放浪のページ別冊ブログ

キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

2020猪苗代湖一周サイクリング3

2020年07月20日 21時09分04秒 | サイクリング


会津若松の富士の湯をでて、スーパーで食材を買い、今夜の宿泊地の道の駅裏磐梯にむかう。距離は30キロで1時間でつくとナビは言う。



ナビが案内するのは、細い道路や旧街道、田んぼの中のすごい道だった。



桧原湖の近くにある、道の駅裏磐梯に19時に到着した。さっそく夕食をはじめる。



まずは馬刺しにビールである。にんにくのきいた味噌ダレでたべる赤身がうまい。



ランドナーの横で一杯やるのは格別である。



つづいてステーキ。今日は体を動かしたから肉祭りである。



ステーキを半分にカットして焼いてゆく。



美味しそうに焼けたが、これが硬いのなんの。筋が多くて噛み切れない。因みにカナダ産牛ロース588円で25%引きだった。



牛肉が硬すぎて顎がいたくなったので野菜でひと休みだ。



残りのステーキ。



細かくカットしないと食べられない。そういえば昨年の北海道トランポ林道ツーリングで、釧路のスーパーで買ったステーキもとてつもなく硬かった。



最後にバジル・ソーセージ。



これは柔らかくて絶妙なうまさだった。明日は午後から雨の予報なので、早い時間に桧原湖を一周しようと思う。



翌日は朝から雨だった。それも強い降りである。これでは自転車で走れないので、車で桧原湖をまわることにした。



昨夜は冷えた。寒くて目がさめほどである。常備してある毛布をかければあたたかく、安眠することができた。



道の駅を出発して桧原湖にでると、左折して時計回りに湖をまわることにした。すぐにトイレのある駐車場がある。自転車で走るなら、ここに車をとめておこうと思っていたパーキングだ。



パーキングの前には湖がひろがり、釣人の船がたくさんでていた。



湖の見えるポイントがあると車をとめてゆく。



雨降りだが景色はすばらしい。



船はバス・ボートが多いようだ。何十年も前にスキーに来たときは、氷った湖の上でワカサギ釣りをしている人がたくさんいた。冬は今もそうなのだろうか。



道は狭い。



湖の東側はバス・ボートをのせたトレーラーをひく車がたくさんいて、ここがバス釣りのメッカなのだと知った。



白河にあるラーメン屋のとら食堂にゆくことにする。昨年利用しようとしたが、あまりにも混雑していたので断念した店だ。今日は悪天候なので空いているだろうと考えたのである。途中にある道の駅天栄で地物の野菜を買った。雨はひどい降りだ。桧原湖は14℃だったがここは19℃だった。



10時半にとら食堂についた。営業は11時からである。



入口に名前を書くようになっているので、記入して車で待つことにする。順番は16番目だから、狙い通り雨の日は空いているなと思った。



10時50分に店の入口に行くともう客をいれている。順番をとばされたのではないかと思ったが、新型コロナ・ウィルス対策で、満席にしない運営なのでまだだった。



11時35分に席に案内された。小上りの4人掛けのテーブル席にひとりである。頼んだのはワンタンメン970円の大盛り220円の1190円だ。

8分でワンタンメンの大盛りがやってきた。丼が大きい。ラーメンはオーソドックスな外観だ。スープを飲んでみると、しょっぱい。しょう油が前面にでている味つけである。ただたくさんの人が集まるのがわかるラーメンだった。



手打ち麺はやわらかい。チャーシューは丸いものとメンマのように見える細長いものがあり、部位がちがっている凝ったものだった。メンマはおいしい。店の運営もそうだが、真面目なラーメン、誠実な料理だ。食材もよいものを使っているのだろう。一方でしょっぱいのは田舎の味つけで、洗練されてはいなかった。



このラーメン、30年前はとても美味しかったと思う。でも今となっては首都圏の人気店のほうが上だ。わざわざここを目指してゆくほどでもないと思う。近くにあって、待たずにすむならたまに利用する感じである。



しょう油の角がたっているスープは、刻みタマネギをいれるとマイルドになる。



これを昔からやっていたのなら、とてつもなく斬新なアイデアだったと思う。☆5点満点平均3点で3、5点。

食後はノンビリと帰宅した。
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2020猪苗代湖一周サイクリング2

