
国道400号線を南下して玉梨温泉にやってきた。ここに低料金の温泉があると聞き込んだのである。

国道から野尻川におりたところに素朴な湯があった。八町温泉だ。

こんな案内がでている。

ライダーがひとりだけ入っていたが出てきた。お湯は熱いのかたずねると、対岸が源泉で、湯をひいて加水しているからそうでもないとのこと。彼は帰ったので私ひとりの貸し切りとなった。温泉は熱く、鉄分の多い泉質だ。それでもつかっていると身体によく馴染んできた。

建物は丸太を組み合わせたつくりで、壁には寄付者の名前が張られていた。

川の対岸の源泉。その奥に立派な立ち寄り湯のせせらぎ荘もあった。
国道400号線を南下してゆく。舟鼻峠から会津田島間は冬季閉鎖だそうだ。夏のこの時期には想像できないが雪深いところなのだろう。

10時半に会津田島駅についたが、駅舎がきれいになっていてびっくりした。

駅前の蕎麦屋にはW1とメグロあり、これまた驚いた。ツーリング・ライダーのものかと思ったら、蕎麦屋のディスプレー? バイクにはナンバーがついていたが蜘蛛の巣がはっていた(帰ってからしらべてみると、みやもり、という店で、店主が旧車マニアのようだ)。こことは別の、駅前にある柏屋という蕎麦屋が目的で田島駅にきたのだが、11時になっても開店しないのでーーWとメグロの店もーー他で食事をすることにした。

会津田島の駅から国道121号線にでると営業している店があった。三保屋という店舗だ。ここをキープして他の食堂も物色する。

町を見てゆくと山車があったのでバイクをとめた。祭礼が近いのだろう。他にレストランはないようなので三保屋にもどることにした。

三保屋に客はいなかった。私が口開けの客だ。メニューをみて会津名物のソースカツ丼950円を注文する。

カツは豚肉をたたいてうすくして揚げたもので甘辛ソースがかけられている。味噌汁は薄味で出汁をきかせたもの。漬物が多いのがうれしい。でもちょっと高いかな。☆5点満点・平均3点で3点。

会津田島から南下し、上三依で国道400号線にはいって塩原方向にすすみ、日塩もみじラインに接続した。このルートにはずいぶんと久しぶりにきた。20年以上来ていなかったと思う。

日塩もみじラインは狭いワインディング・ロードがつづき、森の中には小川がながれていた。

スキー場のハンターマウンテンに到着した。ここで開かれている、ゆり博の招待券をもらったのでやってきたのだ。スキー場で夏に花を売物にしているところは何ヶ所もある。どこかに行ってみたいと思っていたので、ここに立ち寄ってみることにしたのだ。

みやげもの店とレストランをぬけるとゆりの花を売っていた。華やかな花たちだ。

ゆり博はリフトにのったゲレンデの上で開催されているのでリフト券を買った。入園料とリフト券のセットが1600円のところ、招待券があるのでリフト代だけのの800円となった。

リフトにのって山の上にむかう。

リフトの下にはゆりが植え込まれている。見事な風景だ。

ゲレンデにもゆりが咲いていた。

リフトをおりるとゆりタワーがたっている。

ゆりタワーからはゲレンデを見下ろすことができた。

リフトの上部にもゆりが植えられている。

早咲きと遅咲きの種があり、花のおわっているゾーンもあった。

白樺の林に色とりどりのゆりが咲く。

男ひとりでもたのしい。

花を愛でるのもよいものである。

ゲレンデを下ってゆく。追加料金を払えばリフトにのって下山することも可能である。年配の方はそうする人も多かった。

ゲレンデ植えられたゆりを楽しみながらあるく。

ハンターマウンテンのセンターステーションにもどってきた。ゆり園は女性だけでなく男性も楽しめると思う。
ハンターマウンテンをでて日塩もみじラインをぬける。料金は410円だ。

国道を南下してまちの駅鹿沼で休憩する。

その後は鹿沼から東北道にのり一気に帰宅した。