昨日、皇太子浩宮様はメキシコで行われている
「第4回世界水フォーラム」で基調講演にたたれ、
「水問題の解決策は、その地方、その河川流域ごとに異なり、
それぞれの地域の歴史の流れと伝統が尊重されなければ、
本当に地域に役立つものとはならないはずです」などと述べられ、
各地域が歴史を生かした水問題の解決策を模索することが
重要だと訴えられたとマスコミ報道で聴きました。
世界規模で「水」問題の解決を考える「第三回世界水フォーラム」
が京都を中心に開催されてから早2年の歳月が経ちました。
依然、世界の「水」問題は根本的な解決策のないまま、
深刻さの度合いを高めています。
京都で「世界水フォーラム」が開催された時、ある機関紙に
「世界の『水』がなくなる?」と題してレポートを投稿した
こともあり、このブログでも2005年6月9日付に
記載したように、今、もっとも関心を持っている問題なのです。
「水」の問題を考える事は、人間の命の源を考える事。
しかし、世界でも比較的「水」に恵まれているこの日本では
「慢性的な水不足」「水質汚濁」「洪水被害」等で、開発途上国を
中心に年間500万~1000万の人々が命を落としている現実に実感が
沸きません。
また、この深刻な現実を知らされても、あまりにも問題が
世界的規模なので「水」問題について、私達はどのように
考え行動を起こしていかねばならないか?それが一番難しい問題でしょう。
そんな時、皇太子殿下の「各地域の歴史と伝統、特性に合った解決を」
というメッセージは一つの方向性を示されたもので大きなヒントにも
なったのではないかと思いました。
私達の仕事場である「保津川」にも明らかに水質汚濁は進んでいます。
一昔前にはよく見かけたメダカや蛍も最近は減少傾向にあり、
河川の生態系破壊は進行中です。
渓谷に流れ着く空き缶、ペットボトル、買い物ビニール袋
なども恐ろしい量です。
下流の嵐山でも夏になると、藻が大量に繁茂し悪臭問題や遊覧船の運航
鵜飼いなどにも支障をきたしています。
世界の「水」を考える事は自分の地元の川を考えることにも
通じるのではないでしょうか?
思いは世界に~行動は足元から。「意識はグローバル~行動はローカル」
保津川(桂川)の持つ歴史や特性は何なのか?
この保津川は1000年以上の昔から筏に始まり舟の水運に
至るまで、川の上を生業にしてきた人間がいる。
その人達の手で「川」は守られ今日に継承されてきた。
今、その川で生きる私達船頭が、今この川の現状や
出来る事の情報を発信し、行動を起こすことで、
地元や流域の人達の意識を高め、ともに解決策を
考えて行く事に繋がるような気がしています。
今はまだ漠然として明確な答えはありませんが、
私達が歴史と伝統を見直し、アピールする
ことが「川の恵み」への感謝に繋がり、
命の源である「水」を考えるきっかけになると思うのです。
私達、川で仕事をする当時者が、川のゴミ掃除し
美化に務めていくことがすべてのスタートとなる
そんな気がしています。
そして今後は、保津川を愛する人達との連携も図りながら、
研究し具体的な考えと行動を起こしていきたい思います。
これはなにもゴミ掃除をするだけが行動ではないと思います。
今の河川水質汚濁の一番の原因といわれる「生活系排水」
は私達の家から流されています。
空き缶やペットボトルもあなた一人がゴミ箱に入れて
くれたら改善されます。
自らの生活を少し変えるだけでも「水」問題を
解決する大きな力になるでしょう。
一人一人の意識と行動が今、求められいる!そんな気がします。
保津川への皆様のご支援とご協力をよろしくお願いします。
「第4回世界水フォーラム」で基調講演にたたれ、
「水問題の解決策は、その地方、その河川流域ごとに異なり、
それぞれの地域の歴史の流れと伝統が尊重されなければ、
本当に地域に役立つものとはならないはずです」などと述べられ、
各地域が歴史を生かした水問題の解決策を模索することが
重要だと訴えられたとマスコミ報道で聴きました。
世界規模で「水」問題の解決を考える「第三回世界水フォーラム」
が京都を中心に開催されてから早2年の歳月が経ちました。
依然、世界の「水」問題は根本的な解決策のないまま、
深刻さの度合いを高めています。
京都で「世界水フォーラム」が開催された時、ある機関紙に
「世界の『水』がなくなる?」と題してレポートを投稿した
こともあり、このブログでも2005年6月9日付に
記載したように、今、もっとも関心を持っている問題なのです。
「水」の問題を考える事は、人間の命の源を考える事。
しかし、世界でも比較的「水」に恵まれているこの日本では
「慢性的な水不足」「水質汚濁」「洪水被害」等で、開発途上国を
中心に年間500万~1000万の人々が命を落としている現実に実感が
沸きません。
また、この深刻な現実を知らされても、あまりにも問題が
世界的規模なので「水」問題について、私達はどのように
考え行動を起こしていかねばならないか?それが一番難しい問題でしょう。
そんな時、皇太子殿下の「各地域の歴史と伝統、特性に合った解決を」
というメッセージは一つの方向性を示されたもので大きなヒントにも
なったのではないかと思いました。
私達の仕事場である「保津川」にも明らかに水質汚濁は進んでいます。
一昔前にはよく見かけたメダカや蛍も最近は減少傾向にあり、
河川の生態系破壊は進行中です。
渓谷に流れ着く空き缶、ペットボトル、買い物ビニール袋
なども恐ろしい量です。
下流の嵐山でも夏になると、藻が大量に繁茂し悪臭問題や遊覧船の運航
鵜飼いなどにも支障をきたしています。
世界の「水」を考える事は自分の地元の川を考えることにも
通じるのではないでしょうか?
思いは世界に~行動は足元から。「意識はグローバル~行動はローカル」
保津川(桂川)の持つ歴史や特性は何なのか?
この保津川は1000年以上の昔から筏に始まり舟の水運に
至るまで、川の上を生業にしてきた人間がいる。
その人達の手で「川」は守られ今日に継承されてきた。
今、その川で生きる私達船頭が、今この川の現状や
出来る事の情報を発信し、行動を起こすことで、
地元や流域の人達の意識を高め、ともに解決策を
考えて行く事に繋がるような気がしています。
今はまだ漠然として明確な答えはありませんが、
私達が歴史と伝統を見直し、アピールする
ことが「川の恵み」への感謝に繋がり、
命の源である「水」を考えるきっかけになると思うのです。
私達、川で仕事をする当時者が、川のゴミ掃除し
美化に務めていくことがすべてのスタートとなる
そんな気がしています。
そして今後は、保津川を愛する人達との連携も図りながら、
研究し具体的な考えと行動を起こしていきたい思います。
これはなにもゴミ掃除をするだけが行動ではないと思います。
今の河川水質汚濁の一番の原因といわれる「生活系排水」
は私達の家から流されています。
空き缶やペットボトルもあなた一人がゴミ箱に入れて
くれたら改善されます。
自らの生活を少し変えるだけでも「水」問題を
解決する大きな力になるでしょう。
一人一人の意識と行動が今、求められいる!そんな気がします。
保津川への皆様のご支援とご協力をよろしくお願いします。