2020年07月15日 18時42分49秒 | サイクリング


峠をくだって湖畔にでた。自転車のブレーキはきかないから下りは怖い。若いときはなんとも思わずに飛ばしたものだが、今はできなくなってしまった。



猪苗代湖の水がとてもきれいだ。



水際の道をゆく。



やがて秋山浜のキャンプ場にでた。野営は自粛してくださいと貼り紙がしてあるがーー緊急事態宣言は解除されて他県への移動も制限されていないーーキャンプをしている人たちがちらほらといた。



キャンプ場の中を通過してゆく。



次は舟津浜だがここに最後の上りが待っていた。たしかに登りはみっつあると知っていたが、難所の金山峠を越えたので、坂道はもう終わった気持ちになっていた。三つ目の山は距離は短かったが、足にきているのできつかった。

舟津の太田屋菓子店で、猪苗代湖一周のステッカーがもらえると聞き込んでいた。そこでどらやきと飲み物を買ったがステッカーはもらえなかい。情報が古かったのだろうか。ここで今日はじめてサイクリストに会った。ロードバイクの方だった。



昼時をすぎているので舟津で食事がしたいと考えていた。しかし食堂がないので、こむぎ、というパン屋にゆくことにする。ここはNHK・BSのこころ旅でもとりあげられた店だそうだ。こむぎでもステッカーがもらえると聞いていた。



こむぎでパンを買い、猪苗代湖一周のステッカーをゲットした。小さいものでステッカーと言うよりもシールである。こむぎは気持ちのよい、若いご夫婦がやっているお店だった。



スタートした上戸浜にもどってきた。アプリによると走行距離は57、9キロ。タイムは4時間44分4秒である。



こむぎのパンで昼食にする。ピザパンふたつにくるみパンがひとつだ。



こむぎのパンはおいしい。大田屋菓子店のどらやきは後日たべたが、小倉バターの変り種だった。



パンだけでは足りないのでカップめんも追加した。サイクリングはお腹が減るのである。



車内のようす。車中泊のときは自転車をたて、走行中はフロアに寝かせている。ここでクロス・バイクのサイクリストが通過していった。この日に見かけた自転車乗りはふたりだけだった。



明日は桧原湖を一周するつもりだ。桧原湖は高低差が130メートルと平坦で、距離も30キロと猪苗代湖の半分である。今日はどこかに車をとめて、自転車で会津若松の街を散策しようと思っていたが、まず高校生のときに友人をむかえにいった、猪苗代駅にいってみることにする。駅は昔日のイメージのままだった。



自転車で会津若松を散歩しようと思っていたが、『車中泊まとめ』を見ると、慧日寺の跡にある資料館で名水が汲めるとあるので、ここにゆくことにする。資料館について庭園を歩くと、観音堂があったのでおまいりをした。ご本尊は馬頭観音である。



慧日寺跡の庭園。



資料館の水は、山の上にある磐梯西山麓湧水群から、名水百選の清水をひいているのだそうだ。そこに車で行こうとしたが、途中から徒歩になるので引き返し、資料館で水を汲ませていただいた。



前述の車中泊専門サイトの『車中泊まとめ』を見ると、会津若松駅近くに450円ではいれる温泉があるとのことで、ここに車でゆくことにした。日帰り温泉・富士の湯である。ここは450円とは思えない源泉掛け流しの温泉で、ゆっくりとくつろぐことができた。

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2020猪苗代湖一周サイクリング1

2020年07月12日 10時40分55秒 | サイクリング


数年前から走ってみたいと思っていた、福島県の猪苗代湖一周サイクリングにゆくことにした。



6月の金曜日に車に自転車をつんで出発した。栃木県矢板市の道の駅で前泊しようと思っていたが通り過ぎてしまった。どこかに適当な車中泊ポイントがあるだろうと思ったが、なくて黒磯をすぎてしまう。車中泊専門のサイト『車中泊まとめ』を見て、一般道から東北道の那須高原SAに入ることのできる駐車場をみつけ、そこに泊まることにした。

SAに隣接する駐車場についたのは22時30分だった。セブンイレブンのサンドイッチとメンマで一杯である。



那須高原SAにアクセスできる駐車場の朝。



こんなところには誰もこないだろうと思っていたら、昨夜の23時すぎに神奈川ナンバーの親子連れがやってきた。駐車場から徒歩でSAに入ることができるここは、知る人ぞ知る穴場である。



