保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

寒い秋にもマケズに、魅力的な船頭さんを目指して。

2010-10-26 22:57:55 | 船頭
今日は冬型の気圧配置に覆われ日本全国が急な寒さに震えた一日でした。

保津川の水面も冷たい木枯らしが吹き、寒い川下りとなりました。

私は、3日ぶりに船頭仕事への復帰です。

先週の土曜日は4年目となる「保津川筏復活プロジェクト」のため、
丸太組みと実際に川を下る筏流しの手伝いに参加してたし、
翌日の日曜日は京都府宮津市で開催された「平成22年度・府PTA研究大会」
に出席していました。

そして昨日はこのブログでも紹介していましたが息子が通う
東輝中学校で開かれた「THE SOULMATICS」による芸術鑑賞会
だったので、3日間、全く舟の仕事には従事できなかったのです。

やっと、行事にもひと段落つき、さあ、今日から船頭仕事に集中するぞ~
と思った矢先のこの寒さです。さすがに体に応えましたました。

我々、船頭でも寒さを感じるほどの気候です。乗船下さるお客さんも大変です。

寒さを感じさせないように、舟が下る間、楽しい話術でお客さんを楽しませるのも船頭の大切な仕事です。

こんな日は、嵐山までの一時間四十分間を、長く感じさせてはいけません。
仕込んだネタやお客さんとのやり取りの中で、ボケとツッコミもしっかり入れながら
笑い声が渓谷に響く、そんな川下りを提供して参りました。

保津川下りの魅力は、400年の歴史と渓谷美や爽快感といった自然、それに船頭の魅力ではないでしょうか?

「魅力的な船頭さんだったよ。」と乗って下った方に言ってもらえるような
船頭を目指して、寒風にマケズ、がんばっていきます!