昨夜の冷え込みにより、今朝は保津峡に朝霧が広がりました。
川も、まちも、覆い尽くす保津川の朝霧。
保津川下りの舟は、この幻想的な霧の空間を流れていきます。
舟はまるで雲の上を浮かんでいる感覚にみまわれる異次元世界
写真は渓谷への入口。
一寸先も見えない渓谷に吸い込まれていく‘浮舟’はまるで‘桃源郷’へ向かっていくかのようです。。
保津川の濃い朝霧は、盆地である亀岡の地形に深い関係があり、
深夜に盆地の底の温度が放射冷却により一気に下がり、
地表温度が保津川の水温よりも低くなる事で起こる蒸発現象です。
蒸発した水蒸気が低温の大気に冷やされ水滴に変わり
深い霧が発生するというシステムといわれています。
舟に乗る人を異次元の世界へ誘う保津峡の朝霧は、
晴天日になる朝8時~10時までの船にお乗りいただくと
保津峡谷に秋だけ現れる幻想風景をご覧いただけます。
霧が晴れるまではかなり寒く感じられるものの、大自然が演出する
幽玄な風景と大いなる働きの素晴らしさは一見の価値あり!
‘紅葉と幻想霧の競演’で演出する渓谷美を堪能できるのも
秋の保津川下りの魅力の一つだと思います。
是非、一度、体験してみてはいかがでしょうか?