放浪のページ別冊ブログ

キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

2019北海道トランポ林道ツーリング13

2019年10月30日 19時30分00秒 | 2019北海道ツーリング


8日目の午後。神田日勝記念美術館をでると昼時となっていた。昼食は帯広のローカル・カレー店のインディアンにゆきたい。帯広にゆくと遠回りになるが、旅ではやりたいことをしないと悔いがのこるので、インディアン西18条店にむかうことにした。



インディアンはルーが何種類もあり、辛さやトッピングもえらべるシステムなので、注文にまよう。ライスは並が280グラム、大は400グラムとのこと。そこでインディアン・ルーのハンバーグ・カレーの並を注文した。料金は637円である。カレーはマイルドなものだった。凝った味つけではなく、毎日たべられるふつうのカレーだから、帯広のソウル・フードとよばれるのがよくわかる一皿だった。☆5点満点平均3点で3、3点。帯広は暑かった。信号待ちで直射日光にあたると汗をかくほどだ。



14時に道の駅ピア21しほろにもどってきた。これで今回の旅のオートバイでの走行は終了した。バイクを車に積み込んで、道の駅でみやげ物を買うが、NHKの朝ドラがこの辺りを舞台としていることを、ポスターを見て知った。しかし神田日勝が登場人物のモチーフになっていることは知るよしもなかった。ハイエースで旭川にむかう。今夜は旭川で飲みたいと思っていた。



国道273号線を北上してゆくと幌加温泉から雨がふってきた。予報があたったのだが、車に乗りかえた途端なのでタイミングがよかった。



三国峠手前の樹海にある高架橋。



この山岳路はツール・ド・北海道のコースになるようだ。



層雲峡の流星の滝と銀河の滝にたちよった。



雨なのですいていた。



昨年も利用した、旭川の大雪の湯にやってきた。440円ではいれる大型銭湯だ。石けんとシャンプーはないがゆったりとすごせた。



道の駅あさひかわに車をとめて、旭川の有名居酒屋店の独酌三四郎にやってきた。2011年ころから来たいと思っていてやっと暖簾をくぐることができたのだ。



カウンターにひとつだけ席があいていた。生ビールでスタートする。つきだしは酢大豆で箸袋には手書きで風とある。



ツブ貝の刺身1000円。これは上物だった。



三四郎は女将さんが主役だ。年は70くらい。背の高い知性的な女性で、押しがつよい。ちょっといないタイプである。ご主人はいなかった。



ビールを飲み終えたので名物だという焼酎のとうきび茶割りにする。香ばしいがうすい。



タコの串焼き650円。タコはコリコリでうすいしょう油味だ。たべるとタコがほんのり甘い。



酒のリストを見る。



旭川の国士無双・烈の熱燗にした。お猪口がいい。



渋い店内のようす。ここは女将さんが客を仕切るところがある。あれがいいんじゃないの?、と。名店とよばれているから、客もそれにしたがっていて、それが気に入らない。



万願寺とうがらしを焼いてもらう。



焼いたとうがらしを切って鰹節をかけたもの。550円。この店の料理は刺身か焼き物だ。手はこんでいないが素材がよくて、誠実な仕事をするからとてもおいしい。でもこれなら自分でもできそうである。



最後は冷酒でしめた。この小皿も味がある。



お会計は5400円とよい値段だ。文化的で、高くて美味しい店。ただ客のほうが気をつかう。☆5点満点平均3点で3、9点。もっと気楽に飲める居酒屋のほうがいいな。



雨の旭川をぶらぶらとあるいて車にもどった。

                              車の走行距離165キロ バイクの走行距離182、5キロ ダート17、5キロ
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2019北海道トランポ林道ツーリング12

2019年10月28日 20時06分34秒 | 2019北海道ツーリング


8日目。道の駅ピア21しほろの朝。晴れ。6時に起床した。



トイレのすぐ前で泊まったが、朝になって道の駅のはずれに移動してバイクをおろした。すると地元ナンバーのキャンピングカーの老人に話しかけられる。車からバイクをおろしていると私は人気者になるのだ。老人は最近キャンピングカーを買って楽しみだしたそうだ。バイクを積んでいるなんてすごいとおっしゃる。私は車中泊をしながら林道ツーリングや野湯めぐりをしていることを話した。すると老人は、地元の人間よりも、本州からきている皆さんのほうが無料の温泉や泊まる場所、観光スポットにくわしいと言う。たしかにそうかもしれない。今日は芽登温泉にゆくつもりだと話したら、老人は芽登温泉を知らなかった。



カップめんの朝食をとり7時半に出発した。走るとすずしい。ジャケットの下はTシャツだが、長袖シャツをきればよかったと思うのは毎日のことだ。昨日も利用した国道で上士幌をぬけて北上する。DRの排気音は破裂音のようなので獣は嫌うようだ。路上にいるカラスを追い散らし、電線にとまっている奴らも追い飛ばしてゆく。路肩にいるキタキツネも横をとおるときに耳をふせていた。



国道273号線から道道468号線におれて4キロで芽登川林道の入口についた。



林道の入口には看板がたっている。



林道にはいってゆくとすぐに鹿ゲートがある。通った後でゲートはしめておく。



今年の芽登川林道はツブの大きなジャリがはいっていて、ハンドルをとられて走りづらかった。



林道は芽登川の横をゆく。4、5キロで右にゆく丁字路があるはずだがない。やがて以前はなかったY字路があらわれて、左は工事現場とのことで右にゆく。



8キロすすんでこれはおかしいと思ってとまった。芽登糠南林道の分岐までにこんなに距離があるはずがないのだ。ここで引き返すことにする。あとから気づいたが芽登川林道をすすんでしまっていた。