SAでトイレをかりて7時に出発した。



白河から国道294号線で猪苗代湖にでて、上戸浜の駐車場に車をとめた。8時だった。



今日の相棒はランドナーである。猪苗代湖一周には3ヵ所の峠があるというので、ギヤ比の低いランドナーをえらんだのだ。



ギヤはフロントが48×30。チェーン・ホイールはTAシクロ・ツーリスト。ペダルはレオタード・プラットフォーム。



リヤのフリー・ホイールは14から24までとなっている。チェンジ・メカはユーレー・アルビーのセットだが、リヤ・ディレイラーの動きがよくない。元々トップに入りにくかったのだが、古くなってリターン・スプリングが弱くなり、トップに切り替わらなくなってしまった。したがってリヤはセカンド・ギヤで走ることになるのだ。この自転車を組んだ当初は42Bの太いタイヤを入れていたが、現在は35Bとなっている。



革サドルは藤田プロフェッショナル。経年劣化でボロボロである。



反時計まわりで湖を一周することにした。こうすると左手に猪苗代湖を見ながらゆくことができるからである。走りだすと弱い向かい風だがよい感じだ。ランドナーの感触をたしかめながらペダルをふむ。ここを自転車で走るのは、高校一年の夏休みの東北一周サイクリング以来だ。40年以上前のことである。あのときは猪苗代湖畔でキャンプをした。野営したのは志田浜か天神浜だったと思う。その天神浜につくとオート・キャンプ場があり、道路はダートでランドナーで走るのにふさわしい道だから、うれしくなってしまった。



天神浜の先はサイクリング・コースがあり、たくさんの人が車を乗り入れて鯉釣りをしていた。気温は20℃ほど。走りだしたときは寒かったが、身体が徐々にあたたまってちょうどよくなった。



野口英世記念館。野口英世の生家の上に、建物保護のために屋根をかけてある。高一のサイクリングのとき、猪苗代駅まで輪行してきた友人を駅までむかえにいって、合流した。じつは彼がくることは直前まで私に知らされていなかったのだ。だからそれを聞いて驚いた。旅の直前になって、いっしょに行きたいと同行者が言われて、一存で了承したが、私に言いにくかったのか。それとも報告するまでもないと思ったのか。今となっては謎である。私は知らされていなかったことに腹をたてて問いたださなかったし、その後何十年もたって、同行者の彼は音信不通になってしまったから。



野口英世記念館からしばらく国道49号線をゆく。当日は車が少なかったし、ドライバーのマナーがよくて走りやすかった。上の画像は国道から県道376号線に入っている場所である。



マリーナがあった。



県道376号線の湖畔道路は交通量はほとんどなかった。



中田浜をすぎるとひとつ目の峠の上りとなった。小峠だ。いきなり15パーセントの急坂があらわれる。ギヤをローに落として、立ちこぎをまじえながらじっくりとのぼってゆく。ここは足をつかずに上りきれそうだと思って走っていると、知人から電話がかかってきたので、自転車をとめて応答した。サイクリストは峠で休まずに登りきりたいものなので、足をついたのが残念だったが、大ベテランの私はそんなことには拘泥しないのである。



ひとつ目の小峠をこえた。ここはいきなり激坂だが距離は短い。



小峠をくだり崎川浜を通過すると前方に山が見えてきた。ふたつ目の峠だ。



山にぶつかって右にすすむと、鋭角に折り返すようにして入る峠道があらわれた。



林道赤崎小倉沢線だ。ここが猪苗代湖一周の最大の難所である。



ここも距離は短いのかと思ったらさにあらず。ダラダラとのぼりがつづく。しかも事前に得た情報によると、ピークがふたつあるとのこと。



厳しい坂もあり、ねばって上ってゆくが、ランドナーにしてよかったと思う。ギヤの高いロードではここは走れなかったと感じるからだ。ロードのいちばん軽いギヤは40×21で、ランドナーは30×24である。この差は大きい。



一部に平坦なところがあり、また上ってゆくと峠についた。たしかにピークがふたつあったと思い、休憩する。



下りとなるが、なんとピークはまだ先にあり、また上りとなってしまった。峠についたと思っていたのでショックが大きい。汗だくで足にきてしまってなんとか金山峠についた。合計で7・8キロ上りなのではなかろうか。ここはたまにツーリング中のバイクがくるくらいで車はいなかった。観光客も林道をさけて、国道294号線で迂回するのだと思う。

