保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

NHK「プロフェッショナル」に「森の救世主」が出演。

2009-02-02 13:43:46 | 船頭
明日放送される「NHKプロフェショッナル仕事の流儀」
に日吉町森林組合の湯浅勲さんが紹介されます。

湯浅さんは京都市の北西に位置する京都府南丹市日吉町という
桂川(保津川上流)が流れる人口6千人の小さな町で
地元森林組合の理事をされている方で、かって荒れ放題で
あった広大な人工林の再生に成功したのを皮切りに、
崩壊が進む全国の森林再生にいのちを賭ける
「森の救世主」です。

今、森林崩壊が進み深刻な事態にある日本の林業。

不可能に近いと林業関係者があきらめていた「森林の再生」を
約7割という大規模なかたちで成功させた湯浅さんの手法は、
同じ悩みを抱える全国の森林関係者に大きな希望を与えました。

今、湯浅さんの下には 全国の森林関係者がその成功の秘訣や
手法を学ぼうと連日、視察に訪れると聞きます。

番組ではサラリーマンを退職し、20年前に生まれ故郷の
日吉町に帰り森林組合に就職してからの地元森林再生への
苦悩と闘い、また熱い思いと関わりを通して気づいたこと
などを描きながら、全国の森林再生に奮闘する湯浅さんの
姿を追うとのことです。

湯浅さんとは3年前、地元京都新聞が企画した座談会
「桂川とともに」でご一緒した縁で知遇を得、その後
「日吉ダム・天若湖アートプロジェクト2007」で
企画した「桂川いかだ復元イベント」の際には筏に
使用するスギ丸太を提供して下さいました。

その座談会には、私も関係する「NPOプロジェクト保津川」の
代表・坂本信夫京都学園大教授や桂川に生息する
希少淡水魚「アユモドキ」の保全に活躍する
「NPO亀岡人と自然のネットワーク」の増田浩氏
も出席され「桂川の豊かな自然を地域の未来へ」
生かす取り組み方について話し合いました。

この時、話し合われた流れが今、大きな渦となり、
桂川や流域の山々を中心に地元丹波地域のまちつくり
に影響をあたえる活動に発展したことは
誠に喜ばしい限りです。

是非、明日の「プロフェショナル~仕事の流儀~」
ご覧下さい。

☆「プロフェショナル~仕事の流儀~」
「森に生き、森に教わる」森林再生 湯浅勲。
放送日時:NHK総合 3日(火)22:00~22:45