Y字までもどってきた。左は工事現場に通じるとある。



更にもどると丁字路があった。



丁字路のすぐ先にあるこの看板に気をとられて見落としたのだ。



芽登糠南林道の看板もたっている。



丁字路をまがって芽登糠南林道をゆく。ここは2017年に逆方向から走ったのだが、ものずごい急坂の深ジャリの上りがあった。こんなところをゆくには嫌だと感じたほどなのだが、途中で止まったらUターンもできないような激坂なので、びびりながら走った。それが嫌なので、今回は逆から入ったのだ。林道はまず上ってゆく。前回下ったときにはなんとも感じなかったが、かなりの斜度でヅブの大きなジャリも入っている。しかし一昨日、失速してエンストしてしまった虹別林道ほど長くはなかった。



峠をこえていよいよ急坂である。しかし下りだと大した坂におもえない。どうやら上りはけわしくかんじられがちのようだ。



下ってきた坂を見上げている。画像だと斜度を感じないが急坂だ。そして以前はあった深ジャリはなくなっていた。



3キロで丁字路にでた。上の画像の奥からきた。左にゆくと芽登温泉である。芽登温泉へのルートは深ジャリだった。ザクザクの深いジャリで走りづらい。



深いジャリの道をすすんで9時に芽登温泉に到着した。



ここには大きな露天風呂がある。混浴だが、温泉着をきて入るシステムになっているのだ。野趣あふれる秘湯なので楽しみにしていたのだが、営業開始まで1時間半もある。気のみじかい私はそんなに待てないから、鹿追にある神田日勝(かんだにっしょう)記念美術館にゆくことにした。



ジャリを大量に入れたばかりの林道をゆく。今回のツーリングではここがいちばん手ごわく、2番はさっき走った芽登川林道のツブの大きなジャリの道で、3番は虹別林道でエンストした坂だった。



林道をぬけて道道88号線にでた。



道道から国道274号線とつないで鹿追にむかう。瓜幕でオソウシ温泉からオソウシサラウンナイ林道をとおって鹿の湯にゆこうかとも思ったが、NHKの日曜美術館で知った、神田日勝の絵が印象的だったので、美術館にゆくことにした。



鹿追の道の駅に併設されている神田日勝記念美術館に到着した。入場料は520円だがJAFの割引で460円になった。



絶筆となった、描きかけの馬の絵が印象的だ。絵はベニヤ版にかかれている。



神田日勝は東京から戦災をのがれるために鹿追に入植した家族の子供だ。



中学をでると芸大にすすんだ兄のかわりに就農し、絵をかいた。上の絵は死馬と飯場の風景。



農耕馬の絵で世に認められたからか、馬の絵をよくかいた。上は室内風景。新聞紙を貼った室内に座る男。足下にはガラクタ。物質文明、消費社会を批判しているようだ。



ベニヤ版にかかれている絵がおおい。それが日勝のスタイルだったのか、それとも貧しさ故か。NHKの朝ドラの登場人物のモチーフになっていたらしいことは、この文章を書いている10月になって知った。



絶筆となった描きかけの馬。日勝は32才の若さで病没している。興味のある方は『神田日勝記念美術館』もどうぞ。
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2019北海道トランポ林道ツーリング11

2019年10月25日 18時46分25秒 | 2019北海道ツーリング


7日目の午後。じんぎすかん白樺で食事をおえて中札内美術村にもどってきた。やってきたのは相原求一朗美術館だ。重厚な建物は帯広にあった銭湯を移築したものなのだそうだ。



展示は六花亭が依頼した北海道の山々をえがいたコーナーからはじまる。



山もよいが北海道の風景画が魅力的だ。



絵には作者のひたむきさと寂寥感がある。



人気のある襟裳岬をモチーフにした作品。岬に家が一軒だけたっている。



展示室。興味のある方は『相原求一朗展 川越市立美術館』と『相原求一朗美術館』もどうぞ。



中札内美術村にはもうひとつ個人美術館があった。真野正美作品館だ。小泉淳作と相原求一朗が目的だが、六花亭の事業に敬意をあらわすために、見てゆくことにする。



こちらにはまったく毛色のちがう作風の絵がならんでいた。



なつかしい、昭和の北海道を漫画のようなタッチでえがいたものだ。



線がゆがんでいるのが味がある。



小泉淳作と相原求一朗は堅い作風なので、ほのぼのとした印象の真野の作品館をつくったのだろうか。



気楽に見られそうな作風だが、細部はものすごく細緻にかきこんである。1枚の絵を仕上げるのには膨大な時間と労力が必要だろう。それは小泉や相原とおなじだった。



相原求一朗美術館になっている帯広湯の絵。



美術村の庭園。日陰は長袖シャツがほしいほどの気温だ。14時半に中札内美術村の見学をおえた。つぎは糠平湖の北にある幌加温泉にゆきたい。かなり距離があるがナビは2時間でつくと言う。そこで幌加温泉に何時までやっているのか問い合わせると、19時までとのことなので、ゆくことにする。無料の高速道の帯広広尾自動車道にのり、有料区間も利用して音更帯広ICでおりた。料金は260円だ。ここから国道を北上し、上士幌と糠平湖をぬけていった。



ナビの案内どおり16時半に幌加温泉・鹿の谷に到着した。国道から折れて2キロ山に入ったところにある秘湯である。



上の画像は温泉の前の急坂である。写真では急に見えないがかなりの傾斜だ。冬季は四駆でも上るのに苦労するのではなかろうか。じつは幌加温泉には2017年にもきている。そのときは予備知識がなくて、温泉の建物があまりに老朽化していたので利用しなかった。その後泉質がよいと知っていつかたずねたいと思っていたのだ。



