日本一長い剣山林道を走破した1日。
5時30分に起床した。
キャンプの朝の常食、インスタント・ラーメンを食して出発の準備をする。
7時に出発しようとすると、サイトの奥から黒と銀のビッグオフが走り出してきた。
最新のBMW・R1200GSだ。
GSはテントを張ったままの空荷だった。
GSのすぐ後から走りだす。
行く先は私と同じ剣山林道だろうと思う。
その剣山林道入口の魚屋橋につくと、GSだけでなく、ホンダ・バラデロも止まっていた。
GS氏は昨日もここを走っていて、今日は往復するつもりとのこと。
バラデロ氏は初めてなのだそうだ。
私は昨年も来ているが、土砂崩れのため三分の一ほどしか走破していないと語った。
GS、私、バラデロの順で走りだす。
9キロほど舗装路で、7時25分にダートに突入した。
とたんにGSはスタンディングで走りだす。
しかしペースはゆっくりで私と同じくらいだ。
バラデロはと見ると、一気に遅れていき、すぐに見えなくなってしまった。
しばらくGSといっしょに走るが、その後は私が前になったり、GSが先行したりを繰り返すことになった。
バラデロ氏はダートはあまり走ったことがないようで、すぐに引き返してしまったようだ。
林道はおおむねフラットで走りやすいが、
一部に急坂や拳大の石がゴロゴロしている路面もある。
旭松峠、雲走山登山口をすぎると一度舗装路にでて、フォガスの森につづくゲートで林道に戻る。
フォガスの森には8時25分についた。
ここはバンガローとキャンプ場のある施設だ。
休憩しようとするとGSもとまっていた。
GS氏はこの林道を走るためだけに、四国に来ているのだそうだ。
GWにもここに来ているとのこと。
剣山林道に惚れ込んでいるようだ。
そして、この先の徳島のへそと、風の広場がいいんですよ、と呟いていた。
その徳島のへそはすぐ先だった。
徳島のへそは断崖の上の景色の開けたところで、GS氏は景色を眺めやっていた。
剣山林道を走るだけで休日を過ごし、ひとりで山なみを眺めているGS氏は、ロマンチストなのだろう。
私だってそうだが、絶景を何分も見ていられない、せっかちでもあるから先発する。
剣山林道はこの先が長い。
谷側は断崖絶壁でガードレールがなく、山側は土砂が崩れてきているもろい斜面が多い。
そんな同じような風景のなかを延々と走っていくのだ。
剣山登山口の山の家には10時10分に着いた。
この先は下りとなり、11時に国道にでたから、剣山林道は3時間30分で走破したことになる。
剣山林道はほんとうに長い。
はじめはダートを走るのが楽しくて、最高だ、来てよかった、と思って走っていたのだが、
フォガスの森の先はもう飽きてしまって、ただただ惰性で走行するほど長かった。
土佐を目指して南下する。
本当は北に行きたいのだが、道がないので、
土佐の手前の南国市まで行って、高知道にのるしかないのだ。
山の中に突然あらわれる、アンパンマン・ミュージアムに驚いてすすむが、
そろそろ食事をしたいのに、何にもない。
それでもなんとかみつけた、レストラン岡豊城でカツオのたたきなどを堪能した。
料理は黒潮御膳2100円也。
高知道で四国を南から北へ一気に横断する。
高知道は四国の山岳地帯を突き抜けていくので標高が高く、風が強かった
川之江JCTで松山道に入り、新居浜ICで高速をおりた。
江戸時代から昭和まで採掘された、世界的に有名な別子銅山跡を見学したいと思っていたので、道の駅マイントピア別子にむかう。
そのマイントピアでは砂金獲り体験と銅山見学をした。
目的の銅山は見るべき価値のないものだったが、砂金獲りが意外にも夢中になるほど面白かった。
次はしまなみ海道に行くつもりだが、もう時間は遅い。
そろそろ泊まるところを決める時間だ。
候補地はふたつ。
今治の手前にある東予市のキャンプ場か、今治の先にある、大角鼻キャンプ場か。
悩んだがせっかちな私はまたしても遠くの大角鼻を選び、夕闇迫る中、急いで走っていくことになった。
日没は18時かと思って焦っていったのだが、キャンプ場についたのは17時55分だった。
なんとか日のあるうちに到着することができた。
大角鼻キャンプ場は、海に面した景色の良い、しかも無料のすばらしいところだった。
眼の前には瀬戸内の海がひろがり、しまなみの島々が散らばって、
彼方には明日わたっていく予定の、来島海峡大橋が見えるのだ。
しばし見つめしまうほど美しいところだった。
夕食はスパゲティー・カルボナーラ。
と言ってもレトルトのソースを温めるだけだ。
それに昨夜食べ切れなかったパン。
食事をしながら酒を飲み、ライトアップされている来島海峡大橋を見つつ、夜をすごした。
