国際間の文化の違いを相互理解することは本当に難しい。
ある観光地の会社でのお話。
そこのカフェ・コーナーである初老の男性がオレンジジュースを注文された。
飲んでいる最中に不注意で、ジュースをテーブルの上にひっくり返してしまいました。
それを見ていたカフェの女性店員は中国人の方。
日本人との結婚して日本に来たそうです。
その現場をみてその女性店員は「ちゃんと自分で拭いておいてくださいね!」と一言。
日本人の店員がびっくりして飛んできた。
「あっ、大丈夫ですよ。拭きますの気になされないで」と必死のフォロー。
拭き終えて帰ってきた日本人店員に「なんで、そこまでするの?」と一喝。続けて
「中国では、自分のした失敗は自分で責任を持って後始末まで処理すべき!」
「私は自分の子供たちにもその様に躾けている。子供でもできることが、
なんで大の大人にできないのか?そんなこともできないの、日本人は!」と
室内に響き渡る声でボルテージを上げたのです。
もちろんその声はジュースをこぼした男性にも聞こえています。
男性は「すいません」と詫びた後、申し訳なさそうにソソクサと退室されました。
「中国ではそうかもしれないけど、ここは日本。しかも‘おもてなし’の心を大切にする
職場なので従ってほしい」と上司が指導すると
「そんな方針は間違っています。私は従いません!」と強硬だ。
また仕事の時間も「9時30分からなら、その時間から始めるべき!
10分も前に出社するのがいいことなの?」と早く出社している人に疑問を呈す。
しかし、ここで勘違いしてもらっていけません。
彼女は仕事自体に対しては真面目で、ソツなくこなす人です。
なんでも本音で話すところはあるが、けして悪い人ではありません。
ただ「おかしいと思ったことは、おかしい」と言うべきだと主張されているのです。
日本の風習にも溶け込もうと努力もされています。
しかし、過剰ともいえる日本のサービスにはビジネスの範囲外であり
「それは仕事ではない!」という意識で、お金を払う人だからと
そんなに気を遣う必要があるのか?という中国人と日本人の意識の違いなのです。
さて、みなさんの会社にこの様な人が働かれていたら、どうなされますか?
文化の違いをが雇用問題に発展する可能性は、今後の日本では
十分に考えておかないといけませんよ。
国会に提案されている新たな「人権擁護保護法案」の整備により
文化の違いを解雇や不採用条件にすると「人種差別だ!」という声に
正当性がある時代になり、罰せられる可能性すらあります。
現場のほんの些細な異文化相互理解の難しさが、これからのグローバル化
に突入する日本社会の難しさを予感させる出来事です。
おもてなしの心という日本人が無条件で「矜持」と信じていたことが
国が違えば「過剰な行為」とみられるゆがんだサービス精神にみられる社会。
さて、あなたは受け止めますか?それとも・・・・
ちなみにその会社は寛大で「文化の違い」だとの理解もと、
特にお咎めはないということです。
※上記の写真は、当記事と直接的な関係はありません。
ある観光地の会社でのお話。
そこのカフェ・コーナーである初老の男性がオレンジジュースを注文された。
飲んでいる最中に不注意で、ジュースをテーブルの上にひっくり返してしまいました。
それを見ていたカフェの女性店員は中国人の方。
日本人との結婚して日本に来たそうです。
その現場をみてその女性店員は「ちゃんと自分で拭いておいてくださいね!」と一言。
日本人の店員がびっくりして飛んできた。
「あっ、大丈夫ですよ。拭きますの気になされないで」と必死のフォロー。
拭き終えて帰ってきた日本人店員に「なんで、そこまでするの?」と一喝。続けて
「中国では、自分のした失敗は自分で責任を持って後始末まで処理すべき!」
「私は自分の子供たちにもその様に躾けている。子供でもできることが、
なんで大の大人にできないのか?そんなこともできないの、日本人は!」と
室内に響き渡る声でボルテージを上げたのです。
もちろんその声はジュースをこぼした男性にも聞こえています。
男性は「すいません」と詫びた後、申し訳なさそうにソソクサと退室されました。
「中国ではそうかもしれないけど、ここは日本。しかも‘おもてなし’の心を大切にする
職場なので従ってほしい」と上司が指導すると
「そんな方針は間違っています。私は従いません!」と強硬だ。
また仕事の時間も「9時30分からなら、その時間から始めるべき!
10分も前に出社するのがいいことなの?」と早く出社している人に疑問を呈す。
しかし、ここで勘違いしてもらっていけません。
彼女は仕事自体に対しては真面目で、ソツなくこなす人です。
なんでも本音で話すところはあるが、けして悪い人ではありません。
ただ「おかしいと思ったことは、おかしい」と言うべきだと主張されているのです。
日本の風習にも溶け込もうと努力もされています。
しかし、過剰ともいえる日本のサービスにはビジネスの範囲外であり
「それは仕事ではない!」という意識で、お金を払う人だからと
そんなに気を遣う必要があるのか?という中国人と日本人の意識の違いなのです。
さて、みなさんの会社にこの様な人が働かれていたら、どうなされますか?
文化の違いをが雇用問題に発展する可能性は、今後の日本では
十分に考えておかないといけませんよ。
国会に提案されている新たな「人権擁護保護法案」の整備により
文化の違いを解雇や不採用条件にすると「人種差別だ!」という声に
正当性がある時代になり、罰せられる可能性すらあります。
現場のほんの些細な異文化相互理解の難しさが、これからのグローバル化
に突入する日本社会の難しさを予感させる出来事です。
おもてなしの心という日本人が無条件で「矜持」と信じていたことが
国が違えば「過剰な行為」とみられるゆがんだサービス精神にみられる社会。
さて、あなたは受け止めますか?それとも・・・・
ちなみにその会社は寛大で「文化の違い」だとの理解もと、
特にお咎めはないということです。
※上記の写真は、当記事と直接的な関係はありません。