500円の料金をはらって脱衣所にゆくと、露天風呂に入っていた人が鹿がきているとおしえてくれた。温泉はまず内風呂がある。ここに三種の湯があるのだ。カルシューム泉、ナトリウム泉、鉄湯である。



露天風呂にゆくと鹿がいた。



名前のとおりここは鹿の谷だ。蝦夷鹿は慣れているのか人がいても草をたべつづけている。鹿をみて風呂につかるが湯があつい。長くは入っていられないし、かといって温泉からでると蚊がよってくる。



露天風呂の上の斜面にはいくつもの源泉がある。湯を風呂桶にためて、そこからパイプで各風呂にながしているのだ。まことに原始的なつくりで、からまつの湯といっしょだった。



内湯の三種の湯につかる。露天風呂の泉質もちがうのでここには四種の源泉があるのだ。そして混浴である。脱衣所は男女別々だが中はいっしょになっている。



建物の内部。帰りに地元の方に聞くと、ここは冬でも営業をしているとのこと。宿のすぐ下の急坂は上れるのかときくと、冬季はありあまっている湯を道路にながして、凍結をふせいでいるのだそうだ。こうなるともうすごいとしか言いようがない。古くてボロくて混浴だが、泉質はよくて、まさに秘湯である。ただし好みはわかれるだろう。



狭くて急な坂で車を切り返す。



深い森林帯を上士幌にむけて下ってゆく。



上士幌のコープで5割引きのサーモンの刺身とイカの酢味噌和えを、セブンイレブンで豚ロース串と鳥もも串を買って道の駅ピア21しほろにやってきた。今夜はここで車中泊だ。



バイクのハンドルにランタンをぶらさげた。となりにとまっている関西ナンバーのキャンピングカーでは熟年の男女4人が大はしゃぎで酒をのんでいた。しばらくするとものすごい鼾がきこえてきたが、無呼吸じゃないかな。呼吸がとまっている。

                                     車の走行距離307、8キロ バイク0キロ ダート0キロ
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2019北海道トランポ林道ツーリング10

2019年10月21日 20時26分35秒 | 2019北海道ツーリング


7日目。道の駅しらぬか恋問の朝。晴れ。5時半に起床した。



冷え込んでいて霜がおりていた。気温は12、3℃だろうか。



カップめんの朝食をとる。天気は明日からくずれだすようだ。



早朝の道の駅。



道の駅の裏にある海。



バイクを車につむ前に、林道走行でついた泥をざっと流しておいた。



車のフロント・ガラスについた虫ものぞいておく。



バイクを積み込んだ。



車内の整理をして7時半に出発する。今日は中札内美術村にゆくつもりだ。



白糠のホクレンで車の給油をする。9、1K/L。141円。グリーン・フラッグを手に入れた。



国道38号線で浦幌から豊頃にすすみ、ハルニレの木で休憩した。車はビック・シングルのDRとちがってすべるように走る。コーヒーを飲んだり、音楽をききながら運転するのはとても楽だ。



道道210号線をゆくと2017年に走った小花林道の入口があった。



更別の広大な農地を横切ってゆく。



十勝にきたなと思う。



明日から天候が悪くなるなら、今日は林道走行をして、明日美術館にゆくのが合理的だが、どうしても今日絵を見たかった。



中札内美術村にやってきた。ここにあるふたつの美術館が目的地だ。



まずフェリーで本を読んできた小泉淳作美術館にゆく。



太っ腹なことに入場料は無料だった。



積丹岩山煙霧。



静物。柚子だろうか。



鳥海山。



東大寺の襖絵の製作風景。



展示室。



京都の建仁寺の法堂の天井絵。小泉淳作は53才まで無名の画家だった。その後はめざましい活躍をして世を去っている。興味のある方は『小泉淳作美術館』『追悼・小泉淳作』もどうぞ。



11時半になったので昼食にゆくことにする。むかうのは近くにあるじんぎすかん白樺だ。距離は15キロほど。



白樺につくと満席で5分ほどまって席についた。注文したのはマトン・ジンギスカン500円を2人前。ご飯の大盛り250円。味噌汁140円。キムチ200円。合計1590円。



マトンはわずかに羊の香りがするが、歯ごたえがあっておいしい。きび入りのご飯がすすむ。海苔の味噌汁もよい味で、キムチだけが平凡だった。



このジンギスカンが日本で2番目においしいと思う。いちばんは旭川の大黒屋だ。白樺は女性たちが生き生きと働いているのも気持ちがよい。☆5点満点平均3点で4、5点。
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2019北海道トランポ林道ツーリング9

2019年10月19日 09時36分02秒 | 2019北海道ツーリング


6日目の午後。開陽台をでてからまつの湯にむかう。



道道150号線と道道505号線で養老牛温泉にゆく。その奥にからまつの湯と虹別林道があるのだ。



からまつの湯につくと車が3台とまっていた。リタイヤした長期旅行者のものだ。ここに居ついている雰囲気がある。



露天風呂にゆくと食事に使用した鍋や皿に湯がはられて放置されている。洗う前に汚れを浮かせているのだろうか。公共の場にこんなものを置くのはマナー以前の問題だ。せっかくのよい気分がぶちこわしである。



気持ちは落下したが湯につかり、空をみあげた。木にかこまれているのはコンクリートの源泉槽だ。



今日の湯はぬるかった。からまつの湯は熱い湯を上にある源泉槽にためて、そこから流すことで湯温を調整していると、北海道の方のブログで読んだことがある。それで車の3人組がバルブをあけて湯を調整しているのだろうかと考えたりした。