5時30分に起床した。
キャンプの朝の常食、インスタント・ラーメンを食して出発の準備をする。
7時に出発しようとすると、サイトの奥から黒と銀のビッグオフが走り出してきた。
最新のBMW・R1200GSだ。
GSはテントを張ったままの空荷だった。
GSのすぐ後から走りだす。
行く先は私と同じ剣山林道だろうと思う。
その剣山林道入口の魚屋橋につくと、GSだけでなく、ホンダ・バラデロも止まっていた。
GS氏は昨日もここを走っていて、今日は往復するつもりとのこと。
バラデロ氏は初めてなのだそうだ。
私は昨年も来ているが、土砂崩れのため三分の一ほどしか走破していないと語った。
GS、私、バラデロの順で走りだす。
9キロほど舗装路で、7時25分にダートに突入した。
とたんにGSはスタンディングで走りだす。
しかしペースはゆっくりで私と同じくらいだ。
バラデロはと見ると、一気に遅れていき、すぐに見えなくなってしまった。
しばらくGSといっしょに走るが、その後は私が前になったり、GSが先行したりを繰り返すことになった。
バラデロ氏はダートはあまり走ったことがないようで、すぐに引き返してしまったようだ。
林道はおおむねフラットで走りやすいが、
一部に急坂や拳大の石がゴロゴロしている路面もある。
旭松峠、雲走山登山口をすぎると一度舗装路にでて、フォガスの森につづくゲートで林道に戻る。
フォガスの森には8時25分についた。
ここはバンガローとキャンプ場のある施設だ。
休憩しようとするとGSもとまっていた。
GS氏はこの林道を走るためだけに、四国に来ているのだそうだ。
GWにもここに来ているとのこと。
剣山林道に惚れ込んでいるようだ。
そして、この先の徳島のへそと、風の広場がいいんですよ、と呟いていた。
その徳島のへそはすぐ先だった。
徳島のへそは断崖の上の景色の開けたところで、GS氏は景色を眺めやっていた。
剣山林道を走るだけで休日を過ごし、ひとりで山なみを眺めているGS氏は、ロマンチストなのだろう。
私だってそうだが、絶景を何分も見ていられない、せっかちでもあるから先発する。
剣山林道はこの先が長い。
谷側は断崖絶壁でガードレールがなく、山側は土砂が崩れてきているもろい斜面が多い。
そんな同じような風景のなかを延々と走っていくのだ。
剣山登山口の山の家には10時10分に着いた。
この先は下りとなり、11時に国道にでたから、剣山林道は3時間30分で走破したことになる。
剣山林道はほんとうに長い。
はじめはダートを走るのが楽しくて、最高だ、来てよかった、と思って走っていたのだが、
フォガスの森の先はもう飽きてしまって、ただただ惰性で走行するほど長かった。
土佐を目指して南下する。
本当は北に行きたいのだが、道がないので、
土佐の手前の南国市まで行って、高知道にのるしかないのだ。
山の中に突然あらわれる、アンパンマン・ミュージアムに驚いてすすむが、
そろそろ食事をしたいのに、何にもない。
それでもなんとかみつけた、レストラン岡豊城でカツオのたたきなどを堪能した。
料理は黒潮御膳2100円也。
高知道で四国を南から北へ一気に横断する。
高知道は四国の山岳地帯を突き抜けていくので標高が高く、風が強かった
川之江JCTで松山道に入り、新居浜ICで高速をおりた。
江戸時代から昭和まで採掘された、世界的に有名な別子銅山跡を見学したいと思っていたので、道の駅マイントピア別子にむかう。
そのマイントピアでは砂金獲り体験と銅山見学をした。
目的の銅山は見るべき価値のないものだったが、砂金獲りが意外にも夢中になるほど面白かった。
次はしまなみ海道に行くつもりだが、もう時間は遅い。
そろそろ泊まるところを決める時間だ。
候補地はふたつ。
今治の手前にある東予市のキャンプ場か、今治の先にある、大角鼻キャンプ場か。
悩んだがせっかちな私はまたしても遠くの大角鼻を選び、夕闇迫る中、急いで走っていくことになった。
日没は18時かと思って焦っていったのだが、キャンプ場についたのは17時55分だった。
なんとか日のあるうちに到着することができた。
大角鼻キャンプ場は、海に面した景色の良い、しかも無料のすばらしいところだった。
眼の前には瀬戸内の海がひろがり、しまなみの島々が散らばって、
彼方には明日わたっていく予定の、来島海峡大橋が見えるのだ。
しばし見つめしまうほど美しいところだった。
夕食はスパゲティー・カルボナーラ。
と言ってもレトルトのソースを温めるだけだ。
それに昨夜食べ切れなかったパン。
食事をしながら酒を飲み、ライトアップされている来島海峡大橋を見つつ、夜をすごした。