タイヤ交換をしたのでその慣らしツーリングに行くことにした。
目的地は埼玉県奥秩父にある中津川林道である。
埼玉と長野の県境をゆく17キロのダートで、北海道ツーリングの前にタイヤの皮むきをするのに最適だと考えた。
当日は暑かった。
35℃くらいになったようで、平地では汗が止まらない。
山にさしかかり、川沿いの道の出るとようやく涼しくなった。
正丸トンネルをこえて秩父に下ってゆくと集合管とチャンバーの団体に追いついた。
そろいのTシャツを着ているから族なのかと思ったら、よい年をした親父たち。
Z-ⅡやCB750Kなど。
最近こういう人が多くなったね。
最後尾に2台いるKHの白煙が大迷惑。
秩父では、ちちぶ銘仙館を見学。
銘仙は斬新で割安な絹織物として、昔一世を風靡したもの。
入場料は200円。
秩父では雨が落ちてきたので雨宿りでやりすごした。
中津川林道にさしかかると、ヤマハWRのライダーが手で×サインを送ってくる。
通行止めを教えてくれているが、行けるところまですすむことにした。
雨が降ったので林道はぬかっている。
泥を跳ね上げながら山を上っていった。
したがってバイクはドロドロ。
ダートに入って5キロほどで通行止めとなった。
引き返すが、私の行くところに通行止めが誠に多い。
三国峠をこえて長野県にいけないので、南にある雁坂トンネルをぬけて山梨にでることにした。
雁坂トンネルを利用したことがなかったので通ってみたかったのだ。
料金は560円。
ETCは使えない。
山梨に入って塩山に下っていく。
またしても、ものすごく暑くなる。
塩山の駅前で食事処をさがすと、名物のほうとうに馬刺し、鳥モツ煮ばかりである。
名物も良いけどそんな気分ではない。
他の店を求めて国道沿いをさがすと、コッテリ・ラーメンの看板があったのでここにした。
ガキ大将という店で個人店なのかと思ったらチェーン店だった。
濃厚味噌ラーメン800円とランチ・ミニ・チャーハン200円。
ここは美味しいのだが接客がダメなので、残念な店だった。
柳沢峠をこえて都内にむかう。
山に登っていくと涼しくなり汗が引く。
先行する車を強引にぬいていくと、いくら飛ばしても車に追いつかなくなった。
山道でバイクを倒しこんで走り、タイヤのサイドの皮むきをする。
奥多摩湖にでると浮き橋があったので休憩しながら渡ってみることにした。
釣り禁止と書いてあるのにへら釣りをしている男がふたり。
マナーがなってないが、ちょうどよい型のへらがかかったので見物させてもらった。
野べらが走る、はしる。
なかなか上がらなかった。
奥多摩湖にでると混雑がはじまつた。
ここから青梅の町まで断続的に渋滞である。
帰宅途中にキャンピングカーの店があったので寄り道した。
アメ車の中古は3・400万。
大きくて持て余すほどのサイズ。
国産のトラック・ベースの新車は580万。
いいけど高いな。