からまつの湯の上の湯。一段上にあるから湯の温度がこちらのほうが高いのだろうかと思ったが、手をいれてたしかめることはしなかった。



年配の男たちは木にロープをむすんで洗濯物を干し、煮炊きの道具をひろげている。車は道内ナンバー1台と、本州の別々のナンバー・フレートの2台だった。



虹別林道の入口にやってきた。ここから西別岳の登山口をこえてゆく20キロ強のダートのはじまりだ。



林道は林の中をゆく。



上り下りがかなりあり、深ジャリ、玉石が入っている。



深いジャリの急な上りがあり、セカンドではしっていると、失速してエンストしてしまった。足場のわるいところでキックをするが、エンジンがかぶってしまってかからない。5回キックしてようやく再始動した。エンジンはかかったが、深ジャリの急坂で再スタートができるだろうかと危ぶんでしまう。しかしリヤ・タイヤは空転することなく走り出すことができた。虹別林道は逆方向からしか走ったことがなかったから、こんな急坂があるとは思わなかった。



温泉富士?がみえるポイントがある。



高度をあげると頭上がひらけて直線路がおおくなる。こうなるとスピード・アップしてギヤはトップにはいった。



11キロはしり道道150号線にでた。林道は道道をまたいで西にのびている。



西別岳登山口方向にすすむと山がみえた。摩周岳だろうか。



虹別林道の西側はジャリや土がいれてあるところがあり、浮きジャリとフカフカの路面は走りづらい。アップ・ダウンは少なかった。



道道から5キロで西別岳登山口についた。



ここは登山者の駐車のためにひろいスペースがある。



登山口の先はジャリダートで走りやすい。



やがて丁字路があらわれた。それを左にまがるとまた丁字がある。それが上の画像で、左から走ってきて振り返ってみていると思う。



すぐに舗装路にでた。この道はあたらしいもので、以前はもっと奥までダートがあったから、林道をすすんでみた。



するとすぐに荒れてきたので引き返す。



ポンベツ林道の看板があった。



道道885号線にでると、すぐに孵化場の看板があった。以前は孵化場から林道にアクセスしたが、1本東側の道路から接続するようになっている。虹別林道はTMには25キロとなっているが、林道ツーリングガイドブックでは21、9キロとなっていて、道つきが変わっているから後者のほうが正解だと思う。



弟子屈で給油をして屈斜路湖畔林道にやってきた。24、4K/L。140円。時刻は15時48分で、林道にはいるには遅い時間だが、お気に入りのダートを走らずには帰れない。



右に湖を見ながら林のなかをゆく。



ジャリが入れてあり浮きジャリの走りにくい路面がある。



デコボコや水たまりもあるが強引にのりこえた。



鹿が一頭にげてゆき、タヌキは路肩で硬直しているから、横を通過しようとしたらあわてて走りだして、バイクの前に飛び出してきた。急ブレーキをかけたが、スピードを落としていたし、タヌキもすぐに方向転換したので事なきをえた。



やがて湖のビュー・ポイントにでた。



この景色をみることが屈斜路湖畔林道をはしる醍醐味だ。



ただ見入ってしまう。



この一瞬をこころに焼きつけておこうと思った。



21キロの林道を走りきり、16時33分に道道102号線の出口についた。



連日の林道走行でバイクも泥にまみれている。それが頼もしい。



夕暮れの道をゆく。冷えてきたので長袖シャツをきた。気温は15℃で、林道に入る前の和琴あたりから外気温はさがってきていた。



釧路のフクハラで牛肉と刺身を買ってきた。道の駅にもどったのは19時過ぎである。



半額だったサンマとカレイの造り。サンマはトロトロ。カレイは淡白だが脂がのっていた。



牛肩ロースは筋があった。



5分噛んでものみこめないほどだ。



以前だったら夜のうちにバイクをつんで移動したはずだ。でももうそんな気持ちにはならない。今夜はゆっくり寝て、明日になってから動こうとおもう。

                           車の走行距離0 バイクの走行距離404、5キロ ダート52、9キロ
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2019北海道トランポ林道ツーリング8

2019年10月14日 13時36分56秒 | 2019北海道ツーリング


6日目。道の駅しらぬか恋問の朝。5時半に起床した。寒い。気温は17℃。



テントのライダーはまだ寝ている。道の駅でテントを張るのはマナー違反だから、夜があけたら撤収するべきだ(ハイエースの長期間駐車は棚に上げておく)。車のエンジンをかけてスマホを充電しながら朝食のカップめんをたべ、メモをつけたり地図をみたりした。車の位置を変えて7時すぎに出発するが、テントの人間はまだ寝ている。どうかしているね。



今日は野湯めぐりをするつもりだ。その間に林道もはしりたい。釧路から道道53号線を北上してゆくと、鶴居村に丹頂鶴が4羽いた。



今日のひとつめの目的地は川北の湯だ。国道274号線から道道13号線となるべく道道をつかって虹別にむかう。



虹別からは道道885号線で開陽台方向にすすんだ。



蕎麦の白い花のさいている畑があった。



直線の多い道道をゆく。



国道244号線沿いにある川北の湯の入口に到着した。ここから笹の沢林道を5キロ走ったところに温泉はあるのだ。



笹の沢林道は走りやすかった記憶があった。しかしけっこう険しい。



ずっと上りで、ジャリにハンドルをとられたり、水がながれていたりと手ごたえのある林道だった。ライトは獣よけにつけている。



10時半に川北の湯に到着した。



駐車場には2台の車がいるだけで、ちょうど男性が風呂からあがったところなので私の貸し切りとなった。



湯温は高いので沢の水で調整しながらはいる。



貸し切りなので風呂の中で写真をとった。湯につかった目線の画像。



駐車場方向。



しばらくすると65くらいのリタイヤされた方がふたりやってきた。それぞれ車のひとり旅とのことで、一方の人は7、8、9月は毎年北海道にいるそうだ。家にいてもエアコンをつけた部屋でパソコンかテレビを見ているだけだから、放浪しているほうがよいとのこと。逆に1月と2月は沖縄ですごすのだそうだ。夏も冬も軽バンの車中泊旅行である。

