桜の見ごろがピークを迎える4月の第二日曜日。
初夏を思わすような暖かい日差しが照る中、NPO法人「プロジェクト保津川」
の「4月定例清掃会」が開催されました。
今月は我々プロ保津の会員様だけでなく、同じ亀岡で保津川に生息している
淡水魚の調査・保護活動をされているNPO「亀岡 人と自然のネットワーク」
の皆様と共同で保津川の支流に一つ「曽我谷川」の「清掃」を行いました。
清掃に先立ち、保津川の淡水魚研究のエキスパートである岩田明久京都大学准教授
から「保津川に生息する生き物」についての詳しい解説が行なわれました。
岡山県の吉井川水系と保津川水系にしか希少生物「アユモドキ」が生息していないことや淡水魚が棲みやすい川の自然状態についてなどをわかりやすく解説して下さいました。
清掃をする前にこの様なお話を聴かせて頂くと俄然やる気が湧いてきます。
私達ひとりひとりの地道な清掃活動が、川に生きる貴重な生物の生息環境を
守ることに直結し貢献しているとわかることは、活動の原動力となり、
なによりの動機付けにもなります。
MPO活動やボランティア活動のとって「活動の意義」を明確に意識できる
ことはとても大事なことで、侮り難い要素だと思います。
「保津川に棲む約50種類もの魚」を守る為、参加者たちは
ごみ袋とトング(火バサミ)を手に持ち、川周辺の清掃を開始します。
どの人の顔にも「私達の手で川の生き物を守るんだ!」という‘誇りで
満ち溢れている感じがしました。
中には下半身まで川の中に浸かり、川底に沈んでいるゴミを引き釣り出している方も数名おられました。
また、中洲に埋められてある投棄ゴミを掘り起こし回収する猛者も!
皆、汗ばむ陽気の中、約1時間の精力的な清掃活動が行なわれました。
今回もペットボトルや空き缶という「ポイ捨てゴミ」にはじまり、農業用の各種ゴミや建築用廃材にダンプサイズの廃タイヤに
バッテリーなど車系ゴミ、電化製品などといった確信的な不法投棄ゴミも相変わらず多く回収されました。
その数、なんと市指定ゴミ袋72個分。軽トラック満載2台分のゴミが回収されたのです。
支流のこのようなゴミは清掃されることなく放置されると、洪水時の河川増水で
本流の保津川に全て流れて来ることになります。
河川のゴミ問題はやはり単発的な清掃活動では解決できない難しさがあります。
支流域の方々との連携、各種団体との協同が不可欠です。
どうか皆様、今、自分が住んでいる近くの‘川のこと’に関心を持ってみて下さい。そして川に目をやり、耳を澄ましてみて下さい。
きっと、そこに生きる生物たちの「お礼と喜んでいる」姿や声が聞えてくるはずです。
よろしくお願い致します。
初夏を思わすような暖かい日差しが照る中、NPO法人「プロジェクト保津川」
の「4月定例清掃会」が開催されました。
今月は我々プロ保津の会員様だけでなく、同じ亀岡で保津川に生息している
淡水魚の調査・保護活動をされているNPO「亀岡 人と自然のネットワーク」
の皆様と共同で保津川の支流に一つ「曽我谷川」の「清掃」を行いました。
清掃に先立ち、保津川の淡水魚研究のエキスパートである岩田明久京都大学准教授
から「保津川に生息する生き物」についての詳しい解説が行なわれました。
岡山県の吉井川水系と保津川水系にしか希少生物「アユモドキ」が生息していないことや淡水魚が棲みやすい川の自然状態についてなどをわかりやすく解説して下さいました。
清掃をする前にこの様なお話を聴かせて頂くと俄然やる気が湧いてきます。
私達ひとりひとりの地道な清掃活動が、川に生きる貴重な生物の生息環境を
守ることに直結し貢献しているとわかることは、活動の原動力となり、
なによりの動機付けにもなります。
MPO活動やボランティア活動のとって「活動の意義」を明確に意識できる
ことはとても大事なことで、侮り難い要素だと思います。
「保津川に棲む約50種類もの魚」を守る為、参加者たちは
ごみ袋とトング(火バサミ)を手に持ち、川周辺の清掃を開始します。
どの人の顔にも「私達の手で川の生き物を守るんだ!」という‘誇りで
満ち溢れている感じがしました。
中には下半身まで川の中に浸かり、川底に沈んでいるゴミを引き釣り出している方も数名おられました。
また、中洲に埋められてある投棄ゴミを掘り起こし回収する猛者も!
皆、汗ばむ陽気の中、約1時間の精力的な清掃活動が行なわれました。
今回もペットボトルや空き缶という「ポイ捨てゴミ」にはじまり、農業用の各種ゴミや建築用廃材にダンプサイズの廃タイヤに
バッテリーなど車系ゴミ、電化製品などといった確信的な不法投棄ゴミも相変わらず多く回収されました。
その数、なんと市指定ゴミ袋72個分。軽トラック満載2台分のゴミが回収されたのです。
支流のこのようなゴミは清掃されることなく放置されると、洪水時の河川増水で
本流の保津川に全て流れて来ることになります。
河川のゴミ問題はやはり単発的な清掃活動では解決できない難しさがあります。
支流域の方々との連携、各種団体との協同が不可欠です。
どうか皆様、今、自分が住んでいる近くの‘川のこと’に関心を持ってみて下さい。そして川に目をやり、耳を澄ましてみて下さい。
きっと、そこに生きる生物たちの「お礼と喜んでいる」姿や声が聞えてくるはずです。
よろしくお願い致します。