保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

保津川下り400年の夜明け!開幕イベント!パート1

2006-03-14 16:56:47 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
我々の願いも虚しく無情の雨となった
「保津川下り400年記念・春の開幕イベント」

家を出た瞬間の沈んだ気持ちを奮い起こし、会場となる
遊船駐車場に着いたのが午前6時。

「いや~もう降ってきましたね~」とは
今日のイベント設営一式をお願いした
「オールニューカンパニー」社長の森井さん。
ステージとなる10tトラックと一緒に6時前に到着されてました。

少し雨足が強くなってくる中、イベント会場の設営に入りました。

7時前になると屋台担当の亀岡市料飲組合さん、フリマや手作り市の
方々も続々と到着、各ブースでの設営準備を開始されました。

皆さん、この雨の中でも「頑張りましょう!!」とやる気十分です!!

「やってくれますか!!!」こちらも気合が入ります。

私達は当初の計画より雨避けのテントの数を増設し、
それをステージが見える前方の角度のまでの位置で
全て集めて設営しました。


「見ててくださいよ、今から30分でトラックステージを作りますよ~」
とオールニューの森井社長が笑いながら話掛けてこられました。

目の前に停車している何のヘンテツもない10tトラックのサイドウイング
がゆっくり開き出し、雨を遮るかの様に空目掛けて上がっていきます。

土台となる舞台の方はサイドが水平に寝て、足らない部分約2mの
ステンレス板を接続して足となるポールを設置して出来上がりです!

「こら~凄いわ!!」とその設営時間の早さに思わず感心してしまい、
冷え切っていた体がなんだか少し温かく感じました。

一段と雨足が強くなり、頭からずぶ濡れになりながらも
大勢の遊船スタッフは黙々と設営作業を進め、8時前には
全て準備を整えました。

いよいよ、式典のスタンバイが整いました。

後は、来賓の皆様、観客の皆様のご到着を待つだけです。

しかし、依然、雨は降りや止まず、果たして皆様は来ていただけるか?
一抹の不安が脳裡をよぎりながら、400年の開幕は今始まろうとしています。