つづいて車にマウンテンバイクとカヌーを積んだ若い男性がやってきた。カヌーで川からあがる地点に自転車をおいておき、車で上流に移動してカヌーで川をくだり、自転車のあるところまできたら、カヌーをたたんで自転車にのって車にもどるのだそうだ。こういうことをする人もいるんだなと感心した。逆に私がバイクを車につんで、車中泊をしながら林道ツーリングをしていると話すと、それも凝ってますね、と彼は言っていた。

その後バイクが2台やってきた。2台ともオンロード・バイクだ。友人同士なのかとおもったらこちらもソロとのこと。ホンダ400Xの50代のライダーと少し会話をした。年をとってまたバイクで冒険をしたくなったのだそうだ。若い頃から北海道ツーリングをしている方なので話があった。



笹の沢林道で国道にもどってゆく。帰りは下りなので楽にはしることができた。



道道の直線路で開陽台にむかう。



北海道らしい牧草地と空と雲がある。これをもとめてやってきているのだ。



北十九号線の直線路。



開陽台に到着した。



まずレストランで昼食にする。満腹カレー850円を注文した。



満腹カレーはものすごい大盛りだった。食べていると川北の湯で会ったホンダ400X氏がやったきた。氏も満腹カレーをチョイスしてとなりにすわった。氏と昔の開陽台の話をする。古い展望台のことや、ここに長期滞在することを沈没と呼んだことなどだ。昔のことを話せる人がいるとは思わなかったので会話がはずんだ。氏は川北の湯の林道を走ってきたが、函岳にも400Xでいってしまうのだそうだ。オフロード・バイクに乗ったことのある人ならそうするだろう。氏は4泊5日の予定とのこと。私はこれから、からまつの湯につかって虹別林道をはしると告げて先に席をたった。満腹カレーはたべきれずにのこしてしまった。



展望台にあがると絶景がひろがっていた。国後がみえる。



知床連山。



根釧台地。



印象的な鉄塔。



国後のアップ。



400X氏のバイク。2019年型のフロント・ホイールがサイズ・アップされてオフロード性能があがったタイプだろうか。












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2019北海道トランポ林道ツーリング7

2019年10月11日 18時32分58秒 | 2019北海道ツーリング


厚岸漁協の直売所のエーウロコをでた。午後のターゲットは落石と温根沼のあいだにある林道だ。さっき走ってきた国道44号線をもどり、道道1127号線、道道142号線とつないで落石線林道の入口についた。上の画像の手前が落石線林道で奥は九番沢林道である。まず落石線林道をはしり、九番沢林道はあとでゆこうと思っていた。



落石線林道のでだしはフラットでとても走りやすい。



暗い森と、



明るくひらかれた部分がある。そして古い熊のフンがひとつあった。



5、5キロの林道でのこり1キロとなった地点からジャリが入れられていた。これが深ジャリでハンドルをとられる。ずっと上りなので、ゆっくりとした一定のペースをたもち、肩に力をいれずに、ハンドルに手をそえるようにして通過した。



深ジャリを走りきり落石線林道の出口に到着した。



つづいて落合駅方向にはしり落石林道の入口についた。ここから温根沼にむかう。



根室本線の落石駅の横を通過してゆくと丁字路にでた。奥にすすむと落石循環林道で、手前が落石林道だ。落石林道をすすむ。



すぐにY字路にでる。



右が背臥牛(せぶしうし)林道で、ひらけていて明るい道だ。



左は道道142号線にもどるルートだと思われる。落石林道だろうか。通行量が少ないようで暗くて手入れがされていないようだ。



背臥牛林道をすすむ。



しかし路上にまで木の枝が伸びていて走りづらい。整備が入っていないなと思っていると小さな熊のフンがあった。古いものだ。



やがて通行止めにでた。入口から2、3キロの地点だ。



100メートル先で道路陥没とある。しかたがないので引き返し、Y字路のもう一方に入ってみた。



こちらは手入れのされていない荒れた林道だ。カーブがつづくので熊よけにクラクションを鳴らしてゆく。



すすんでゆくと1、3キロで沼にでて、ここで通行止めになってしまった。



ものすごくきれいなところだ。しかしバイクをとめるとたくさんの蚊が集まってくる。急いで写真をとって逃げだすが、ズボンに何匹もの蚊がとりついているので、左手ではらいのけながら走った。



落石駅の横までもどってきた。後になって気づいたが、落石循環林道を走るのを忘れていた。線路脇をはしるユニークな林道とのことなのでもったいないことをしてしまった。こちらから温根沼にゆくことはできないので、先程の九番沢林道でむかうことにする。



15時すぎに九番沢林道の入口に到着した。前にも書いたが落石線林道と道路をはさんでむかいあっている。



九番沢林道はフラットではしりやすいジャリ・ダートだが、車が通っている形跡はない。



4、9キロで背臥牛林道との分岐点にでた。道路陥没の通行止めがなければここにでられたのである。



すぐ先に第二九番沢林道が分岐している。



その先を下ってゆくと温根沼にでた。温根沼大橋がみえる。



とてもきれいなところだが、水辺なので蚊がいるのではないかと警戒した。しかしここには数匹しかいなかったので、ゆっくりと写真をとることができた。



6、8キロで九番沢林道の出口についた。これで今回のツーリングで予定していた林道走行は終了した。通行止めなどですべてを走ることはできなかったが、いささかの達成感をあじわう。明日からは林道以外でゆきたいところをまわるつもりだ。



