先日から初夏を思わす様な暖かい陽気が続いて保津川ですが、
今日は一転!春の嵐です。
舟に容赦なく吹き付ける強い向かい風と細かい雨。
乗られたお客さんもしばらくは顔を覆うビニールから手が
離せない状態に・・・
残り僅かだった山桜もこの風に完全に散り、山は緑に覆われてきました。
しかし、そんな美しい新緑をのんびり見ている余裕すらない
荒れ模様の天候。
人力で進める手漕ぎ舟の宿命ですが、我々船頭も雨風に負けずに
舟を前に進める為、普段より力を込めて懸命に仕事に当たります。
その分、トークに割く時間も少なくなり、お客様には十分にご満足頂ける
おもてなしが出来たか心配になりますが、やはり安全な運航が第一。
操船に集中することが何事にも優先すること・・・これも保津川流。
でもそんな最悪と思われた天候状態なの中でも自然は偉大です。
しっかり、雨の日独特の自然美というもの演出してくれるのです。
雨で出来た靄で煙る山々の景色が見事です!
特に嵐山の風景は絶品の一言。
山々の間から沸き上がり、また温泉の湯煙のように水面をぼやかす霞。
その薄霧が掛かったような空間の中に、しっとり雨にぬれた若葉が
浮かびあがります。
若葉の緑はより蛍光色に光り、輪郭がくっきりと見てとれます。
「わぁ~きれい~」
今まで濡れないようにとしっかり持っていたビニールから手を
離し、今、目の前に広がる‘幻想空間’に見惚れるお客さんたち。
雨の日がつくりだす、山々の自然美に雨のことも風のことも
忘れて、すっかり魅了されたようです。
「雨中嵐山」・・・さすがに、かの中国の名相・周恩来首相も
感動して歌を詠んでいかれたほどの風景です。
しかし、自然は本当に偉大です。
晴れ渡る日も、曇りの日も、そして雨の日までも、
それぞれ独特の自然美というものをあらわし
観る人の心を魅了することができる。
そして、なにより、そのことを感じられる仕事に就いている
自分を幸せに思わずにはいられない瞬間でもあるのです。
今日は一転!春の嵐です。
舟に容赦なく吹き付ける強い向かい風と細かい雨。
乗られたお客さんもしばらくは顔を覆うビニールから手が
離せない状態に・・・
残り僅かだった山桜もこの風に完全に散り、山は緑に覆われてきました。
しかし、そんな美しい新緑をのんびり見ている余裕すらない
荒れ模様の天候。
人力で進める手漕ぎ舟の宿命ですが、我々船頭も雨風に負けずに
舟を前に進める為、普段より力を込めて懸命に仕事に当たります。
その分、トークに割く時間も少なくなり、お客様には十分にご満足頂ける
おもてなしが出来たか心配になりますが、やはり安全な運航が第一。
操船に集中することが何事にも優先すること・・・これも保津川流。
でもそんな最悪と思われた天候状態なの中でも自然は偉大です。
しっかり、雨の日独特の自然美というもの演出してくれるのです。
雨で出来た靄で煙る山々の景色が見事です!
特に嵐山の風景は絶品の一言。
山々の間から沸き上がり、また温泉の湯煙のように水面をぼやかす霞。
その薄霧が掛かったような空間の中に、しっとり雨にぬれた若葉が
浮かびあがります。
若葉の緑はより蛍光色に光り、輪郭がくっきりと見てとれます。
「わぁ~きれい~」
今まで濡れないようにとしっかり持っていたビニールから手を
離し、今、目の前に広がる‘幻想空間’に見惚れるお客さんたち。
雨の日がつくりだす、山々の自然美に雨のことも風のことも
忘れて、すっかり魅了されたようです。
「雨中嵐山」・・・さすがに、かの中国の名相・周恩来首相も
感動して歌を詠んでいかれたほどの風景です。
しかし、自然は本当に偉大です。
晴れ渡る日も、曇りの日も、そして雨の日までも、
それぞれ独特の自然美というものをあらわし
観る人の心を魅了することができる。
そして、なにより、そのことを感じられる仕事に就いている
自分を幸せに思わずにはいられない瞬間でもあるのです。