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2020群馬片品川場ツーリング

2020年07月06日 18時41分22秒 | ツーリング関東


新型コロナ・ウィルスによる緊急事態宣言が解除され、県をまたいだ移動ができるようになった。となると冬にスキーにいっている群馬県にまずでかけたい。スキー・シーズンにはゆけなかった、気になるスポットがあるのだ。まず立ち寄ったのは渡良瀬渓谷鉄道の大間々駅である。



駅を見学していると電車がやってきた。渡良瀬渓谷鉄道は『わ鉄』の愛称があるようだ。



レトロな電車もあった。電車ではなくてディーゼルかもしれない。



アジサイと円空仏があると案内がでていたので、大間々駅近くの松源寺にもいってみた。



アジサイが見事だ。



円空仏を拝観している人はいなかった。ひとりで静かに仏さまの前に座らせていただいた。



薗原湖をぬけて片品村の鎌田にやってきた。昼時なので食堂を物色しながら走ってきたが、いまひとつ決めきれない。そこで最近キャンプで人気のひろしが、テレビ番組で丸沼に野営したときに利用したスーパーに入ってみることにする。スーパーいのうえである。



番組でひろしが買ったのは海苔弁当だった。その弁当と珍しい鯉の洗い、鮭のおにぎりを買った。これを道の駅・片品でたべることにする。



鯉の洗いはひさしぶりだ。サッパリとした鯉が酢味噌によくあう。洗いは見事なほど薄く、均一に切られているから、機械をつかっているのかもしれない。弁当はごはんがぎっしりと詰められていて、おにぎりはいらないほどだった。



道の駅には名水があるからこれを食事の供とした。



スキーのホーム・グラウンドの尾瀬岩鞍にいってみた。キャンプ場がオープンしたとのことだが誰もいない。今シーズンのスキーは新型コロナ・ウィルスの影響で強制終了してしまったから、不完全燃焼で割り切れないものがあったのだが、ここに来て気持ちに区切りがついた。因みにキャンプ場は入場料がひとり2000円でテント一張り1000円。タープも1000円である。トイレは隣接するホテルが使えて、温泉もホテルにあるが、設備がととのっているのが好きな人むけだろう。



平川に南下して県道64号線に入ると天王桜の案内があった。



天王桜は以前からたずねたいと思っていた。桜はオオヤマザクラとのこと。たいへんな巨木だ。



桜を見上げる。根元には古い石の祠があった。



花が咲いたら、それは見事なことだろう。いつかその時期に来たいと思う。ここは駐車場がないのでご注意を。



背峯峠のトンネルをこえてゆく。深い森林帯だ。



薄根川が横を流れている。



淵と落ち込みがつづくよい場所があったので、沢をのぞいてみた。山女や岩魚がいそうだった。



道の駅・川場田園プラザまでゆくと望郷ラインにはいって白沢にむかう。途中に沼田の河岸段丘を見下ろせる展望台があった。



沼田、前橋をすぎて伊勢崎にはいると女堀の花菖蒲園の案内がでていた。



前からどんなところなのか気になっていたところだ。ここは中世に農業用水路を整備しようとしたが、途中で工事を断念したもので、今は花菖蒲を植えているのだそうだ。菖蒲は盛りをすぎていたがそれでも見事だった。そして群馬の人はマスクをしていない。私ひとりだけがマスクをつけていた。



女堀の前には原っぱがあった。何にも使われていない土地はまず見ないから、新鮮な印象をうけた。



いつも通過しているだけの伊勢崎の町にいってみた。観覧車のあるレトロな遊園地の横をとおって駅前につくと、駅のまわりには何もない。伊勢崎はロード・サイドにお店がならんでいるようだ。



埼玉県上尾市で給油をした。お金を3000円いれると料金は1200円ほど。しかしお釣りが1000円しか返ってこない。小銭がでてこないのだ。店員をよんで調べてもらうと、機械を再起動してもお釣りはでてこないし、機械は小銭まで支払ったと記録されていると言う。ほんとうに出てこなかったんですか? と失礼なことを言われて、本当だから言っているんだろ、とこちらも声を荒げる。3回もほんとうですか、と言われて、小銭をレジから出してもらったが、その後で機械の電源を落としたら、チャリン、と小銭が機械からでてきた。だからほんとうだっただろう、こちらに落ち度はなにもないんだよ、と言うと、申しわけありませんでした、となった。最後にちょっと気分の悪いツーリングだった。
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