道道142号線の北太平洋シーサイドラインで道の駅しらぬか恋問にむかう。



ここは海がとてもきれいだ。



霧多布岬にたちよった。霧のない霧多布だ。



霧多布温泉ゆうゆで入浴する。料金は500円。無味無臭の温泉ではないような泉質だ。湯に入ると熱くてビリビリすると思ったら、自分の体が冷えていた。



ここで日がくれた。

道道808号線、道道599号線で茶内にむかうが、虫がすごい。羽虫がヘルメットのシールドにぶつかって付着し、視界がわるくなる。国道44号線に出ても真っ暗でシールドは虫だらけだから前がよく見えない。それでも80キロで走行していると、速い車にぬかれる。厚岸で給油をした。23、3K/L。145円。霧多布の手前から冷えてきたがさらに寒くなった。鹿の飛び出しがこわいが、それでも交通のながれにのって80キロから90キロで走っていると、車にはねられたメスの蝦夷鹿が路肩によこたわっていた。

寒さがつのってくる。しかし早く車までもどりたくて止まらずに走る。手がかじかんで体が冷え込む。カッパをもっていたから着ればよかったのだ。しかしとにかく早くもどりたかった。



19時半に車までもどってきた。道の駅でテントを張っている横着なライダーがいる。ライダーの姿はない。テントに入っているのだろうか。体が硬直するほど冷えてしまったので、車に乗りかえてセブンイレブンでおでんを買ってきた。あたたかい食べ物がありがたい。

関東の林道では650のDRはもてあまし気味だ。しかし北海道ではジャスト・フィット。舗装路の移動でも250よりも断然速くはしれるから、北海道で真価を発揮していた。道内で250のオフロードではきびしいと思う。

                              車の走行距離8、7キロ バイクの走行距離405、6キロ ダート52、5キロ



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2019北海道トランポ林道ツーリング6

2019年10月07日 20時36分37秒 | 2019北海道ツーリング


5日目。道の駅しらぬか恋問の朝。天候は晴れ。気温は19℃。



車とバイクは駐車場のいちばんはずれにとめておいた。



カップめんの朝食をとり、バイクにもオイルを250cc補充した。DRは古いバイクなのでオイル上がりをおこしている。走るとオイルが燃焼室に上がってガソリンといっしょに燃えてしまうのだ。それで定期的にオイルのチェックが必要になる。



道の駅に隣接する海岸。



水道があったので飲料水をくませてもらった。看板には大量の水の持ち帰りは禁止とあるが、小さなタンクに一杯なら問題ないでしょ。



駐車位置をかえて7時に出発した。道の駅で連泊する場合、毎日場所を変えることにしている。誰かがみているかもしれないから、ずっと停めっぱなしにはしていないというアピールだ。考えすぎかもしれないが。



今日の最初の目的地は厚岸湖と霧多布湿原のあいだにある林道だ。釧路をこえて厚岸湖にむかう。左右にずっと原野がつづく国道44号線をはしり、糸魚沢駅にやってきた。



駅の横の踏切をわたると糸魚沢林道があるのだ。このエリアにX状に林道がはしっていて、まず糸魚沢から火散布にむけて糸魚沢林道をはしることにする。



ここもよく手入れのされた林道だ。



湿原のなかをゆくので平坦なのかと思ったら山に上ってゆく。それは釧路湿原の細岡展望台にゆく林道とおなじだった。



3キロで大谷地渡林道との分岐がある。



5キロで厚岸湖につづく道の分岐があった。



冬季に湖の上の氷に車で乗り入れると事故がおきて危険とある。すごい世界だ。こんなこと想像もできない。



林道がX状に交差する地点にやってきた。右が糸魚沢林道で左は風澗林道である。



風澗林道をみる。この付近はヌタッていてトラックのはしった轍があった。



ヌタヌタの路面はすぐにおわった。すすむとリルラン林道との分岐がある。



リルラン林道と風澗林道はこの後ではしる予定だ。



この先は路面が良いのでスピード・アップしてゆく。ダートを飛ばすのは楽しい。愛車のDRもうれしそうだった。



15、5キロの糸魚沢林道を走破して道道123号線にでた。トンネルが林道の目印だ。日差しがつよく暑くなった。それで熊などの動物の気配はまったくなかった。



リルラン林道の道道からの入口にむかうが、途中にある涙岩にたちよった。岬まで歩こうと思っていたが、帰ってきた人が蚊がものすごくいると教えてくれる。その男性には5匹ほどの蚊がまとわりついているから、いくのはやめておいた。



美しい海を見ながらはしる。



リルラン林道の入口はすぐにみつかった。



リルラン林道は頭上のひらけた明るい道だ。



ジャリが入れてありよく整備されていた。見通しのよいストレートがあると気分が盛り上がる。この先に古い熊のフンがあった。



さっき通った糸魚沢林道との合流地点にでた。風澗林道にむかう。



ヌタヌタの道を慎重にはしる。



風澗林道の入り口に到着した。



風澗林道はトラックの轍がある路面だったが、バイクで走るのは問題なかった。



やがて二股があらわれた。右が風澗林道で左は林道町界線のようだ。ここを左にゆく。



林道町界線はフラット・ダートで走りやすい。砂が入れてありよく手入れがされていた。



林道町界線をよいペースで走りぬけた。



林道町界線の出口についた。リルラン林道が7、5キロ。風澗林道と林道町界線が9、8キロで、これでX状の林道を走破した。



林道の入り口にたつ看板。これから厚岸にもどり、厚岸漁協の直売所で昼食をとるつもりだ。次の目的地は温根沼付近の林道で、厚岸にゆくのは逆方向だ。距離は21キロあって、往復で42キロのロスになるが、漁協で食事をするのを以前から楽しみにしていたのでゆくことに決めていた。



