待つのは辛いものがあった。私の後に7,8人並んだが帰ってしまう人もいた。



ようやく店内に案内されると、まず食券を買うシステム。しょう油ラーメン780円は決めていたが、それだけでは物足りないので、オニオン・チャーシュー丼とのセット1000円にした。オニオン・チャーシュー丼はミニ丼だ。スパムおにぎりというものもあるのだが、これはなんとなく味がわかるので食指がのびなかった。因みにスパムおにぎりセットは900円だ。



私の次にならんでいた人がとなりにすわったが、彼はスパムおにぎりセットにしていて、まず彼のスパムおにぎりがきて、つづいて私のオニオン・チャーシュー丼がやってきた。きざみチャーシューにおろしたタマネギにニンニクしょう油をあえたドレッシングがかかっているような感じの丼だ。濃い味付けて美味しい。男好みのテイストだ。



ラーメンは2・3杯ずつ丁寧につくっていて、オニオン・チャーシュー丼を食べ終わるころにやってきた。でてきたしょうゆラーメンはとてもお洒落。美意識が高く、洗練されている。ここまでビジュアルの完成度が高いラーメンはないのではなかろうか。



スープはやさしい味でマイルド。表面に脂が浮いているがオイリーさはない。焦がしネギも主張しない。極細麺がこのスープにあっている。メンマも強くなく、チャーシューは鶏チャーシューだ。このチャーシューの上に鶏のそぼろがのっていたようで、食べてゆくとこれがスープにこぼれて味が変わる。スープがこっくりとする。

かいわれはそれほど主張しないが、ゆずがきいていた。ビジュアルは最上級だが味はそこまでゆかない。それでも十分に美味しいのだが。

上品で美味しいからパンチはきいていない。ビジュアルや店の雰囲気から女性好みの一杯で、客の半数は女性だ。男はこのラーメンを5分かからずにたべてしまうが、女性はその3倍から4倍の時間がかかっている。したがって回転が悪いのが難。

むかいは人気の焼肉店だ。ランチは1000円ほどからある。しかも待ちはなし。となると、フルルにたくさんの人がならんでいたら、また入るかわからないね。

☆5点満点平均3点で3、9点。
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チーナン食堂 福島県小名浜

2017年03月11日 09時36分32秒 | グルメ東北


2016年の10月。福島にツーリングにやってきた。小名浜港で昼時となったので、ラーメンが評判のチーナン食堂にゆくことにした。



11時半に店につくと6人待ちだ。さっそく私もならんだが、回転はよく10分ほどで店内に入れた。



注文したのはラーメン半チャーハンの850円だ。ほとんどの客がラーメンをたのんでいた。



料理は5分ほどで提供される。早い。スープは少し脂が浮いているがあっさりしている。麺はトンコツラーメンのような、硬めのストレート麺。チャーシューは硬めのヒレ肉が2枚でメンマがたくさん。かまぼこが珍しい。スープは凝った味ではなく、昔からの味つけなのだなと感じられるラーメンだ。



チャーハンは具沢山で薄味。量も半チャーハンと言えないくらいあった。

ラーメンもチャーハンもわざわざ出かけたり、行列したりするほどではないと思う。



接客はとてもよい。素朴で誠実。☆5点満点、平均3点で3,1点。

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鈴福 三島の行列ラーメン店

2017年03月07日 20時31分03秒 | グルメ東海


2016年の11月。静岡にツーリングにでかけた。西伊豆の戸田の道の駅で温泉につかったあとで、三島にやってきた。そろそろ昼時だ。何かないかと思っていると大混雑しているラーメン店がある。駐車場は満車で行列しているではないか。



この人気は只事ではないし、旅先の出会いにのるのも楽しいから、私も行列に加わることにした。



鈴福というお店で10人くらい待っていた。しばし待ってカウンターに腰をおろす。ここは古くからある店で、昭和のにおいのする店舗だった。辛口味噌ラーメンが名物だが、辛いのは苦手だ。そこでどれほど辛いのかたずねてみると、ちょい辛にもできるとのことで、ちょい辛味噌ラーメン700円の大盛り+100円の800円をオーダーした。接客は親身。



このお店は静岡のТV番組で紹介されている、地元の人気店だ。手打ちしょうゆラーメン600円もいいみたいで、ぎょうざ350円やカレーライス750円もあった。



5分ほどでちょい辛味噌ラーメンの大盛りがやってきた。調理は手早く誠実。早いのはいいが、ビジュアルはイマイチだ。茹で野菜に茹で豚。茹で野菜はどうもしょぼく見えるよね。



たべてみると濃い味噌味のスープで、ニンニク風味の一昔前のテイスト。田舎のラーメンという感じ。手打ちのしょう油ラーメンやチャーシューメンのほうがいいのかな。



都内だけでなく、東京圏では行列はできないと思う。☆5個満点、平均点3点で3点。








鈴福ラーメン / 大場駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0






コメント (2)
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