月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

334.祭ヘイトの愚か者(月刊「祭御宅」2021.5月3号)

2021-05-09 17:58:43 | 屋台・だんじり・神輿-組織、祭全体、社会との関わり-
●某町の入魂式への非難
コロナ渦中において、某町が入魂式をおこなったことをニュースなどでとりあげられました。このニュース、何人かの祭仲間が送ってくださいました。実ははじめの方に同じ類いのニュースがでていた時に調べたことがあったので、記事にしてみました。
 
管理人の屋台・だんじり運行に関する意見
コロナ渦中でもあるので、当然決行の賛否はあります。管理人は見に行くことはあっても、飲み会をともなう運行を自町ですることには、反対の票をいれてしまいます。でも、やっぱり、どこかで屋台が担がれた、だんじりが動いた、そのニュースを聞くと心配になりつつも、映像などを見るとやっぱり込み上げるものがあります。
屋台・だんじりを動かすことに対する批判というのは当然あってしかるべきです。ですが、許されるのはあくまで批判です。非難=ヘイトスピーチは許されません。
しかし残念なことに、当該記事のコメントを見ると一部では祭ヘイト、居住地による差別を助長する輩がわいて出ていました。日本文化への理解、郷土愛などに恵まれない哀れな輩の実態をみていきたいと思います。
 
●祭ヘイトの他の書き込み
当該ニュースのコメントに約170件から180件ほどのコメントがあった時に、ヘイトに値する書き込みをおこなっている輩は39名いました。
その輩がどのような書き込みをしているのかを数えてみたところ、下のような傾向でした。
 
………ここから………
皇室のイザゴサで小室氏の批判、芸能関係・・・多数
コロナをひたすらおそれている 1名
 
自民党支持 2名(うち1名隣国ヘイト)
維新支持2名(うち1名アンチ自民、1名アンチ民主)
アンチ民主 2名(うち 1名アンチ自民、1名維新支持)
アンチ自民9名(うち1名アンチ維新、うち隣国ヘイト2名、職業差別者1名)
アンチ維新3名(うち1名 アンチ自民・隣国ヘイト、1名隣国ヘイト)
隣国ヘイト11名(うち
 
以下各1名
外国ヘイト
職業差別、
老人への優先的ワクチン接種反対
家族がかかっても病院にかからせるな
………ここまで………
 
意外なのは、左派に属する政党を支持する人がみられなかったことです。
非難ではなく、批判に当たる人を数えると左派系の人がふえるかもしれません。
保守系の政党が必ずしも支持している人が少し多かったのですが、必ずしも圧倒的に多いともいえないようです。
 
顕著なのは、隣国へのヘイトスピーチが多いことです。また、職業差別やお年寄り、隣国意外の在日外国人への差別意識が強いことなどです。結局、祭ヘイトをおこなう輩は、自国文化も外国も嫌いな心の寂しい人間というのが浮き彫りになったようにおもいます。
 
 
●屋台、だんじり運行には今のところ反対。でも、賛成した人を部外者が責めることにはもっと反対。
祭に限らない人の集まる催しの可否は、雰囲気で判断されるべきではありません。あくまで科学的な視点と医療資源の現況と照らし合わせておこなわれなければなりません。感染対策もしかりです。ですが、医療施設などを除いてしまうと、国内でそれができているところを探すのはダイヤモンドを探すくらいの難易度かもしれません。
オリンピックをするためにコロナ禍を過小評価する動きが初期の段階で、政権中枢の方にみられました。この流れは今も続いて、その流れにのってしまったのが、当該の入魂式だったといえます。
 
●秋祭をめぐる最悪のシナリオ
管理人が心配しているのは、オリンピック決行のあとの祭の決行です。感染爆発の責任を祭関係者とそれに理解のある地元密着の議員さんに負わせる可能性は大きいです。
 
祭関係者と話の分かる地元議員さんは、
左派側からすれば、格好の批判材料です。
現政権からすれば、オリンピック決行による感染拡大の責任を免れるためのとかげの尻尾です。
今回の結果は、最悪のシナリオの可能性を警告しているようにも見えてきます。
 
祭ができる条件
①在日外国人ふくむ国民全員、あるいは年配者と悪化する恐れのある持病を持っている者全てにワクチン接種が完了していること。
 
②現時点ではオリンピック終了までに①が難しいので、オリンピックは中止か延期となること
です。
 
最後に某寺院の名言



とある寺院にこんなことが書かれていました。
これは、運動会を祭に変えることもできると思います。
 


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