厚岸漁協の直売所、エーウロコに12時前に到着した。



ここではカキなどを買って店内でたべることができる。しかも格安なのだ。



買ったのは生でたべるカキのカキえもんLL180円が2個。レンチンしてたべるカキのマルえもんL140円が2個。そしてボイル花崎ガニが1000円である。激安だ。



まずはカキえもん。生のカキをつるんといただく。これは美味しい。カキの風味が味覚を刺激する。



つづいてマルえもん。これは2分レンジで加熱しなければならないのだが、説明をよく読まないで1分しかレンチンしなかった。失敗。ちょっと生ぐさくなってしまった。



そして花崎ガニ。ボイルして冷えたものだが300グラムはありそうなものだ。350グラムあるかも。茹でて時間がたっているが十分においしい。この値段でたべられるなら、今後はここに来ようと思う。



店内の飲食コーナーのテーブル席。厚岸の魚貝を満喫した。




















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2019北海道トランポ林道ツーリング5

2019年10月05日 08時36分48秒 | 2019北海道ツーリング


4日目の午後。釧路から国道391号線を北上し、遠矢の駅から左折して釧網本線にそってすすんだ。3キロほどでゆくと踏切があり、そこをわたって細岡展望台につづく林道にはいる。



浮きジャリのダートの林道だ。



湿原にゆくので平坦なのかと思っていたら、道は山にのぼってゆく。



林道はジャリがいれてありよく手入れがされていた。



やがて頭上を木が生い茂る暗い森林帯となった。森の中をすすみ、あと2キロほどで細岡展望台につくというところで、人が歩いていた。単独の若い女性だ。会釈をかわしてぬいたが、いるはずのない場所に人間がいるのも気味がわるいものである。細岡展望台から歩いてきたのだろうか。ハイキング気分で? クマはこわくないのだろうか、いや人間の男のほうがおそろしいのではないかと、いろいろと考えてしまった。



林道を8、5キロはしって細岡展望台に到着した。



展望台に釧路湿原を見にゆく。



つきぬけた空間のひろがりがあった。この湿原の雄大さはどうだろう。そこに釧路川が蛇行し、はるか先に山なみがみえる。気分が晴れ晴れとする。釧路湿原の展望台でここがいちばん好きだ。気温は22℃。日差しはつよくなり暑くなった。以前きたときは雲もすごかったが今回の空は劇的ではなかったのが、残念だ。しかしいつまでもながめていたい風景だった。



展望台から水を満々とたたえた達古武沼の横をとおって国道391号線にでた。国道に左折してすぐに林道の入口がある。



団体営西和農道だ。



幅広で浮きジャリダートの林道である。



すすむと路面は落ち着いて飛ばせるようになった。



丘の横を走る部分もある。



宗谷丘陵に似ているように感じられた。



団体営西和農道はぴったり5キロだった。出口には道路看板がたっている。



道道221号線で塘路湖にむかう。車が1台もいないので50キロから60キロでのんびりと走った。ここはよい道だ。



塘路湖にでた。



コッタロ湿原展望台につづく道道1060号線クチョロ原野塘路線にはいる。



幅広のフラット・ダートだ。



林道はバスがすれちがえるほど広いが、ジャリが浮いているので石がないところをえらんですすむ。しかしたまにジャリが深くなり、ハンドルがゆらゆらと揺れたりした。



道の横に川があらわれた。ゆったりと水量豊富にながれていた。



湿原のダートを5キロはしりコッタロ湿原展望台についた。



駐車場から展望台に階段がつづいている。でもここを上りたくなくて、階段の左にある三角点にのぼった。



三角点からでも十分に湿原がみえる。



しかし展望台はまだ上にあるので、後になって行っておけばよかったと悔やまないために、のぼることにする。



すると展望台のほうがはるかに見通しがよく、湿原にある沼も見ることができた。



キツネ2匹に会って道道1060号線の舗装路にでた。道の駅しらぬか恋問にもどるには道道245号線が近いが、鶴居村で温泉に入りたいし、無料で有名なキャンプ場も見てみたい。それで道道1052号線で北上すると鹿が路上にたっていた。鹿は鈍いのか、いつも反応が悪くてぼんやりとしている。そして近づくとやにわに走りだすのだ。



国道274号線と、道道53号線を経由して鶴居村にはいった。しかし温泉はない。廃業してしまったのだろうか。そこでキャンプ場を見にゆくと、思ったよりも狭い広場だ。キャンパーはたくさんいるが、大混雑はしていなかった。ここは無料だし、車の乗り入れもできるので、いつか利用するかもしれない。



鶴居村に温泉はなかったので、スマホのアプリでしらべて山花温泉リフレにゆくことにした。リフレに到着したのは17時半だ。料金は620円だがJAFの割引がきいて520円になった。しかしタオルとバンダナも忘れていたので、手ぶらタオルセット210円を追加した。山花温泉は緑色で塩分の濃い湯だ。湯温は42℃だがそんなに熱く感じないのでじっくりとつかっていられる。露天とサウナもあってくつろいだ。



19時すぎにリフレをでた。真っ暗な道道を南下して国道240号線から国道38号線にはいる。車の流れは80キロで気温がさがって寒い。手がかじかむほどだ。道の駅まで帰ってきたが、店がなくて何も買えなかった。そこで白糠方向にすすむ。セブンイレブンとセイコマがあるが、白糠の町にゆけばホクレンのフラッグを手に入れられるのではないかと考えて行ってみた。しかしホクレンは閉店してしまっている。コープがあったので半額の刺し盛りとビールを買ったのは19時42分で、道の駅にもどると20時をこえていた。

                            車の走行距離57、8キロ バイクの走行距離234、2キロ ダート36、4キロ











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2019北海道トランポ林道ツーリング4

2019年10月01日 20時57分23秒 | 2019北海道ツーリング


4日目。道の駅うらほろの朝。6時に起床した。寒い。昨夜は毛布を2枚かけて寝たのだが足がでていて冷えてしまった。シュラフはあるが袋からだすのが面倒で毛布をかぶったのだ。北海道では寝床を整えてから眠らないといけないと思う。長袖シャツにライディング・ジャケットを着て車からでた。



朝食はカップめんだ。



道の駅は森林公園とキャンプ場に隣接しているので見にいってみた。上の建物は管理棟だ。



野営場にはライダーが3人いた。大型バイクとカブの旅人だ。近年クロス・カブのライダーは激増しているが、私も年をとったらこれにしようと思っている。



浦幌から50キロ強はしり道の駅しらぬか恋問にやってきた。



駐車場が広いのでここを拠点にしようと思っていた。道の駅のはずれでバイクをおろす。ここには以前ローソンがあったが閉店していた。



道東自動車道の庶路ICの南にある新興松川林道にゆく。道道242号線にある林道の入口はすぐにみつけることができた。



入口の横には林道看板があり、錆びていたが新興松川林道と判読することができた。



林道に入ってゆくと水たまりがおおい。



大きな水たまりは念のために押してゆく。



ヌタヌタもあってここも慎重をきして押してすすんだ。足場が悪いところでバイクをたおすと、おこすことがとても困難だからだ。



1、7キロほどすすむと斜面から流れだした土砂が路面をおおっているところにでた。ここは泥濘が深い。ブーツのくるぶしの上まで泥で沈みそうだし、押していってもカーブしているからたいへんそうだ。何度もバイクを押していて息もあがっているし、この先も状況は変わらないようなので、ここで引き返すことにした。林道は毎日のようにコンディションが変わるから、行ってみないと走れるのかどうかわからないものである。



新興松川林道をあきらめたので時間があまってしまった。そこで地図を見て近くの道東第二期林道にゆくことにする。道東第二期林道は道道242号線の左右にはしっているが、まず北に入口のある林道で白糠IC方向にゆくことにした。その後で白糠の町にいって、はまなすというレストランで昼食をとろうと考えたのだ。白糠にはホクレンがあり、フラッグがあるのを車で通過するときに確認もしていて、それを買いたいとも思っていた。



林道の入り口には庶路川本流林道とちがう林道名の看板がたっていた。



入口はストレート・ダートだ。



林道に入ってゆくと若いキタキツネが路上で寝そべっていた。お腹がいっぱいなのか満ち足りた表情だ。キツネはバイクに気づくと茂みに入っていった。



庶路川の横をすすむ。



新興松川林道とはちがって走りやすいダートだ。



たまに浮きジャリがあり、林道は山の中にはいってゆく。森には落葉樹の葉がおちていて秋の風情がただよっていた。



この林道は通りぬけられるだろうと思っていたら、4、7キロで通行止めになってしまった。



工事中のためとあるが、それなら入口に表示しておいてくれよと思う。



しかし往復で10キロ近い林道走行ができたからよいかとも考えた。



通行できない林道ばかりを走っているが、これがたのしい。冒険をしている気分なのだ。



阿寒方向にゆく、もう一方の道東第二期林道に転進した。



しかし林道に入るとすぐに通行止めの案内がでている。2、5キロで閉鎖と。



ここもゆけるところまで走ることにする。



走りやすい林道だが一部でヌタッている。しかしバタ足で走るほどでもなかった。



頑丈なゲートがあらわれて、ここで引き返した。



昼食の時間となったので、食べログでチェックしている店を確認した。すると白糠ははまなすではなく、やはた、というラーメン屋が登録されている。記憶ちがいだったのだ。つぎの予定は釧路湿原の林道なので、釧路方面もしらべてみた。すると大楽毛にぶた福という店舗が登録されている。豚丼のお店で、こちらに行くほうが効率的なので、ここにゆくことにした。



12時20分にぶた福についた。店の前には車とバイクがたくさんとまって混んでいる。地元の客と観光客が半々で、ライダーも何人もきていた。メニューを見てロースとバラ肉のミックス豚丼の大盛りをおねがいすると、ご飯と肉とどっちを大盛りにしますかときかれ、せっかくなので両方とも大盛りにしてもらうことにした。



肉はコック服をきた年配のご主人が炭火で丁寧に焼いている。迷いのない熟練の手つきだ。15分ほどでミックス豚丼の肉とご飯の大盛りがやってきた。パッと見には大盛りにみえないが、肉もご飯もぎっしりと入っている。



肉は炭火の香りがしておいしい。厚さもあるので歯ごたえがある。ロースが好みでバラ肉は脂がつよくて若い人むきだった。しかし肉が罰ゲームのようにたくさんある。食べても減らない。ご飯の大盛りはいいが、肉の大盛りはいらなかった。



味が薄口なので卓上にあるタレを足して完食したが、苦しいほどの満腹となった。料金は1230円。☆5点満点平均3点で3、7店。ここもとても真面目なお店で好感がもてた。


















コメント (2)
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